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橋本 耕二 院長の独自取材記事

はしもと内科

(奈良市/近鉄奈良駅)

最終更新日:2024/10/11

橋本耕二院長 はしもと内科 main

近鉄奈良駅より徒歩1分。1番出口付近のビルの2階にある「はしもと内科」は、橋本耕二院長を中心に、患者に寄り添った診療を丁寧に行うクリニック。消化器内科の医師として研鑽を積んだ橋本院長は、食道がん、胃がんの検診や治療に多く携わると同時に、肝臓、胆嚢、膵臓の疾患の治療にも従事。さらには糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病、甲状腺疾患の治療にも取り組んできたそうだ。現在は風邪などの体調不良から予防接種、検診などあらゆる相談に耳を傾ける。「お一人お一人に家族のような愛情を持って診察をすること。これだけは絶対に変わることはありません」そう語る橋本院長のまなざしには、幼少期から奈良で過ごしてきたからこその地域への愛があふれていた。

(取材日2024年9月26日)

思い出深い奈良の地で、地域に密着した治療を

まずは開業のきっかけから聞かせてください。

橋本耕二院長 はしもと内科1

開業前は消化器内科を専門に、大学病院や大阪府内、奈良県内の病院に勤務していました。たくさんの患者さんを担当させていただき、嵐のような日々を送る中、「将来開業するかどうかは医師になって10年目の2010年に決めよう」とぼんやりと考えていました。開業は自分の人生の方針を決めることでもありますから、簡単な決断ではありません。そこで、2010年以降は先輩や開業コンサルタントに話を聞いたり、開業セミナーに出席したり、本を読んだりして勉強して、徐々に自分の中でクリニックのイメージを固めました。経営の経験もありませんし不安もありましたが、家族や周りの人の支えもあって「今後の人生をかけてより地域に密着した診療をしていこう」と開業を決心しました。

奈良市は先生にとってゆかりのある場所なのですか?

小学2年生の時に大阪茨木市から奈良市に引っ越して大学生まで生活していたので、私にとって奈良は慣れ親しんだ場所なんです。ですから開業するなら「奈良市がいいな」と漠然と思っていました。ただなかなか「ここだ」と思える場所に出会うことができず、開業を決意したものの場所を決めるまでに2年以上かかったんです。正直「もう開業は無理なのかもしれない」と諦めかけたこともありましたが、そんな時に紹介していただいたのがこの場所です。近鉄奈良駅というと、子どもの頃は映画観賞、写生大会、春日若宮おん祭り、大きくなってからは買い物やわが子の七五三など、私にとって数えきれないくらい思い出がある場所です。内覧して「もうここしかない」と一目ぼれして決めました。

クリニックの特徴について聞かせてください。

橋本耕二院長 はしもと内科2

当院は消化器疾患を中心に、内科を全般的に診るクリニックです。風邪や嘔吐、下痢などの日常的な体調不良、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病の管理はもちろん、消化器内科での経験を生かして胸焼けや胸のつかえなどの消化器症状に専門的に対応します。また、内視鏡検査を実施しているのも当院の特徴です。先進の経鼻内視鏡を導入していますので、お気軽にご相談ください。内視鏡検査は「できれば受けたくない」検査だと思うのですが、逆流性食道炎、ポリープや潰瘍、がん、前がん病変など胃内視鏡検査でわかる病た気はたくさんあります。長引く症状がある場合や、50歳以上の方、親族に胃の病気やピロリ菌感染を指摘された方がいる場合には相談いただければと思います。

日々の体調不良から経鼻内視鏡検査まで幅広く提供

内視鏡検査はどうしても苦しいイメージがあります。

橋本耕二院長 はしもと内科3

体の中にカメラを挿入する検査ですから、苦しいイメージも仕方がないかなと思います。特にカメラが喉を通る時に起きる嘔吐反射は、わかっていても嫌なものですよね。「胃の検査ならバリウムでもいいじゃないか」と思われる方も多いと思いますが、親族にピロリ菌感染を指摘された方がいる場合などは胃内視鏡検査をお勧めしています。現在の内視鏡はストロー程度の太さですし、鼻から挿入することで嘔吐反射も抑えることが望めます。「楽だった」「これならまた受けたい」と感じていただけるような検査をめざしています。また、私は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医です。これまでに数多くの検査と処置を行ってきましたので、不安を軽減するようなお話もできると思います。もちろん、どうしても抵抗がある場合には鎮静剤を用いた検査ができる医療機関も紹介できますので、ご相談ください。

どのような患者さんが多いのでしょうか?

高齢の方は生活習慣病の管理、相談が多いですね。高血圧症や糖尿病、脂質異常症に悩む方は非常に多いですから、奈良市の健康拠点である奈良市総合医療検査センターメディカルならと連携しながら治療にあたっています。また、大学が近くにありますので若い方の体調不良の相談も多いですね。発熱など明確な症状がある場合もありますが、「どの診療科を受診したらいいのかわからない」といった相談もあります。仕事の合間に検診を受けたいといらしてくださる方にも対応していますし、緩和医療を希望されることもあります。年齢、症状問わずなんでもご相談いただけるのが当院のいいところだと思いますので、気軽にご来院ください。

診療において、先生が大切にしていることはありますか?

橋本耕二院長 はしもと内科4

「患者さんが自分の家族なら、どのような治療方針を立てるか?」という問いかけを常に自分にしています。これは私が研修医だった際に指導を担当してくださった先生に投げかけられた言葉なのですが、祖父が闘病する姿を見て医師を志した私には、今もなお大きな礎になっています。患者さんには年齢、性別、社会的な立場、持病、家族関係などさまざまな背景があり、何よりもお一人お一人には大きな大きな思いがあります。その思いを大切にすることも大切な医療。これまでも、教科書どおりの治療だけが正しいわけではないなと何度も実感してきましたし、その度に患者さんと向き合うことの大切さを感じてきました。だからこそ患者さんに出会うたびにこの言葉を思い出して、新たな気持ちでまた診療に向かっています。

医療を通じて、より良い人生をサポートしたい

患者さんの思いを大切にするために、心がけていることはありますか?

橋本耕二院長 はしもと内科5

まずわかりやすい言葉で説明し、一緒に治療に臨むことですね。生活習慣病の治療をしていても、すぐには結果が出ないことも多いものです。食生活や運動習慣など、これまで身につけてきた生活習慣の改善って本当に難しいんですよ。だけど、真面目に治療に取り組もうとしている患者さんほど「うまくできなかった」と落ち込んでしまいます。そんな時はまず、できたことを見つけることからスタートします。そして、できたことを一緒に喜んで、次にできそうなことを探す。これを繰り返すことで少しずつ変わっていくことができるのではないでしょうか。お孫さんのお祝い、年末年始の行事など、ちょっとしたご褒美タイムがあってもいい。医療は人生を楽しむためのものですからね。

スタッフの皆さんとの連携も大切にされているそうですね。

当たり前のことですが、医療は医師一人では成り立ちません。「本当は痛いんだ」「本当はこんなことしたくないんだ」といった患者さんの何げない一言を大切に集めてくれること、治療や検査の最中に背中をさすったり手をとったりしてくれること、診断が下りてつらい気持ちの患者さんにそっと寄り添ってくれること、そんな温かな心遣いをしてくれるスタッフが集まってくれました。もちろん受付やカルテの準備、書類の記入なども含めて、診察の前後の時間も含めて毎日どれほどフォローしてもらっているかわかりません。役割はそれぞれ違いますが、スタッフはみんな、当院の医療に欠かせない大切なチームの一員。「医療を通じて、少しでも患者さんがより良い生活を送ることを手助けする」という目標に向かって、一緒に頑張ってくれるスタッフに恵まれて幸せです。

最後に、メッセージをお願いします。

橋本耕二院長 はしもと内科6

自分にとって大切な奈良の街で、皆さんの健康に携わる仕事ができることをうれしく思っています。これまで積んできた経験を生かし、地域の皆さんが自分らしく人生を全うするためのお手伝いができればと思っています。日々の体調不良はもちろん、生活習慣病のご相談、検診や経鼻内視鏡検査、緩和医療など、お体に関することはなんでも相談いただければと思います。医療機関を受診するとなると不安も感じるかと思いますが、どうぞその不安もわれわれに聞かせてください。病気によって感じるつらさや不安を少しでも取り除けるよう精一杯考え、スタッフ一同でサポートすることをお約束いたします。どんなことでも気軽にご相談ください。お待ちしています。

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