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糸数 直也 院長、松山 莉菜 先生の独自取材記事

なごみ歯科

(名古屋市西区/庄内通駅)

最終更新日:2021/10/12

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科 main

買い物客の行きかう商業施設の一角にある「なごみ歯科」は、名前の通り「訪れた人が緊張せず和めるように」という思いが表われている、優しく落ち着いた雰囲気のクリニックだ。「口腔内のトータル治療」をモットーに患者と向き合う糸数直也院長。常に高いクオリティーの治療をめざし研鑽を積む糸数院長のもとには、日々多くの患者が足を運ぶ。今回は糸数院長と、同じく歯科医師として診療に携わる松山莉菜先生に、診療に対する思いや、地域の歯科クリニックとしての目標について話を聞いた。

(取材日2016年11月11日)

自身のめざす歯科治療の実現のため開業を決意

先生方が歯科医師を志したきっかけを教えてください。

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科1

【糸数院長】僕は奈良県の出身で、実家も歯科医院を開業しており、自然といずれは実家の後を継ぎたいと考えるようになったんです。愛知学院大学進学を機にこちらへ移り、卒業後も県内のクリニックで勤務医として経験を積みました。開業前に一度実家に戻ったのですが、その頃には「自分ならこうしたい」という、歯科診療に対する思いが強くなってしまっていて……。自分のめざす歯科診療を実現するべく、開業を決意しました。
【松山先生】私も、実家が歯科医院で大学進学を機に東海地方へ移ったんです。大学卒業後に愛知県内で勤務医として経験を積んだ後、一度実家に戻ったところまで同じで。私も、現場でより経験を積みたいという思いから、愛知県に戻ることを考え、その時知人にこちらをご紹介いただき、歯科医師として働くことになりました。

クリニック開業にこの場所を選んだ理由は何ですか?

【糸数院長】自分が歯科医師として経験を積んだ場所として、愛知県内で良い場所を探していたんです。基準としたのは「歯科医院が多いところ」。クリニックが多いということはそれだけ治療を求めている患者さんが多いということですし、それだけ求められる要望も多いということだと思うんです。当院は一般的な治療をはじめ予防歯科や歯周病治療、インプラント治療など包括的な歯科治療に取り組んでいますが、これは患者さんの幅広い要望にもきちんと応え、求められることに対して高いクオリティーを実現することが、めざす歯科治療と考えているから。そのため、あえてクリニックの多いこの地域を選びました。

高いクオリティーともなると技術の研鑽も重要ですよね。

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科2

【松山先生】私はこちらで働くようになってまだ1年足らずで、まだまだ勉強不足ですが、糸数院長は私が力不足なときも、「はい、次やろうね」と、どんどん次へと進めてくださるんです。今は力不足でも立ち止まらず、次にどう生かせるかを常に考えられるということは、歯科医師にとって大きな成長の糧になっていると感じています。この1年間とても成長することができました。
【糸数院長】僕自身もスパルタで育てられたんです(笑)。もちろん、練習を重ねることも大切ですが、もし誰かが力不足な時、僕にはそれをフォローする責任もあると思うんです。やはり技術を上達させるには経験を積むことが最も近道。経験を早く自分の力にしてもらうためにも、このスタンスを守っています。

患者の不安をくみ取り、求められる治療を達成する

日々どんな患者さんがいらっしゃるのでしょうか?

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科3

【糸数院長】午後8時まで診療を行っていることもあり、日中クリニックに来られない、仕事帰りの方が多いですね。あとは買い物に合わせて親子で来院する方も多いと思います。上は50~60代くらいまで、下は歯の生え始めたくらいのお子さんからといったところでしょうか。悩みも年齢によってさまざまですが、どの年代であっても、すごく状態の悪い方はあまり多くないんです。皆さん口腔内ケアへの意識が高い方が多いように感じています。相談でもメンテナンスの頻度について聞いてくる方や、「歯の掃除をしてください」とご自分から言って来られる患者さんもいらっしゃいます。そんな姿勢もあり、治療に対してもシビアな目を持っている方も多いですね。

患者さんと接する際、心がけていることは何ですか?

【松山先生】これは糸数院長の教えなのですが、必ず診療の最後に「何か気になることはありませんか?」と声をかけるようにしています。最後に声をかけると「実は……」とお話しし始める方は多いですし、疑問点だけでなく、患者さんの希望をくみ取るきっかけにもなりますので、次回の診療にも生かせていると感じています。
【糸数院長】「相手の気持ちに立ち考えること」は欠かせません。治療は、その内容を理解して継続して最後まで通ってもらうことがあるべき姿。それを達成するためには、やはり説明がきちんとできないといけませんし、些細な疑問や不安を取りこぼさず、それらを解決できる存在として信頼してもらえるよう心がけています。そんな思いもあり、当院ではどんな悩みであっても初診は必ずカウンセリングルームでお話を伺っています。

カウンセリングルームの他にも、キッズスペースなど充実していますね。

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科4

【糸数院長】もともとキッズスペースは待合室のみでしたが、診察台を置くスペースの1つを簡易的にキッズスペースにしてみたところ、好評でして。院内はプライバシーを守りつつ、誰にとっても過ごしやすい環境づくりにもこだわりました。診察室は半個室と完全個室を用意しております。また要望の多いマウスピース型装置を用いた矯正により力を入れるため、近日中に頭部X線規格写真(セファログラム) を導入予定です。マウスピース型装置による矯正は、10代後半から社会人の患者さんから見た目も気にしなくていいという点で要望が多いですね。

患者の最大のデメリットはクリニックへ通わないこと

同院の診療に対するポリシーとは何でしょうか?

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科5

【糸数院長】治療後も継続してメンテナンスに来ていただくために、「通い続ける大切さ」を伝えることが重要だと感じています。とはいえ、その大切さを知っていても、面倒になってしまう人もいます。これは歯科医師にとって永遠のテーマですね。患者さんには実例を交えつつ、治療やケアを継続しなければどうなるかを丁寧に説明しています。もちろん無理強いしてはいけませんが、患者さんには「クリニックに通わないことは、患者さんにとって最大のデメリット」とお伝えしています。通わなくなればケアも行き届かなくなり、病気の発見も遅れてしまいますので。同時に、これを伝える僕ら自身も言葉に責任を持って患者さんと接していかなければいけないと感じています。

患者さんとの思い出深いエピソードなどありますでしょうか?

【松山先生】治療中のお子さんに付き添われていたお母さんから「私も先生に診てもらいたいからここに通いたいんです」と言って下さいました。以前の勤務先の医院の方針で1人で患者さんを担当したことがなく、一貫して治療に携わるのは初めてだったんです。最初は不安もありましたが、周りのサポートもあり無事治療をやり遂げることができました。またこれをきっかけに担当を持つことも増えてきて。歯科医師としての自信を持つ大きなきっかけとなりました。
【糸数院長】僕は年配の男性患者さんのことを思い出しますね。「忙しくてなかなか歯医者にかかれなかった」とおっしゃられていた患者さんです。噛み合わせが崩れ、歯周病もかなり進行しておられました。僕を信じて、たくさんの苦難を乗り越え根気よく通ってくださいました。1年半かかりましたね。最後に患者さんから「一緒に写真を撮ろう」と言って頂きました。その言葉は何よりうれしかったです。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

糸数直也院長、松山莉菜先生 なごみ歯科6

【糸数院長】今後も口腔内のトータル治療に取り組み続けていきたいです。今後は矯正治療に力を入れることで、口腔内の健康の弊害にもなる歯並びの改善にもより貢献できると思います。インプラント治療は補綴物の中でも健康な歯への影響も少なく、予防歯科の一環にインプラント治療があるとも考えられます。このような治療の幅や知識を生かし、総合的なケアができるよう、治療に取り組み患者さんにも情報を発信し続けていきたいですね。僕らは患者さんの口腔内の健康を支える存在。何か気になることがあれば気軽にご相談ください。
【松山先生】私は少し個人的なのですが、「実家の歯科医院を切り盛りする」という目標をクリアするため、お手本である糸数院長の姿を通して、自分の将来像を具体的なものにしていきたいです。そしてこれからもたくさん経験を積み、今診ている患者さんはもちろん、これから出会う患者さんの治療に生かしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/1本43万2千円~、マウスピース型装置を用いた矯正/70万2千円
成人矯正料/64万8千円、小児矯正料/42万4千円、予防矯正/10万円
(すべて税込)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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