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自治体と連携して母子をサポート
助産師を中心に産後ケアまで注力

ベリエの丘クリニック

(稲城市/若葉台駅)

最終更新日:2025/04/28

ベリエの丘クリニック 自治体と連携して母子をサポート 助産師を中心に産後ケアまで注力 ベリエの丘クリニック 自治体と連携して母子をサポート 助産師を中心に産後ケアまで注力
  • 保険診療

妊娠すると妊娠中の体調や出産の痛みなどを心配しがちだが、本当に大変なのは産後から続く育児だ。その視点を重視する「ベリエの丘クリニック」では、妊娠・出産を支えるだけでなく、産後ケアでもさまざまな取り組みを実施している。母乳・育児相談はもちろん、ヨガやベビーマッサージなどのワークショップを企画し、母子を支える体制を強化。そのほか、多摩市と連携し、生後3ヵ月未満の乳児を対象に、施設における母子のケア・宿泊にも対応している。助産師として2013年の開業時から同院で働く井田順子さんは、「子育ての中で生まれる小さな不安やお悩みを、気軽に立ち寄って相談できる場所になれたら」と話す。専門知識のあるスタッフらが、温かく母子をサポートする詳細について、井田さんに話を聞いた。

(取材日2025年2月10日)

出産はゴールではなく、子育てのスタート地点。5年後、10年後まで母子の元気を応援する姿勢を貫く

Qクリニックの特色を教えてください。
A
ベリエの丘クリニック 院内設備以外にもクリニックを感じさせない工夫がたくさん

▲院内設備以外にもクリニックを感じさせない工夫がたくさん

【井田さん】南仏のリゾートホテルをイメージした空間で、非日常を味わえるクリニックです。患者さまは「ゲスト」、病室は「客室」と呼び、クリニックを感じさせない雰囲気づくりを大切にしています。スタッフの接遇も一流ホテル並みと自負しており、笑顔や言葉遣いなども全員が徹底して指導されています。ゲストファーストの姿勢を貫き、分娩法も納得して選べるように多彩に準備。できるだけ医学的な介入をしない自然な分娩を基本としながら、無痛分娩、和痛分娩、計画分娩、立ち会いも含めた分娩の方法や分娩時のスタイルも選んでいただけます。一人ひとりが納得したお産を実現できるように、私たちが全力でサポートいたします。

Qこちらでは産後ケアに注力していると伺いました。
A
ベリエの丘クリニック 産前のみならず産後の悩みも気軽に相談できる

▲産前のみならず産後の悩みも気軽に相談できる

【井田さん】ベリエの丘はすべて完全個室で、産後の体をゆっくり休めていただけます。設備としてテレビ、冷蔵庫のほか、シャワー、ウォッシュレットつきトイレなども備えており、ご希望であれば、パートナーとお子さま2人まで宿泊できます。また、ご自宅へ戻られた後も、母乳・育児相談はもちろん、産後2週間での健診なども受けつけています。毎月のワークショップでは、ベビーマッサージ、赤ちゃんと一緒に参加するヨガ、お母さまたちが気軽に集まれる「メェメェの部屋」というクラスも開催。そのほか、単発のワークショップやイベントではお母さまの気分転換になるような企画を、助産師含めたスタッフでアイデアを出し合い提供しています。

Q多摩市の「産後ケア事業」と連携もしているそうですね。
A
ベリエの丘クリニック ゲスト主体で進められるサポートに注力している

▲ゲスト主体で進められるサポートに注力している

【井田さん】はい。多摩市に住民票がある生後3ヵ月未満の赤ちゃんとお母さまが対象です。家族が忙しく、家事や育児で十分な産後の援助が受けられない、産後や育児の疲れから体や心の調子がすぐれないといった方が、ベリエの丘で母乳・育児相談や宿泊ができます。多摩市から費用の一部が補助されるので、産後にあれこれ悩みを深める前に積極的に利用してください。現在、2泊3日のご希望者が多く、育児やケアなどのご相談をゆっくり伺っています。赤ちゃんはスタッフがお預かりして、居心地の良い客室や、専門のシェフが手がけたお食事をお楽しみいただけるので、ゆっくりお休みいただき、晴れ晴れとした表情でお帰りいただけたらうれしいです。

Q産後ケアを重視しているのはなぜですか?
A
ベリエの丘クリニック 各部屋にバルコニーが設置され、外の風にあたることもできる

▲各部屋にバルコニーが設置され、外の風にあたることもできる

【井田さん】近年、産後に心の健康を損ねてしまう方が多いと感じています。何でも一人で頑張りがちだったり、困りごとがあっても自分から相談に行けなかったりするようです。産後うつを重症化させてしまうことも、社会問題になっていますね。しかし、何らかの形で私たちがつながっていれば、ご相談に乗るきっかけになるはず。チェックアウトの際には、「私たちはお産だけではなく子育てもお手伝いできますから、遠慮なくいつでも声をかけてください」と必ず言うようにしています。経験豊富な助産師が親身になって一緒に考えるので、「こんなこと聞いて良いのかな」と思わずにご相談いただきたいです。些細な悩みを積み重ねないことが大事です。

Q今後の展望をお聞かせください。
A
ベリエの丘クリニック 妊婦向け、産後のママ向けにも相談を受けつけている

▲妊婦向け、産後のママ向けにも相談を受けつけている

【井田さん】ベリエの丘は2013年に開業し、すでに10年以上が経過しています。そこで最近、節目のお祝いとして、産後5年と10年になるお母さまとお子さまを招待して食事会を開くようになりました。産院とのお付き合いは年数がたつにつれ遠くなりがちですが、「何年たっても見守っています」という気持ちが伝わればうれしいです。ご出産はゴールはなく、スタートです。子育てが始まってからの方が不安は多いと思うので、何年たっても皆さまの悩みに応えられる体制を整えたいと考えています。私たち助産師は10人以上が勤務しており、医師や看護師も含めてきめ細かいサポートを心がけています。いつでも頼ってください。

ドクターからのメッセージ

金 栄淳院長

当院ではホスピタリティが大きな特徴となっていますが、中でも、娠初期から出産、産後の子育て期間に至るまで、妊婦さんやお母さんの不安や疑問が気軽に相談できる環境づくりを重視しています。助産師が中心となり、体と心のケアサポートに配慮する姿勢を欠かしません。当院はスタッフ同士も感謝の気持ちを忘れず、「ありがとう」という言葉が常時やりとりされ、アットホームな雰囲気に満ちています。一見するとホテル仕様の豪華さで入りにくいかもしれませんが、スタッフは笑顔で温かく迎えてくれます。出産後も、赤ちゃんのお顔を見せに立ち寄っていただけたらうれしいです。何年たっても末永く、皆さまをお待ちしています。

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