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安井 敬子 院長の独自取材記事

大阪スキンマニアクリニック

(大阪市福島区/福島駅)

最終更新日:2024/10/09

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック main

大阪環状線の福島駅より歩いて1分とかからない場所にある「大阪スキンマニアクリニック」。文字どおり、肌に強いこだわりを持つ安井敬子院長が、すべての診療を1人で行う皮膚科・美容皮膚科のクリニックだ。女性の悩みに寄り添い、薬のつけ心地や塗る量、施術の内容まで一人ひとりに合わせて変えるという徹底した診療スタンスには、長い勤務医経験が生かされているのだそう。また、患者のみならずスタッフにとっても居心地の良い場所になるようにと、院内の空間づくりにもこだわった。「まだまだメニューを増やしていきたい」とほほ笑む安井院長に、これまでの経験や開業の経緯、診療で大切にしていること、今後の展望などを聞いた。

(取材日2024年9月18日)

院名の「スキンマニア」に思い込めて、開業を決意

医師をめざしたきっかけや、これまでのご経歴をお聞かせください。

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック1

子どもの頃に肌や見た目にコンプレックスがあり、自分と同じように悩んでいる人のためになりたいと思ったことが医師をめざしたきっかけです。大学卒業後は神戸大学医学部附属病院皮膚科に入局しました。現在はクリニック名に「スキンマニア」とつけるほど皮膚科の面白さを感じていますが、研修医の頃は本当に大変で。要領が良いタイプではなかったので、毎日バタバタと走り回っている中で気がつくと白衣が薄汚れていたんです。身だしなみを気にする余裕もないほど必死でした。おかげで、昼食を取るスピードは今でも驚かれるほど早くなりましたね(笑)。

その後は、兵庫県内のクリニックに勤務されていたとお聞きしました。

神戸大学病院皮膚科関連病院である、神戸市内、西宮市内、西脇市内の病院で皮膚科医師として研鑽を積みました。ちょうど美容皮膚科という分野が出始めた頃でした。学びたいと考えていた中でご縁に恵まれ、この分野の基盤を築いたような先生方のもとで勉強させていただくことに。そこで院長を兼任するなど、長い間勤務医を続けてきました。祖父が戦前に大阪で歯科医師をしていたので、いずれは大阪の地で開業をしたいと考えていました。しかし、なかなか腰が重い私を見かねたのか、ある時ふと夫が「良い物件があるよ」と持ってきてくれたのが今の場所。駅からの近さやビルの名前に魅力を感じて、開業を決めました。以前から温めていた「肌に強いこだわりを持つ」という思いを込めたクリニック名も、「これからの時代に合う良い名前だ」と背中を押してくれました。

長年の勤務医生活を経て、2012年に開業されました。院内のこだわりを教えてください。

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック2

当院は基本的には予約制なのでほとんど待ち時間はありませんが、待っていてもいらいらしない、座っていても疲れないものをと思い、座り心地を重視して選んだ椅子を待合スペースに配置しました。アースカラーの椅子に明るすぎない照明と落ち着きのある音楽、中央にはあえて物を置いていない待合スペースで、ゆったりと過ごしていただければうれしいですね。施術前に洗顔するためのパウダールームを広く取っているのもこだわりです。また、勤務医経験を生かして快適に働ける環境を整えたいと思い、スタッフルームは靴を脱いで寝られる造りに。冬はこたつも置いているんです。スタッフが楽しく働いている雰囲気は、きっと患者さんにも伝わるはずですよね。

強みは女性医師によるきめ細かな診療

クリニックの強みを教えてください。

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック3

まずは、診療を行うのが女性だという点ですね。胸のできものやVラインの黒ずみ・かゆみなどのお悩みがある女性の患者さんが、男性医師に見せるのはやはり抵抗があると思うんです。実際に見てみないとわからないことも多いですし、まず打ち明けやすいという点で、女性のお悩みには女性医師が活躍できると思っています。また、男女で肌のデリケートさは違うので、抱えるトラブルや感じ方も変わってきます。私も気持ちに共感できるので、それぞれのお悩みや状況に寄り添い、手間を惜しまずにきめ細かな診療をしている自負があります。

処置やケアは、すべて院長が1人でされているとお聞きしました。

はい、当院では点滴や採血などの処置もすべて私が行います。他の医師や看護師をあえて置かないという考えではなかったのですが、気がつけば開業から12年ずっと1人ですね。1人で診療を行うことで、複数の医療者に一から症状を伝えなければいけない、人によって言うことが違って困るなど、患者さんが感じる不安やもやもやの解消につながっていると思います。レーザー機器などを用いる場合も機械的に同じことをするのではなく、施術当日の状態で照射する波長や熱量、当て方を毎回変えることにこだわっているんです。最初から最後まで責任を持って診られるのでミスコミュニケーションが減らせますし、私自身も納得して診療にあたれることが大きなメリットです。

まさに「肌に強いこだわりを持つ」院長の診療ですね。

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック4

かなり「スキンマニア」だと自分でも思いますね。外用薬に関しても、患者さんに合わせた塗り方や量までしっかりと説明します。さらに重視しているのが着け心地です。例えばアトピー性皮膚炎の方はバリア機能が低下しているので、少しのつけ心地の違いにもとても敏感です。その意味では軟こうが適していますが、夏場は汗でベタッとするので反対に軟こうが苦痛になる場合もあります。そこで、相性の良かったものを患者さんと相談しながら、季節に合わせて薬を変更するようにしています。質感まで細かく指定して処方箋を出すようにしています。

患者の言葉を糧にアップデートを続ける

診療で心がけていることは何ですか?

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック5

当たり前ではあるのですが、患部は必ず見るようにしています。時々お電話で症状を言われてこんな薬が欲しい、この施術を受けたいという方がいらっしゃいますが、それは難しいと思っていて。もちろんこれまでの経験である程度判断はできるのですが、例えば「背中のニキビ」と言われても、もともとトラブルの少ない肌なのかアトピー性皮膚炎などのベースがあるかで治療法は変わります。季節や体調によって肌の状態は毎日違うので、まずは直接見て話を聞くことから始め、文字どおり「一人ひとりに合わせた」治療をしていくことを心がけています。

そんな中でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

やはり「このクリニックがあって良かった」などと言っていただけた時ですね。長らく勤務医をしていましたが、開業してみると診療以外にもこんなに手をつけなければならないことがあるのかと驚きました。休みの日もクリニックに来て何かしら仕事をしているので、特に開業当時はつらいことも多かったのですが……。そんな日々のつらさがリセットされる、「ここに来て良かった」や「先生に出会えて良かった」などの患者さんからのうれしいお言葉が私の元気の源ですね。

最後に今後の展望を教えてください。

安井敬子院長 大阪スキンマニアクリニック6

ここまでお話ししてきて伝わるかもしれませんが、肌に対するこだわりが強いです。自分が楽しい・興味があるのはもちろん、より多くのニーズに対応できるクリニックにするため、今後もメニューを増やしていければと考えています。そのために国内外を問わず勉強会に参加するなど、さらに自身の知識のアップデートを続けることも必要です。保険診療・自由診療ともにさまざまな選択肢を提供しながら、患者さん一人ひとりに合わせた診療ができればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーを用いたしみのケア/4800円~

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