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大河内 昌弘 院長の独自取材記事

おおこうち内科クリニック

(稲沢市/森上駅)

最終更新日:2023/10/06

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック main

名鉄尾西線の森上駅から車で5分の場所にある「おおこうち内科クリニック」は、専門性の高い医療の提供とホスピタリティーの精神を大切にするクリニック。大河内昌弘院長が、「どんな人も見捨てない全身を診る医師」をめざして2012年に開業した。内科領域をはじめ、糖尿病や甲状腺疾患、消化器疾患、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患、泌尿器科疾患など幅広い疾患に対応している。開業から数年たち、患者さんにより良い医療を提供するためには、スタッフが働く環境も大切であることにも気づかされたという。以来、スタッフの働く環境を整備し、第9回ホワイト企業アワードをはじめとした数々の賞を受賞するほどに。「スタッフが生き生きと働いていると、患者さんにも幸せの連鎖が起こると思うんです」と話す院長に話を聞いた。

(取材日2023年8月16日)

どんな人も見捨てない全身を診る医師でありたい

まず、診療科目について教えてください。

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック1

当院は、「どんな人も見捨てない全身を診る医師」をモットーの一つにしています。ですので、私の専門領域である内科診療、中でも得意とする糖尿病、消化器内科をはじめ、甲状腺・内分泌疾患、アレルギー疾患、生活習慣病、泌尿器科疾患、健康診断、予防接種など幅広く対応しています。“どんな人でも”というのは、もちろん外国人の方にも当てはまりますので、当院では外国語の問診票にも対応しています。目の前に困っている病人がいたら、日本人であれ外国人であれ何とかしたいと思うのは医療の原点ですよね。

自由診療に注力し始めたのはなぜですか?

患者さんのためにもスタッフのためにも、クリニックを継続することは非常に大切なことだと思っています。そのためには、時代の流れに伴って診療のスタイルを変更することが必要になります。そこで、保険診療の点数は下がり人口も減少していることなどの昨今の時代の流れも鑑み、自由診療の選択肢を増やすことで、診療の幅を広げたいと考えたんです。当院では、自由診療の点滴などを受ける空間は、できるだけ明るい雰囲気となるように意識して造られています。病は気持ちからと言うように、少しでも心が華やぐように工夫していますので、是非気軽に相談いただければと思います。

開業から数年たった頃にクリニックに大きな変化があったそうですね、詳しく教えてください。

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック2

モットーの一つに「大感動医療を世界中に」をプラスして、これまでの常識を覆すような“おもてなし”のできるクリニックをめざして生まれ変わりました。患者さんに来ていただくために、また、来てくださった患者さんに感動を与えられるようにするために、どのようなおもてなしが必要かを考えています。患者さんに感動を与えるために、スタッフの働き方から考えているので、生き生きと働いている様子を他の企業さんが見学にくるくらいなんです。見に来た方が泣くほど感動されることもあるんですよ。

どん底から模範企業に

働き方に関して数々の賞も受賞されているそうですが、開業当初からお手本になるような組織だったのですか?

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック3

ホームページにも載せていますが、第9回ホワイト企業アワード、第10回日本でいちばん大切にしたい会社など、さまざまなかたちで評価いただいています。しかし、ここまでの道のりは非常に大変なものでした。おかげさまで、開業してから数年で多くの方々にご来院いただいておりますが、スタッフたちのキャパシティーを超えてしまい、余裕がなくなってしまう時もあったんです。患者さんからも怒られる毎日で、スタッフはボロボロになって毎月のように辞めていきました。もはや潰れる寸前。夜中に泣く泣く電話して、妻にお願いして手伝いに来てもらったほどです。

そのような経験が契機になったんですね?

はい。そのようなどん底を味わったときに、「私は何をしているんだろう。患者さんを大切にするクリニックにしたいと思って始めたのに、スタッフはどんどん辞めていく。これでは意味がない」と感じました。結局、スタッフを大切にしないと患者さんを大切にすることはできないと気がついたんです。もし最初から順風満帆だったら、こんなにスタッフを大切にするクリニックにはならなかったと思います。まずスタッフを大切にすることで、患者さんに感動を与えられるようなクリニックをめざせるのだと思いました。

患者さんに感動を与えるために、具体的にどのようなことを心がけているのですか?

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック4

そんなに難しいことではありません。目の前の人に対して、自分の家族だと思って一生懸命やることです。例えば、患者さんのご家族のことまで覚えておいて、「お子さんの七五三どうでした?」なんて声をかけることができたら、患者さんはとてもうれしいと思いませんか? そのような小さなことで良いですし、完璧でなくてもいいんです。それぞれのスタッフがアンテナを張っていて、できる人ができるときにやればいい、というスタンスです。当院には末期がんの方など、病状が深刻な患者さんもいらっしゃいますが、患者さんの病気だけではなく、心の不安やご家族のことまで心配し、寄り添います。たとえ病気が治らなかったとしても、どのような最期を迎えるかも非常に重要と考えます。

感動を与えられる医療を提供したい

先生はなぜ医師になろうと思われたのですか?

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック5

大きなきっかけとなったのは、大好きだった祖父の死です。僕はおじいちゃん子で、小さな頃は将棋や囲碁を教えてもらったり、いつも遊んでもらっていました。ところが僕が小学生の時、祖父は病気になってしまったのです。治療にも励んでいましたが、それでも次第に状態が悪化して、数年の間に亡くなってしまいました。初めてかけがえのない人を失ったとき、「病気に苦しむ人の力になりたい」という気持ちが湧き上がってきたんですね。それで一生懸命勉強して医学部に進みました。後に両親も病気で亡くしたのですが、その時にも「大事な人が困ったときに力になれる医師になろう」とあらためて心に誓いました。

先生の診療ポリシーを教えてください。

「絶対に窓口で断らないこと」です。たとえ自分にとって専門外の病気でも、診ることはできるのですから。そして一度診たからには、いい加減な治療はしません。責任を持って向き合い、自分の守備範囲を超える場合は速やかに提携病院に紹介します。実は僕自身、小学生の時に髄膜炎になって、3日間意識が戻らなかったことがあるんですよ。親には後遺症が残るかもしれないと伝えられていたとか。この経験を生かし、医療を通じて誰かの役に立ちたいと思っています。

今後の展望を教えてください。

大河内昌弘院長 おおこうち内科クリニック6

私がめざしていることの一つに「日本中にメイヨークリニックを」があります。メイヨークリニックとはアメリカにある病院で、専門性の高い医療の提供とホスピタリティーの精神を大切にしている病院です。同院にはこれまでにさまざまな感動エピソードがありますが、当院も「自分の家族だったらどうするか」という視点を大切に、ホスピタリティーの精神を持って患者さんに対応しています。当院では会計のときに自動精算機を導入しませんが、その理由は、最後に患者さんとコミュニケーションを取る絶好の機会だからです。「わからないことはありますか?」「言い足りないことありますか?」と声をかける気遣いが大切だと思っています。また、先程もお話ししたように「大感動医療を世界中に」をモットーに、今後は同じように患者さんやスタッフへの感動を大切にするクリニックさまが増えていくとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療/5,870円(1ヵ月分)~ ※税込み価格

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