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加藤 雅也 院長の独自取材記事

かとう耳鼻咽喉科サージクリニック

(各務原市/各務原市役所前駅)

最終更新日:2020/03/18

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各務原市蘇原花園町にある「かとう耳鼻咽喉科サージクリニック」。加藤雅也院長は、長年にわたって耳鼻科手術の技術を磨いてきた経験を生かし、クリニックでも必要に応じて中耳炎や花粉症のレーザー手術などを行っている。診療時には顕微鏡や内視鏡を使い、患部の画像をリアルタイムでモニタリングしたり、開業当初から変わらないスタッフとの連携で、患者へわかりやすく伝えようと心を砕いてきた。そんな院長の診療やクリニック運営にかける思いを聞いた。
(取材日2020年2月13日)

手術とわかりやすさにこだわって

医師をめざすようになった理由について教えてください。

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幼い頃、家族につき添って病院に行くと、医師が親身になって患者の声に応えている姿に憧れを感じていました。普段とは違った真剣さで話を聞いている両親の姿も印象的で、「お医者さんってすごい人なんだな、かっこいいな」と思いましたね。医師は憧れの職業だったのですが、小中高と野球に明け暮れ、甲子園をめざして練習に集中していたので、医学部をめざした大学入試は散々な結果に。それでも医師になりたいという思いは消えず、浪人生活ののち、晴れて岐阜大医学部に入学しました。大学での経験も、さまざまな病院での臨床経験も、変化に富んでいて楽しかったですね。同じ病気でも、同じ患者さんはいないので、常に臨機応変な対応が求められます。そういう部分は自分の性格にマッチしていると感じました。

クリニック開業のきっかけを教えてください。

もともと開業についてそれほどこだわりはなかったのですが、家族の事情などもあって働き方について考え直すうちに、開業もいいのではないかと感じました。そこで岐阜市近辺で物件を探し、当時ショッピングセンターが造られ始めていたこの場所を気に入って、具体的に開業に向けて動き始めました。開業するのであれば、これまでの経験で培った手術の技術を生かせるようなクリニックにしたいと思い、院名には手術を意味する「サージ」という言葉を入れました。そして、手術ができるような設備とスペースを備えた造りにしました。院内は木の温かみを感じられる雰囲気にして、患者さんの緊張を少しでもほぐせたらいいなと気を配りました。高校時代に野球を一緒にやっていた仲間が、建築から設計、施工まで手がけてくれたんですよ、うれしいですね。

診療で心がけていることはなんですか?

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患者さんにわかりやすく伝え、納得してもらった上で、治療を進めるということです。そのために、顕微鏡や内視鏡を活用しています。患者さんの目線の先にモニターを配置して、リアルタイムで鼻や耳の中が見られるようにしています。鼻・耳・喉は、自分では容易にのぞけない部分ですから、画像を見ることで自分の症状についてしっかり理解してほしいんです。耳鼻科は受診者が多いので、限られた時間で理解してもらうためにはこの方法がいいな、と考えています。また、限られた時間内で患者さんときちんと向き合うための工夫として、診療のカルテはクラークに記録してもらう体制をとっています。診療中は隣に常にクラークがいて、私は患者さんと向き合って話をするよう意識しています。私は病状について一通り説明をし、今後の治療の方針や見通しについては、スタッフからも改めて伝えてもらうなど、役割分担しながら診療を進めています。

花粉症、中耳炎の手術に対応

耳鼻咽喉科の手術はどういったものがありますか。

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レーザー手術による花粉症の治療、慢性中耳炎の鼓膜形成手術などいろいろなものがあります。私は勤務医時代に、仙台・中耳サージセンターでさまざまな手術の技能を学びました。そこでは、鼓膜に開いてしまった穴を塞ぐための手術など、当時の先端の手術にふれることができましたね。現在ご高齢の方々の幼少年期は、医療環境が悪い時代で、鼓膜の穿孔をそのままにしている人も多かったんですよ。それから、中耳炎の手術もここで腕を磨きました。以前は中耳炎の手術といえば入院が必要でしたが、日帰り手術に対応できるように勉強を重ねました。時代の先端の技術にふれ、研鑽を積んだことが、自分の財産になっています。

いろいろな中耳炎があるんですね。

急性の中耳炎は基本的には薬で対処できます。ただし、原因菌によっては薬剤への耐性を獲得しているものもあって、治療がスムーズに進まないこともあります。そもそも中耳炎は、鼻や喉に付着した細菌が耳管から中耳に感染することによって引き起こされます。ですから風邪であれ、アレルギー性の鼻炎であれ、なるべくこじらせないように通院・治療をすることが重要ですね。また、子どもの滲出性中耳炎は聴力の低下を引き起こすこともあるので、注意が必要です。これはほとんど痛みがないため、子どもの聞こえに心配があったら、耳の検査を受けるのもいいかと思います。

花粉症の治療について教えてください。

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花粉症はもはや国民病といってもいい状況ですよね。その治療法の一つとして、レーザーで粘膜を焼灼する手術があります。最近ではよく知られるようになってきた手術法ですが、人によっては改善が期待できない場合もあります。舌下免疫療法もありますが、治療期間が長いので、生活習慣がマッチしている人にお勧めしたいですね。実は私もひどい花粉症で、毎年その症状に悩まされていますが、昨今の内服薬や点鼻薬は非常に作用の強いものになってきていると感じます。特に点鼻薬の進歩は目覚ましいと感じますね。さまざまな治療法を選べる時代になってきたので、日々の生活や薬への考え方、体質を考慮して治療法を選んでいきたいと思います。患者さんも賢く医療機関を利用してほしいですね。

開業以来ともに働くスタッフと地域医療のために

スタッフにはどんな方がいらっしゃいますか。

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看護師と医療事務の計8人ほどで対応しています。実は看護師は全員、クリニック立ち上げ当初からのメンバーなんです。もう15年ほど働いてくれているので、本当にありがたい限りです。中には県外へ引っ越したのち戻ってきて、またクリニックで働いてくださっている人もいます。最近はどのクリニックもどの業種も、人手不足に悩んでいると聞きますので、とても貴重でうれしいことですね。病状や診療方針については看護師と密に共有して、患者さんへのフォローをお願いしているので、当院にとってなくてはならない存在です。高齢の方はもちろん、聞こえに問題のある患者さんもいらっしゃるので、大きな声でゆっくりと話しているのもベテランならではの配慮だと思います。今後もこれまで培ってきたチームワークで、患者さんをサポートしたいですね。

ところで、お忙しい毎日かと思いますが、気分転換にされていることはありますか?

学生時代に打ち込んでいた野球は、マスターズチームに参加していたこともありますが、今はすっかり足を洗ってしまいました。最近楽しいのは、いわゆるオヤジバンド活動です。学生時代の同級生や後輩と集まってバンドを組んで、洋楽・邦楽を演奏しています。私の担当はベース。年に2回はライブをしようと、結構熱心にやっていますよ。音楽好きが高じて、ウクレレも弾き始めたんです。ベースと同じ4弦なので弾けそうだな、と。牧歌的なイメージのある楽器ですが、かっこよくも演奏できるんです。ふと思いついた時に弾ける手軽さもいいですよ。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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耳鼻科というのは急性の症状でいらっしゃることが多いので、長く通ってもらうケースは少ないと思います。できるだけ的確な診断と治療で、すぐに通院が必要なくなることがベストです。だからこそ、「次もかとう耳鼻科へ行こう」と思っていただけるような診療を心がけています。きちんと説明しきちんと治すことや、つらい症状を取り除くことはもちろん、来院時にもなるべく患者さんの負担が少なくなるように、予約システムを取り入れ、待ち時間を短縮してきました。広大なショッピングセンターが広がるエリアにあるので、待ち時間に買い物をしている人もいますよ。立地やスタッフに恵まれていることを感謝しながら、これからも地域の医療の向上に力を尽くしていきたいと思います。気になる症状があれば、いつでもご来院ください。

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