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辻 智洋 院長の独自取材記事

HAT神戸つじ内科

(神戸市中央区/灘駅)

最終更新日:2019/08/28

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国道43号線以南に広がる、阪神・淡路大震災の後にできた新しい街「HAT神戸」。そのメインストリート沿いに建つケーズHAT神戸の3階に「HAT神戸つじ内科」はある。JR神戸線灘駅や阪神電鉄岩屋駅・春日野駅の3駅からアクセスできることから、近隣住民だけでなく遠方から通う患者も多い。スポーツマンらしいがっちりとした体格と穏やかな笑顔が印象的な辻智洋院長は、消化器内科が専門。「検査を受けることが大切。病気にならないための健康管理や、早期発見・早期治療で、患者の成長を長く見守っていきたい」と熱く語るその表情からは、なにより患者の命を大切に思う信念がうかがえた。内科、消化器内科、小児科の診療を行う中で日々患者に伝えていることや、診療方針などについて話を聞いた。
(取材日2019年1月11日)

医師になった頃から感じていた、土日診療の必要性

開院したのはいつですか?

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当院は2012年6月に開院しました。大学を卒業して2年間は兵庫医科大学病院の消化器内科で研修医として経験を積み、さらに臨床助手として勤務した後に、西宮協立脳外科病院の内科に配属されて1年間勤務。その後の3年間は宝塚市立病院の消化器内科へ。最後に奈良の中井記念病院で2年間内科部長を務めてから、この場所に開院しました。ここに開院した理由は、神戸は生まれ育った場所なのでそこに戻りたいという思いがあったからです。この場所を選んだのは、震災の後にできた新しい街で、活気があるから。街が成長していくのとともに歩めたらいいなという思いがありました。

消化器内科以外にも内科や小児科と、内科全般を診療しているのですね。

そうですね。内科でいうと風邪や胃腸炎から、糖尿病や高血圧、高脂血症、尿酸値が高いなどさまざまな方が来院されます。健康診断で指摘されたことを相談に来られる方もいらっしゃいます。子どもさんも多いですね。全体の3分の1くらいは子どもさんですよ。赤ちゃんからご高齢の方まで、患者層は幅広いです。当院は駐車場から直結しているのもあり、車いすの方や足が不自由な方、ご高齢者、小さいお子さん連れの方など通院がしやすいのではないでしょうか。

土日も診療しているとのことですが。

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開院当初から土日診療を行っています。実は医師になったときから、土日も診察すべきだと考えていたんです。僕の考えとして、人間の体というのは24時間毎日同じように働くわけですから、土日が休診の医院ばかりだと困るなと思ったんです。具合が悪くなるタイミングが、土日を避けてくれるわけではないですからね。救急病院が手一杯という問題もありますし。だから開業するときには、他の病院が開いていないときにも診療できる医院にしようと思っていました。特に子どもさんは急に熱を出したり、体調を崩すことが多いです。そんなときに「救急病院に行くほどなのかどうか……」と迷う親御さんが、インターネットで休日診療を探して、遠方から当院に駆け込んで来られることも少なくないです。

がんを早期発見して治したい。その一心で検査を勧める

内視鏡検査について、先生のご意見をお聞かせください。

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近年、がんは身近な病気となり、がんが原因で亡くなる方が多くいます。でも、僕は、亡くなる必要がない救えた命なのかもしれないと思っています。どうしてかというと、年々、内視鏡検査だけでなくCT検査など検査機器の精度がどんどん高くなってきて、早期でがんなどを発見できる機会が増えているんです。内視鏡検査を早い段階で受けていれば、早期で発見できていれば、今はがんは治る病気といわれています。一般的な健康診断の項目では、やはり限界があります。だから一人ひとりが「病気になるかもしれない」という意識を強く持って、定期的に内視鏡検査を受けていただくことがすごく大事なんです。

内視鏡検査は年に一度受けたほうがいいのでしょうか?

胃の場合だと、ピロリ菌がいるかないかによって決まります。ピロリ菌がいない人は胃がんになるリスクが低いのですが、ピロリ菌がいる人は年に1回は内視鏡検査を受けたほうがいいですね。そのためにもまずはピロリ菌の検査はしたほうがいいですよ。僕は中学生か高校生ぐらいになったらピロリ菌の検査を受けてみることをお勧めしています。ピロリ菌の検査は1回で終わりです。一度調べてピロリ菌がいない場合、大人になってからピロリ菌にかかることはほとんどありませんからね。逆にピロリ菌のいる方は、ピロリ菌を退治しても胃がんのリスクは完全には消えないため、年に1回は検査をしたほうがいいと思います。大腸に関しては、やはり胃と同じく症状がない段階で小さな病変を見つけていくことが大事。便潜血の検査を毎年受けた上で、3年に1回の検査をお勧めしています。

重要性をわかってはいても、内視鏡検査にハードルの高さを感じている人も多いのでは?

そうですね。そこが問題なんです。そのハードルを下げるために、当院では麻酔を使って検査時の苦痛を感じにくくするような工夫をしたり、検査後のおなかが張る不快感を軽減するために炭酸ガスを使っています。検査時に、胃や大腸を膨らませるために空気を入れるのですが、普通の空気を入れると検査が終わった後もしばらく留まり、おなかが張ってしばらく不快感が残る。それを解消するために、空気よりも早く体に吸収される炭酸ガスを使うことで、検査中や検査後の不快感がかなり軽減されるわけです。あとは、検査の希望を伺ったら、できるだけ早く検査を行うようにしています。申込みをして「検査は1ヵ月先になります」と言われると、その間に気持ちが揺らいでしまったりする人もいますから。待ち時間をできるだけつくらないよう、ご希望に添えるように努めています。

今まで関わった患者さんで印象に残っていることは?

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勤務医の頃に担当した、30代の女性の患者さんのことです。がんが進んでいて、もう命が危ないという状況になりました。「先生に診てもらってよかった」と、その言葉を残して亡くなられたんです。そういう方をたくさん診てきたこともあり、「早い段階で検査をしていれば、早期に発見できていれば亡くなることもなかったのに」との思いが常にありますね。できるだけそうならないように、なんとかしたいという思いが、僕の診療方針のベースになっています。

大病とならないよう、患者の成長を見守る診療をしたい

生活習慣病について何かお伝えしたいことは?

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会社で健康診断を受けたときなどに、例えば「血圧が高い」という結果が出ても、「みんな少々高くても放置してるから、私も大丈夫」「病院に行って何か病気が見つかるのも怖いから、もう少し様子をみておこう」と考えてしまう人が多いんですよね。確かにその時点では自覚症状もなく、生活をする上でなんの支障もない状態ですが、5年後、10年後に、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞や心不全になって救急で運ばれることになりかねない。そういうケースはよくあることなので、放置しないでほしいですね。高血圧は、後に認知症の進行にも影響することもあります。高血圧やコレステロール値の異常を放置しないでほしいです。生活習慣病は食事や運動量の見直しで改善に導くことができますから、日々気を付けていくことが大切です。

先生は健康維持のために、何か運動をしていますか?

大学の頃はアメリカンフットボールをしていたんですが、今はテニスとスイミングをしています。テニスは、ここの隣にテニススクールがあるので、そこでやっているんですよ。患者さんも通っていて、たまに会ったりすることもありますね(笑)。あとはスイミングも週に1回くらい。患者さんに「体を動かして、運動して」って言ってるからには、自分が運動をしていないと、やっぱりそれは言えないですしね。

今後この地域でどのような存在でありたいとお考えですか?

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人々の成長を見守っていけるようなクリニックでありたいと思っています。胃がんや大腸がん以外の臓器に関しても、定期的な検査が必要だということを普段からお伝えしています。自分の専門ではない、自分で検査ができない領域に関しても、患者さんにお話することはできますから。ここに来られている患者さんたちが、手遅れで亡くなってしまうということがないように、体全体に気を配り、さまざまな情報を知って頂けるよう取り組んでいます。そうした中で、患者さんの生活とともに長くお付き合いができる「かかりつけ医」でありたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ピロリ菌検査/8000円

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