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竹中 久 院長の独自取材記事

竹中眼科クリニック

(大阪市西区/ドーム前駅)

最終更新日:2022/04/28

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阪神なんば線・ドーム前駅、大阪環状線・大正駅、大阪メトロ中央線・九条駅、大阪メトロ長堀鶴見緑地線・ドーム前千代崎駅から徒歩10分のメディカルビルで診療を行っている「竹中眼科クリニック」。広々とした院内でにこやかに出迎えてくれたのは、院長を務める竹中久先生。竹中院長は、多根記念眼科病院で長年にわたり研鑽を積み、難症例の白内障や網膜硝子体手術を専門とするベテラン眼科医師。治療に伴い患者の苦痛やダメージ、いわゆる侵襲を最小限に抑えつつ、いかに安全に配慮して効果が期待できる治療を実現するかを第一に考えるその真摯な診療スタンスには、患者を思いやる温かい人柄が感じられる。そんな竹中院長に、眼疾患や手術のことなど幅広く聞いた。

(取材日2022年4月8日)

一般診療から日帰り手術まで、ベテラン医師が診療

ここで開業した経緯について教えてください。

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開業する前は、当院のすぐ近くにある多根記念眼科病院に約18年間勤め、専門である白内障手術や網膜硝子体手術など眼科手術を主に行っていました。大きな眼科専門病院で副院長まで任されていましたが、やはり自分の思い描く医療を自分の病院でという思いがあり、2012年に開業に踏み切りました。できればこの辺でと考えていたところ、このメディカルビルが建つという話があり、二つ返事で決めたわけです。当院は4階と5階の2フロアを使っており、5階は手術専用フロアになっています。診療内容は、眼科一般診療から日帰り手術まで。白内障や網膜硝子体の手術も日帰りで行っています。

どのような患者さんが多いですか?

高齢の患者さんが多く、やはり加齢による白内障が多いのですが、近年は加齢黄斑変性の患者さんも増えています。もともと欧米人に多い症例で、日本人には少ないといわれていましたが、食事やライフスタイルが変わってきたせいもあるのでしょう。昔はあまり治療方法がなかったのですが、今は硝子体注射で治療をすることができます。新生血管の増殖や成長を抑えて症状の進行を抑えることが期待できるもので、治療による体のダメージが少なく、外来で処置をすることができます。高齢の患者さんの中には歩くのが不自由な方もいらっしゃいますので、院内は車いすでも余裕をもって動けるようバリアフリーになっており、必要に応じてスタッフが付き添って誘導するなど来院しやすいよう配慮しています。

目の異常は、どのようにチェックするといいですか?

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網膜硝子体に疾患があると、ものが見えにくかったりゆがんで見えたりするのですが、普通は両方の目で見ていますから、片方だけの異常には気づきにくいものです。「どうもおかしい」と思って検査をしてみたら、片方の目が全然見えていなかったという例があるほどです。目のチェックとしては、時々片目ずつ交互に手で覆って、見え方を確認するといいですよ。見え方のチェックを習慣にして、少しでも異常を感じたら、とりあえず眼科へ行って診てもらうことが大切です。また、糖尿病網膜症や緑内障は症状が出ないまま進行してしまうので、糖尿病の持病がある方や、糖尿病になるリスクのある方、身内に緑内障の方がいらっしゃる方などには、年に1度検診を受けることをお勧めしています。

難症例の白内障や網膜硝子体の手術も日帰りで対応

どのような日帰り手術を行っているのですか?

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主に白内障手術と網膜硝子体手術、緑内障手術ですね。網膜硝子体手術は、眼科の中でも比較的難易度の高い手術になります。代表的なものは黄斑上膜という、網膜上にしわができて線がゆがんで見える疾患です。あとは、硝子体出血・黄斑浮腫・糖尿病網膜症・網膜剥離など。以前は入院するのが普通だったのですが、医療機器や施術法がどんどん改良されてきたおかけで、さほど重症でないと診断したときは日帰り手術で対応しています。

緑内障の日帰り手術を受ける人も多くなっていると伺いました。

比較的軽症の患者さんに対して、より体への負担が少ない術式で日帰り手術ができるようになってきました。緑内障は、眼圧が上がることで視神経が障害され、少しずつ視力が落ち視野が狭くなってしまう病気で、手術は眼圧を下げることを目的に行われます。当院の日帰り緑内障手術は、目薬などでは眼圧が下がらず、かといって最終的な手術までしなくてもいいという中間ぐらいの状態の患者さんに対して行い、房水の出口を少し広げて流れやすくし眼圧を下げることを目的とする術式を採用しています。手術時間は約30分です。白内障の症状がある場合は、白内障の手術と同時に緑内障の手術を行うことも可能で、一回の手術で両方処置できるので希望する人が増えています。

白内障の種類や眼内レンズについて教えてください。

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白内障は、加齢が原因の加齢性白内障がほとんどですが、糖尿病など全身疾患に合併して起こるもの、先天性や外傷性などによる白内障もあり、当院ではそんな難症例の白内障手術も日帰りで対応しています。白内障手術では、濁った水晶体を超音波で粉砕して取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。その眼内レンズは、1ヵ所に焦点が合う単焦点レンズと、遠くと中間に焦点が合う二焦点・遠くと中間と手元に焦点が合う三焦点の多焦点レンズがあり、乱視用には乱視矯正眼内レンズがあります。多焦点レンズを挿入することで、眼鏡をかける機会が少なくなることが期待でき、2020年4月から選定療養の対象になり手術費用が保険適応になったことで、最近は多焦点レンズを選択する方が多くなったように思います。白内障を放置し進行してしまうと、手術も困難になってしまうので、何か気になる症状があれば早めにご相談いただければと思います。

検査や手術に使う医療機器はどのようなものを導入しているのですか?

まず、検査にはOCT(光干渉断層計)という機器を使っています。これまでは網膜内部や眼形写真を平面でしか撮れなかったのが、高解像度の断層画像で撮影できるようになりました。OCTは放射線を使いませんし、光もまぶしく感じません。また、硝子体手術に使う機器の先端が現在はとても細くなっていて、当院では27ゲージという約0.4mm径のものを使用しています。硝子体の出血を取ったり膜を剝がしたりという作業も極小の穴からアクセスできるので、患者さんのダメージや炎症が少ないという大きなメリットがあります。

患者の不安を取り除き、患者に寄り添い治療法を選択

院長が眼科医になろうと決めたのはいつ頃ですか?

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眼科に決めたのは、大学を卒業する間際になってからですね。理由は、手術がしたかったのと、一人で手術ができるからです。大学を卒業後は眼科の医局に入り、翌年から大阪労災病院に勤務しました。とても忙しい病院でしたが、最初からそういう現場で仕事をさせていただき、今から考えるととてもいい経験になったと思います。その後、多根記念眼科病院へ移り、網膜硝子体手術を専門にするようになりました。その頃の専門違いの先輩は、現在も当院で一緒に診療していて、お互いに頼り合いながらいいタッグが組めていると思います。

日々お忙しい中、どんなときにリフレッシュしていますか?

家族とゆっくり自宅で食事をしながら大好きなワインを飲んで、リフレッシュしています。自宅にワインセラーがあり、だいたい35~40本くらいのワインを寝かせています。好きなワインは、無農薬や有機栽培の自然派のものですね。フルボディーよりも軽いタイプをワインの専門店で試飲して買ったり、レストランで飲み気に入ったワインを取り寄せたりして集めています。ワインを好きになったのは、ワインをテーマにした漫画がブームになったのがきっかけです(笑)。眼科医として常に緊張感のある現場で仕事をしていますから、好きなワインとおいしい料理をゆっくり楽しむ時間に癒やされています。

最後に、日々の診療で心がけていることを教えてください。

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「患者さんがもし自分の家族や親族なら、どういう医療を提供するか」を、常に念頭に置いて診療にあたっています。例えば大学病院では、常に先進の設備や薬剤を使った治療法が基本になると思いますが、それが患者さんにとって本当にベストかどうか、ケースバイケースで見極める必要があると思います。新しい医療の技術や知識は常に勉強をして取り入れていますが、従来の方法がいいと判断した場合は、それをお勧めすることもありますね。やはり医療は患者さんの立場で考えることが大切。患者さんの不安を取り除き、できる限り苦痛やダメージが少なくて効果が期待できる治療法を選ぶ。それが一番大切なことだと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術/片眼:25万円~32万円
※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定療養の対象となっており、手術費用の一部が保険適用となります。詳しくはお問い合わせください。

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