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アレルギーの専門家ならではの
包括的な耳鼻科診療とは

わしお耳鼻咽喉科

(西宮市/西宮北口駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

副鼻腔炎に中耳炎、扁桃炎など、主に耳・鼻・喉に関わる病気を扱う耳鼻咽喉科。「耳鼻科」と略して称されることもあって、体のごく限られた場所だけが診療範囲と思われがちだが、アレルギー疾患や感染症など、幅広い守備範囲で診療を提供するドクターも少なくない。「なぜなら、耳鼻科の症状とアレルギーや感染症は、互いに結びついているからです」と話すのは、耳鼻咽喉科とアレルギーを専門とする「わしお耳鼻咽喉科」の鷲尾有司院長。何がきっかけでその症状が起こるのか、根本の原因には何があるのか、アレルギーを含めて包括的に患者と向き合う耳鼻科診療に迫ってみた。

(取材日2021年1月13日)

風邪もアレルギーも同じ免疫反応。耳・鼻・喉の症状に根本からアプローチしていく

Q耳鼻咽喉科の診療の範囲について、あらためて教えてください。
A
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▲アレルギーの専門家であり、耳鼻咽喉科の専門家でもある鷲尾院長

同じ耳鼻科でも、何が専門かはドクターによってさまざまですが、基本的には耳・鼻・喉に関わる症状や疾患が守備範囲です。さらに、耳と鼻をつないでいる場所(中耳)や、鼻とその周辺(副鼻腔)の場所も、耳鼻科の代表的な診療対象となります。中には私のようにアレルギーについても同時に専門にしているドクターもいます。特に鼻が専門のドクターは、アレルギーに対しても積極的にアプローチしていることが多いですね。中耳炎も副鼻腔炎も鼻に起因していることが多く、そのきっかけとなる代表がアレルギーと風邪です。要するに、アレルギー性鼻炎のある人は風邪をこじらせやすく、中耳炎や副鼻腔炎にも罹患しやすいと覚えておいてください。

Q中耳炎とは、どのような病気ですか?
A
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▲院内にある手作りパンフレット

中耳炎には複数のタイプがあります。鼻や喉にある細菌やウイルスが耳管を通じて中耳に入り、炎症を起こすのが急性中耳炎。主に風邪をひいている時などに起こり、痛みを伴います。これに対して中耳に水がたまるのが滲出性中耳炎で、痛みはないのに知らない間に聞こえにくくなっていくのが特徴。中耳炎は小児に多いのですが、小さなお子さんの場合、聞こえが悪いことを自分から訴えることはほとんどありませんので注意が必要です。また、中耳炎は鼻などのアレルギーとの関連が多いもの。副鼻腔炎などもそうですが、まずは症状を抑えることから始め、最終的には、その根っこにあるアレルギーにアプローチしていくことが大切です。

Q副鼻腔炎と蓄膿症は同じ病気ですか?
A
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▲検査機器も充実している院内

副鼻腔炎には大きく分けて急性と慢性があり、風邪などで副鼻腔が炎症を起こし、鼻詰まりや色のついた鼻汁が出るのが急性副鼻腔炎。炎症が少し長引いている程度なら蓄膿症とはいいませんが、それを繰り返したり、数ヵ月も症状が続く場合は慢性副鼻腔炎で、いわゆる蓄膿症と呼んでいます。近年はアレルギーが関与しているケースが多く、ベースにアレルギーがある人が風邪をひくと、悪化して副鼻腔炎になりやすく、治りにくいため慢性化してしまうというメカニズムですね。こうした慢性副鼻腔炎は薬による治療が基本ですが、なかなか改善せずに悩んでいる方に対して、当院では内視鏡下による日帰り手術にも対応しています。

Q風邪で耳鼻科を受診してもいいのでしょうか?
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▲患者に合わせた治療を行う

「ウイルス性上気道炎」のことを風邪と呼んでいます。上気道は喉から上。つまり風邪の専門家は耳鼻科というわけです。患者さんからよく「これは風邪ですか? アレルギーですか?」と聞かれますが、どちらも同じ免疫の反応で、細菌やウイルスに対して起こるのが感染症、アレルゲンに対して起こるのがアレルギーです。アレルギーはアレルゲンが入ったところから表れますから、空気中から吸入すれば鼻が詰まって口呼吸になり、喉が乾燥して咳が出ます。その症状を皆さんは風邪と呼び内科へ行っているわけですね。現在日本人の約半数もの方がアレルギー性鼻炎を抱えています。風邪という先入観にとらわれず、ぜひ耳鼻咽喉科を活用してみてください。

ドクターからのメッセージ

鷲尾 有司院長

鼻や喉の調子がずっと悪くて治らないと諦めている方。お子さんの不調があちこちに出て、咳は小児科、鼻は耳鼻科、皮膚は皮膚科と、別々の科を受診されているお母さん。当院では、耳鼻咽喉科とアレルギーそれぞれの専門家として、そうした方々の負担を減らすべく日々の診療に取り組んでいます。また、自分の専門と関わりの深い感染症にもしっかり向き合うべきと考え、新型コロナウイルス感染症のPCR検査を行っていく態勢を敷地内に整えました。リスクはありますが、どの仕事にもリスクはあり、決して医療従事者だけではありません。なるべく多くの選択肢を提示できるのが専門家と心得て、今後も皆さんのお役に立っていきたいと考えています。

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