全国のドクター8,988人の想いを取材
クリニック・病院 161,446件の情報を掲載(2020年2月18日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 尼崎駅
  5. みやわき眼科
  6. 宮脇 貴也 院長

宮脇 貴也 院長の独自取材記事

みやわき眼科

(尼崎市/尼崎駅)

最終更新日:2019/08/28

165268 %e3%81%bf%e3%82%84%e3%82%8f%e3%81%8d%e7%9c%bc%e7%a7%91

「みやわき眼科」は北海道大学を卒業、京都大学大学院にて医学博士を取得し、数多くの手術の執刀経験をもつ宮脇貴也院長が、2011年に尼崎市下坂部に開院。JR尼崎駅など最寄り駅からはやや離れた場所で医院を構えることにしたのは、ここが宮脇院長の地元だから。自分が生まれ育った街で、地域の医療に貢献したいとの思いから、宮脇院長はここを開院の地に選んだ。街の眼科医師として広く眼疾患全般を診る一方で、宮脇院長が専門とするのは緑内障、白内障。緑内障の専門性の高い診療を行い、白内障に関しては院内で日帰り手術も行っている。気さくな人柄で人当たりがいい宮脇院長に、自身が展開する医療などについて聞いた。
(取材日2019年1月10日)

院長はこの街の出身。尼崎に根差した眼科クリニック

各線の駅から離れた場所にありますが、ここで開院されたのはなぜですか?

1

当クリニックはJR尼崎駅からは約1.5km、阪急園田駅からは2kmほどと、確かにどの駅からも距離があります。あえてこの場所で開業した理由は、私が生まれ育った場所だからなんです。卒業した小学校もここから近く、この辺りの土地勘もありましたし、暮らしている人たちの雰囲気もわかっていました。そんな地元に、医療で貢献したいという思いがあったんです。また、眼科の場合、駅前の立地にあるとコンタクトレンズの処方が増えるんです。私の専門は緑内障、白内障なので、それらを患っている高齢者の方を中心に診療したいと思っていました。駅からは離れていますが、すぐ隣にスーパーがあり人が集まるので、私としてはいい場所だと思っています。

こちらでの診療内容と、先生が診療に向かう際に心がけていることを教えてください。

当クリニックは主に緑内障、白内障が専門であり、日帰りの白内障手術を行っていることをお知らせしていますので、そういう方が多く来られますね。もちろん、眼科に関わる疾患は広く診させていただいています。患者さんの年齢層としては、60歳以上の方がかなり多いですね。私は非常に数多くの手術を手がける病院で経験を重ねてきました。ただ目の手術は、その結果に医師が満足しても、患者さんが喜んでいないこともあるんです。視力を良くする手術であれば喜んでいただけますが、失明を防ぐような手術の場合、術後の変化があまりないので満足されない。それを防ぐには、事前にその手術の限界がどこかを、しっかりとご理解いただくことが必要です。それを納得していただいた上で、手術を受けていただく。ですから手術前には必ず、術後の見え方がどうなるかをしっかりとご説明させていただいています。

術前には、患者との十分なコミュニケーションが必要なのですね。

2

そうですね。初診で手術することを決めず、ご理解いただいていないようでしたら、何度もお会いしてお話をさせていただくこともあります。患者さんはご高齢の方が多いので、できればご家族も同席していただいてお話をして、それから手術に進むようにしています。また、手術に関する説明書きのようなものを独自に作成し、それをお渡しするようにもしているんです。言葉だけでは忘れてしまいますし、私が一般的だと思って話した用語が、患者さんにご理解いただけないこともあります。形に残るようにしてお渡しすることで、より深くご理解いただけると思いますし、ご家族にも見ていただける。そうした上でも、ご本人が望まれなければ、無理に手術を勧めることはしません。

得意分野は、緑内障診療と日帰り白内障手術

緑内障、白内障がどんな病気か、解説をお願いします。まずは緑内障とは?

3

目の奥のほうの視神経がダメージを受けて、気がつかないうちにゆっくりと視野が狭くなっていく病気です。視力が最も出る真ん中の部分が最後まで残りますので、ご本人が視野が狭いと感じた頃には手遅れである場合も少なくなく、一度失われた視野は元には戻りません。こちらは白内障とは違って自覚しにくく、初期症状もほとんどの場合はないんです。40歳を過ぎたら発症率が急激に上がりますので、一度は検査を受けることをお勧めします。緑内障の治療は良くすることはできず、進行を食い止める、もしくは緩やかにすることしかできません。早期に発見して、対応することが必要です。緑内障は日本人の失明原因の第1位ですが、多くの方は適切な治療を行えば生涯にわたって視力を維持できることが見込めます。

続いて、白内障についてお願いします。

白内障は目の中の水晶体、カメラで例えるとレンズが濁ってくる病気です。これによって光が目の奥にうまく通らなくなり、視力が低下します。根本的な治療は手術しかなく、濁ったレンズを取り除き、人工の透明なレンズを入れ直します。主な初期症状としてはまぶしさを感じたり、物が霞んで見えたりすることですね。昔は白内障はかなり悪化するまで放置されていたのですが、あまりに悪くなり過ぎると、手術が難しくなりますし、合併症のリスクが増えます。手術に適した時期が来たら受けていただいたほうが、リスクは少ないですね。

こちらの特徴である白内障の日帰り手術は、どのように対応していますか?

20190128 4

勤務医の頃は1日に行う手術の回数が多く、手早く行うことが必要でした。当時と比べれば当クリニックでの日帰り手術の時間は10〜20分程度と、スピードをかなり落として、安全第一であることを最重要視しています。もちろん、時間は手術において重要な要素です。速くすれば、患者さんの目に優しい。ですが速さを求めるあまり荒くなってしまうと、次の日に炎症が強く出るなど、不具合が表れかねません。今の私は、安全運転で確実に進めることを最優先にしています。通常の白内障であれば、日帰り手術で大丈夫です。難治症例である場合は、無理をせず連携している近隣の基幹病院などでの入院・手術をお勧めするようにしています。

地域に信頼される、目のかかりつけ医でありたい

地元であるこの街と、来院する患者の印象を教えてください。

5

尼崎の中心部は、昔と比べると変わりましたね。特にJR尼崎の駅前は再開発が進んで、一変しました。付近に暮らしていらっしゃる方の意識も、随分と変わっているように思います。とはいえ、クリニックがあるこの辺りは、昔ながらですよ。隣のスーパーは僕が子どもの頃にできて、よく行っていたんです。ご覧のとおりの下町で、来院される方も気さくな方が多く、ここは私にとってとても落ち着く場所なんです。来院される方は、9割以上がクチコミ。徒歩や自転車で来られる方が中心ですが、駅から離れている分、周辺に多くのコインパーキングがあるので、自動車で比較的遠方から来られる方もおられます。近隣に住まわれている方に紹介された親族の方が、遠方から来られて手術を受けて帰られることもよくあります。人のつながりを介して来ていただけるので、医師として接していてもうれしいですし、診療も進めやすいですね。

眼科医師のやりがいは、どんなところにありますか?

答えがすぐに出るところですね。早い場合は、手術をした翌日に、手術の結果に喜んでいただけます。そういうときは、患者さんの顔がそれまでとはまったく変わるんです。明るい表情を見られたときは、私もうれしい気持ちになります。逆に難しさは、やりがいとは表裏一体で、手術中にトラブルが起これば責任が重大であること。その緊張感を常に忘れずに手術にあたっております。「目が見えなくなるのは、死ぬより怖い」と仰る患者さんも多くいらっしゃいます。だからこそ、安全で確実であることを第一にして、日々の手術や診療に向き合っています。

こちらのクリニックを通じて、先生がめざされる医療を教えてください。

20190128 6

クリニックの規模をどんどん大きくしていきたいという考えは、私の中にはありません。人に任せるよりも、なるべく自分で患者さんに対応していきたいんですよ。今後は今まで以上に、患者さんからの信頼度を高めていきたい。そのためには、常に最新の医療を提供することが大事だと考えております。幸い阪神間では、非常に多くの学会が開催されており、ほぼ毎週末、学会に参加して新しい医療情報をインプットするようにしています。大学病院にいた頃のように周囲に情報があふれている状況ではないので、自分でアンテナを張って、積極的に取り入れるようにしています。そうして診療や治療の質を高め、地域の皆さんに信頼されるクリニックにしていきたい。目に関する地域のかかりつけ医でありたいと思っていますので、目のことで気になることがあれば、何でもお気軽にご相談ください。

Access