全国のドクター9,208人の想いを取材
クリニック・病院 159,001件の情報を掲載(2024年3月19日現在)

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市城南区
  4. 西新駅
  5. 佐伯歯科クリニック
  6. 佐伯 剛 院長

佐伯 剛 院長の独自取材記事

佐伯歯科クリニック

(福岡市城南区/西新駅)

最終更新日:2021/12/20

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック main

西鉄バスの荒江バス停からすぐのところにある「佐伯歯科クリニック」。2011年の開業より、口内を健康にすることで豊かな人生を送ってもらうことをモットーに、可能な限り歯を削らず抜かず、痛みの少ない歯科医療の提供に力を尽くしている。院長を務めるのは、インプラント治療や歯周病治療を専門とし、先進の歯科医療や歯科が担う重要な役割などをテーマとした講演活動にも積極的に取り組む佐伯剛先生。「患者さんの口腔内全体の問題を見極めて、一人ひとりに合った治療を施し、メンテナンスで長期にわたり適切に健康を維持・管理していくことが診療の大前提です」と豊かな笑顔で話す佐伯先生に、クリニックの特徴や診療のポイントなどについてざっくばらんに語ってもらった。

(取材日2021年1月18日)

複雑に絡んだ問題を見極め、長持ちする治療をめざす

歯科医療の役割についてどうお考えですか?

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック1

歯を悪くして失ってしまい、その数が少なくなると全身の健康に影響することは言うまでもありません。それを裏づけるものとして、例えば歯を失い10本以下になると健全にそろっている人に比べ、要介護になる可能性が15倍高くなるというエビデンスがあります。さらに、歯の少ない人は入院の日数や費用が3倍になるというデータもあり、40兆円を超えるとされる国の医療費削減の観点から見ても、歯科の担う役割は実はたいへん重要なのです。人々の命や人生に関わる歯を守り、適切に管理していく立場にいる私たちには大きな義務と責任があると考え、日々の診療に力を尽くしています。

診療のスタンスをお伺いします。

口の中の問題は十人十色。複雑に絡まる糸のようにいろいろな要因が重なり、今のお口の状況となっています。その糸をほどいて考察し、それぞれに合った方法や道筋を見極めることが非常に重要です。過去の問題を残したまま治療をしても、本質的な改善には導けないのです。その見極めは難しく、一朝一夕でできるものではありませんが、当院では順序立てた診断でそれを可能にしています。顔の骨格という大きな箇所から、歯並び、歯茎の状態、最後に1本1本の歯という小さな箇所と順を追って行くことで、患者さんの目からもわかりやすく問題点が見えてきます。この問題点をしっかり把握した上で、治療を施すことが大切です。さらに健康な状態をメンテナンスで維持・管理していくことが、最終的なゴールであり私たちの務めです。もちろん、理想を求めると時間や費用がかかりますので、患者さんの希望に沿い、納得を得ながら治療を進めることを徹底しています。

患者層を教えていただけますか?

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック2

傾向として多いのは、ホームページを見て来たという患者さん。そのため、健康意識の高い方が多い印象があります。年齢層は20~60代の方がよく受診されていて、全体の7割くらいが女性の方ですね。主訴としては小さな虫歯の治療や検診希望の方が大半ですが、お口の環境が悪化しておりインプラント治療や歯列矯正も含めて全体的に治してほしいという方も少なくありません。また、当クリニックはメンテンスがとても大事と考えているので、開業当初より長く通っていただいている方々もたくさんいらっしゃいます。治療の間は、その必要性を積極的にご説明しているので、治療後は多くの患者さんがメンテナンスに移行されています。

深めてきた知見を生かす先進の歯科医療を提供

先生が得意とされている治療は何ですか?

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック3

歯は一度削ってしまうと二度と再生することはありません。しかも、歯は治療を重ねるほどに寿命が短くなってしまいます。そこで当クリニックでめざしているのが、極力歯を削らず治療し、本来の歯と同じようにずっと機能し続ける虫歯治療です。診察の際は、歯科医師の経験だけでなく、データで虫歯の有無を精密に判断するために先進の検査装置も使用します。虫歯の進行具合を確認することで、可能な限り削る量を抑えて治療をしています。また、治療に用いる材質に関しても状況によって使い分けることが必要です。昨今増えている「歯をできるだけ削らずに治療したい」というニーズに応えるダイレクトボンディングは、得意としている治療の一つです。

ご専門であるインプラント治療の特徴をお聞きします。

私はインプラントの勉強会などに参加しながら、長年にわたって研鑽を積んできました。その専門性を発揮して、世界水準の治療に取り組んでいます。当クリニックでは、質の信頼性にこだわり、世界中で使用されるメーカーのインプラントを使用し、手術前には歯科用CT装置で撮影したデータを活用して、3次元でのシミュレーションを行っています。これにより、骨の厚さや神経、血管の位置などを細部まで確認でき、手術の際は、事前のシミュレーションで得た情報をもとに作製したサージカルガイドを必ず使用します。このことにより安全性はもちろん、術前の計画と寸分の狂いもない正確な施術をめざすことができます。また、手術時間の大幅な短縮にもつながるので、患者さんの負担がとても軽減します。

矯正にも力を入れているそうですね。

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック4

当クリニックでは、透明なマウスピース型装置を使った部分矯正を行っています。その特徴は従来の矯正器具を着けずに済むので、矯正していることがほとんどわからず、患者さん自身で取り外しもできます。また費用が一般の矯正治療の半分ほどに抑えられ、さらに矯正期間も多くが半年未満と短期で終えられるというメリットもあります。また、この部分矯正では、口腔内スキャナーを用いるため、従来の歯型採りの手間や苦しさがほぼありません。その3DデータをまずAIがシミュレーションし、それをもとに計画を立てることで、それぞれの患者さんに合わせた歯並びをご提案し、実際に映像で見てもらうことが可能です。また、歯科矯正を専門とする先生と密に連携を図っているので、全体的な矯正や難易度の高い症例はご紹介することもあります。

一人ひとりに合わせたオーダーメイドの予防プランを

どんな歯科メンテナンスが受けられますか?

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック5

当クリニックでは、科学的根拠に基づいた予防システムを採用しています。口腔内検査で取得したデータを活用して予防プランを構築し、それぞれの患者さんに合わせた歯のクリーニングやPMTC、ブラッシング指導に加え、生活習慣改善の指導も行うオーダーメイドのメンテナンスに取り組んでいます。さらに、メンテナンスは担当制を基本としており、一人の患者さんに専属の歯科衛生士がつきます。これによって患者さんの性格やライフスタイルをしっかりと把握し、より適切な口腔内の健康管理に努めるほか、楽しく長く通っていただけるよう密なコミュニケーションも心がけています。

歯科医師を志したきっかけや仕事のやりがいは何ですか?

もともと医師家系で、子どもの頃から医療の道は意識していたので、自然とこの世界に入っていきました。歯科医師になろうと決めたのは細かい作業が好きだったからです。口の中の問題を全体的に改善に導いていける歯科の仕事は面白く、私の天職だと感じています。初診からずっと診ることで、自分が施した治療の結果をダイレクトに確認することができますし、患者さんに喜んでもらえた時のうれしさというのは、私にとって何ものにも代えがたい喜びであり、やりがいを感じる瞬間です。歯科医師には大きな責任と義務があります。歯の健康で困っている方のために貢献できるよう、いっそう尽力していく覚悟です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

佐伯剛院長 佐伯歯科クリニック6

口は「健康の入り口」とも呼ばれ、口の健康を保つことは体の健康を手に入れる第一歩です。なるべく若いうちから歯を健康な状態を保つことが、より豊かな人生を送る鍵になります。以前に比べて、昨今は悪くなりたくないから受診するという方が増えています。早期治療やメンテナンスを心がけると、その後の長い時間を苦労せずに安心して過ごしやすくなるでしょう。もし歯を失った場合でも、さまざまな対処法がありますので、まずはご相談ください。当クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた適切な歯科医療を提供いたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/49万5000円(ガイドシステム、セラミック歯込み)
セラミックインレー/9万9000円~
ダイレクトボンディング/4万4000円~、
マウスピース型装置を用いた部分矯正(上下)/49万5000円~
※すべて税込

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access