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平澤 良征 院長の独自取材記事

耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 ひらざわクリニック

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2021/04/15

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「耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 ひらざわクリニック」は名鉄尾西線観音寺駅から徒歩5分、落ち着いた温かみのあるクリニックだ。耳鼻咽喉科だけでなく、小児耳鼻咽喉科も標榜する意味を平澤良征(よしゆき)院長は「子どもは構造的に耳や鼻の病気になりやすいので、診療の頻度や必要性も高いです。専門性を生かして注力したい分野なので、標榜科目として掲げました」と笑顔を見せてくれた。患者と話し合って治療の方向性を決めたり、患者家族にも寄り添う診療姿勢も当院の特徴だ。一方でめまいや睡眠時無呼吸症候群、アレルギー疾患などの放置しがちな症状の治療へも力を入れ、働いている方にも通院しやすいよう、土曜日午後も19時まで診療を設け治療にあたっている。幅広い年齢層に向き合う先生の思いを聞いた。
(取材日2021年3月24日)

子どもの耳鼻科にも注力するクリニック

耳鼻咽喉科の医師になるまでの経緯を教えてください。

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父親と兄が歯科医師で、医療は常に身近な存在でした。幼い頃から自分は少年剣士で高校まで剣道一筋の生活を過ごし、医学の道をめざすことは特に意識していませんでした。しかし、いざ受験生となると長年の剣道で身についた修練と自己修養の精神が大きな原動力となり、今自分ができる力をすべて出して人の助けになる医師になることがベストだと考え、医学部受験に踏み切ったことを覚えています。東京慈恵会医科大学に入学し、卒業後は同大学の大学病院で経験を積みました。父の職業柄、口の中をのぞくことは小さな頃からなじみがありました。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医になったのは、それに似た「喉を診る」が常にある診療科だったからだと思います。地域の方々に長く寄り添いサポートするような医師になりたい、大学病院で得た知見を生かして貢献したい想いがあり、いつかは開業をと考えていました。

クリニックへのこだわりを教えてください。

クリニックは圧迫感のない開放的な空間にしたかったので、天井を高く設えました。患者さんの“病院にいる”という心理的なプレッシャーを少しは和らげてくれると考えています。鼻や耳の病気にかかりやすい、お子さんもご両親が連れてきやすいように皆さんがくつろげるよう工夫しました。また、患者さんにベストな治療を提供したいと思っていますので検査や治療の機器なども、患者さんにとって負担が少なく、わかりやすい医療機器という考えのもとそろえています。近年は新型コロナウイルスの影響もあり、診察台にHEPAパーティションを用いた感染症対策や院内空気の循環にも徹底しています。安心して来院し、じっくり相談していただけるように設備を整えております。

お子さんの診療で気をつけていること、心がけていることはありますか?

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まずは怖がらせないことですね。声かけと処置に細心の注意を払います。一方で子どもが騒いだり、走り回ったりすることは大目に見て、伸び伸びとさせています。もちろん危険がある場所には近づけないようにしてますが、子どもらしい行動を無理に止めさせる必要はないと思っています。私にも子どもが4人いるので、親御さんの苦労は理解できますからね。診療の際には、できる限り保護者にも同席いただきます。小さな子であれば、親御さんの膝の上に乗せてもらって処置をすることも多いんです。子どもが頑張っているところを側で感じていただきたいですし、治療内容も理解いただけたらと思っています。スタッフの気配りなども感じていただけると幸いです。

患者に寄り添って治療方法を選択したい

子どもは大人に比べて耳や鼻の病気になりやすいのですか?

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子どもは鼻や耳を患うことが多いです。それは大人と子どもでは、耳と鼻の位置が違うことに関係しています。子どもは耳の位置が低いため鼻と水平になっており、鼻水などが耳に影響を与えやすいんですよ。鼻をかむことがうまくできなかったり、鼻水をすすったりする行為も大人に比べて悪化してしまうことが多い要因です。例えば中耳炎なども、子どものほうが多くかかります。花粉症も幼児期から発症する子が多く、耳や鼻に関連した身近な病気は多いです。調子が悪い時にきちんと喉や耳の中を見てもらい、根拠に基づいた治療を受けられる点が耳鼻咽喉科を受診するメリットだと思っています。

子どもでも花粉症になるほどアレルギー性鼻炎は身近な疾患ですよね。

花粉症に限らず、アレルギー性鼻炎を持っている人は日本の全人口の半分近いというデータもあるので、本当に身近なものだと思います。当院ではさまざまなアプローチで花粉症にも対処しており、舌下免疫療法なども積極的に取り組んでいます。症状が重い方にはレーザーの手術も行っており、子どもであっても対応可能です。こういった処置の場にも、できる限り親御さんに立ち会っていただきます。患者さんやその親御さんにはしっかり納得し理解した上で治療を始めていただきたいので、治療の選択肢を提示させていただき、患者さんの選択を尊重して進めます。医師側が適切だと思う治療法でも、痛みや体の負担を心配される方もいらっしゃいます。特にお子さんの治療の場合は、こうした事例が少なくありません。その場合は患者さんの声をしっかり聞き、別の方法を提案するのが医師の役目だと思っています。

その他に力を入れている分野はありますか?

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めまいの診療です。めまいはすぐに治まることが多く見過ごされがちな症状ですが、重大な病気が隠れていることもあります。ふわふわとした感じになるめまいは慢性的なものが多く、ぐるぐると回ってしまうものは急性かつ内耳性の疾患につながる場合が多いです。メニエール病や良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎の可能性もあるので、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。ふらつきを感じる場合は、血圧や甲状腺といった内科的な要因が関わっているかもしれません。当院ではまず丁寧に問診をし、赤外線の眼鏡型装置をつけたり、マット型の検査機に乗ったりして検査を行い、原因を突き止めます。薬や日常生活の工夫、ちょっとしたトレーニングで症状が快方に向かうケースも少なくないので、気になる症状がある方はご来院いただくことをお勧めします。

めまいやいびきに隠れた深刻な病気を意識して

睡眠時無呼吸症候群の治療にも積極的に取り組んでいらっしゃいますね。

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めまい同様に、気になるけれど放置しがちなのが、睡眠時無呼吸症候群です。いびきがひどかったり、日中異常に眠かったりすることで気づいて来院される方が多いです。誰でもいびきをかくことや睡魔に襲われることはあるので、大半の人はわざわざ受診しようとは考えないと思うのですが、睡眠時無呼吸症候群のリスクはある程度チェックリストで判定できるので、あてはまる症状があれば、まずは気軽に足を運んでいただきたいです。糖尿病や高血圧など基礎疾患を持った方が、睡眠時無呼吸症候群になり、それを放置することで心筋梗塞を引き起こす例もありますから、決して治療をせず放置してよい病気ではないと思います。喉の形状などをしっかりと観察した上でご自宅で就寝時に検査をすることで診断がつきます。症状に合わせて、治療や管理の方法を提案します。

お忙しい毎日ですが、気分転換の時間はありますか?

大学時代はアメリカンフットボールをやっていたのですが、働き始めてからは、体を動かす機会も減っていました。ところが子どものスイミングスクールに付き添うことをきっかけに、併設のジムに通い始めたら、トレーニングが生活の一環となってしまいました。医師は体が資本ですからね(笑)。筋力トレーニングと有酸素運動を併用することで健康的な体作りと免疫力を向上させています。

今後の抱負をお願いします。

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当初は子ども向けの治療に力を入れたいと思っており、現在もその精神は変わっていませんが、来院される患者さんの年齢層は非常に幅広くなってきました。中高年や高齢の患者さんには、さまざま疾患があり、それらが複合的に絡み合って不調を来している例も多いです。めまいや睡眠時無呼吸症候群は、受診はしないけど症状に悩んでいる潜在的な患者さんもいらっしゃるので、ぜひ耳鼻科の専門性を生かして解決していきたいと考えています。また睡眠時無呼吸の治療と舌下免疫療法については次回の予約が取れることになりましたのでモチベーションをもって治療を続けられるよう、一緒に頑張っていきたいですね。じっくりと通院を続けることで健康になっていってほしいとも思いますし、お子さんからご高齢の方まで、なんでも相談しやすい皆さんの地域の先生でありたいですね。

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