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吉崎 正洋 院長の独自取材記事

たきだい歯科医院

(八街市/日向駅)

最終更新日:2019/07/04

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「自分の家に帰ってくるような感覚で気軽に来院してほしい」と語る「たきだい歯科医院」院長の吉崎正洋先生。学生時代を東京で過ごした院長が、農地に囲まれた高台の一角を開業の地に選んだのは2011年。20代のときに出会ったウインドサーフィンがきっかけで、自然に対する造詣とハワイ伝統のおもてなし精神がしみついたのだという。地域の交通事情や患者一人ひとりの生活スタイルに寄り添い、気軽に立ち寄れる医院づくりに取り組む姿勢にそれが表れている。診療は毎回が一期一会の心構えで、感覚や経験だけに頼らず客観的なデータを重視。特殊な症例の場合、近隣の大学系列病院への紹介体制が整っていることも安心材料となるだろう。地域の歯科医療を支える吉崎院長に、開業の経緯や診療時のモットーを聞いた。
(取材日2019年6月20日)

郊外型立地の特性を知り尽くした受け入れ態勢

広々とした敷地で駐車スペースも豊富ですね。

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八街は落花生の産地で知られるように、農業を主体とした第一次産業が盛んな地域です。生産者の方々は軽トラックで畑と家を往復しておられますし、通勤やお子さんの送迎にも車が欠かせません。中でも滝台エリアは最寄り駅が少し離れていることもあって、開業にあたっては車で気軽に立ち寄っていただけるような立地を選定しました。駐車スペースは区画つきの4台分にフリースペースを合わせて、最大9台分を確保しています。農作業を早めに切り上げて義歯の調整に来られるお年寄りや、家事の合間にお子さんを連れてきてくださるお母さんなどに重宝いただいています。

自然豊かな郊外での開業を選んだ理由を教えてください。

私は学生時代と研修期間を東京で過ごしていましたが、その頃からいつか開業するなら自然に囲まれたところがいいと思っていました。若い頃、ウインドサーフィンのプロ活動をしていたこともあって、自然環境に対する思いが深くなっていったんです。都会のアスファルトの中でテナントを構えるより、自然を肌で感じられる郊外がいい。祖父も父も千葉県内で歯科医院を開業していましたし、私もウインドサーフィンをするためにこの辺りの道をよく通っていましたから、この場所を見たときは直感的にここだ、と確信しました。冬はここだけ雪が積もるほど寒いのですが、それ以上に地域の人たちの温かさに助けられています。

患者層としては高齢の方が多いのですか。

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開業当初に限っては高齢の患者さんが多かったように記憶しています。ただ、現在ではその子どもの世代と言いますか、同じ敷地内で同居している20代後半から30代後半ぐらいまでの若いお父さんやお母さんの世代が中心になってきています。さらに彼らのお子さんたち、つまり孫の世代の来院も増えていることを考えると、どんどん若い世代につながっていっている手ごたえを感じますね。年齢を問わず気になるのは、都会と比べて虫歯が多いこと。こちらの子どもはきょうだいが多いので、お母さんが下の子にかかりきりで上の子は歯磨きがおろそかになりがちです。大人に関しては、放置した恥ずかしさから来院をためらってしまう方が多いので、気軽にお越しいただけるような雰囲気づくりを心がけています。

アロハに込めたもてなしの気持ち

内装や設備に関して気を使っていることはありますか。

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ウインドサーファー時代にハワイへよく遠征していたので、院内にはハワイにちなんだ写真や花飾りをいくつか置いています。ただ、それよりも私が取り入れようとしているのは、ハワイのおもてなしの心です。ハワイには「アロハ」というあいさつの言葉がありますが、これは単なるあいさつの意味のほかに「来てくれてありがとう」といった感謝やおもてなしの気持ちが含まれています。どんな患者さんでもアロハの精神でお迎えし、自分の家に帰ってくるような感覚で気軽に立ち寄ってほしい、スタッフともどもそういう気持ちでお待ちしています。設備に関しては、私が手元に集中できるよう操作性に優れていることと、患者さんが座りやすく落ち着いて座れることを条件に歯科ユニットを選びました。ユニットは4台体制で診療を行っていますので、待ち時間が長引くことはほとんどありません。

診療のときどんなことを心がけていますか。

患者さんは一人ひとり事情が違いますので、その方に合った治療方針を提供するようにしています。東京に通勤されているお父さんと子育て中のお母さんでは通院可能な日時が違いますし、同じ虫歯治療でも人によって歯の形や粘膜の広がり方が違うでしょう。ですから私は、毎回が一期一会という心構えで診療に当たります。慣れが慢心につながらないように、虫歯治療の際には検知液で取り残しがないかを毎回確認していますし、説明の際は同じ条件でも患者さんの反応が異なる場合があることを前提に行っています。もし治療に選択肢があれば、そのメリットとデメリットをすべて説明した上で、患者さんの意志を尊重します。例えば、私は極力歯を抜かない方針なのですが、それでも患者さんの性格によっては早く抜いてあげたほうがいいという場合もあると思っています。

他院との連携・紹介体制はありますか。

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歯科口腔外科の範囲で重い事例の場合は、近くの東千葉メディカルセンターという千葉大学系列の病院と、それから東金市にある、さんむ医療センターという総合病院を紹介しています。それほど混雑することなく大学病院と同じような内容で診療を進めてくださるので、急ぎの場合などはそのどちらかにお勧めしています。最近の傾向としては、やはり口腔がんが気になりますね。メディアの影響でしょうか、舌に何かがある、しこりがあるとの訴えでいらっしゃる方が当院でも多くなりました。疑いのある場合はすぐに連携先の病院を紹介して、一刻も早く詳しい検査を受けていただくようにしています。横のつながりという意味では、大学時代の同級生が都内で開いている歯科医院にお願いすることもあります。彼が作る技工物の溝や隆線には私自身も学ぶところがありますね。

地域の歯科診療を支えている責任と重み

患者自身でのセルフケアを大切にされているとお聞きしました。

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口腔内の健康を維持するためには、虫歯や歯周病にならないための予防措置と、治療が終わってからのメンテナンスが重要です。予防とメンテナンスはいずれも患者さん自身に日頃から心がけていただく必要がありますから、いろいろな道具を試していただき、金銭面での相談をしっかりした上で継続できる方法をお勧めするようにしています。特にお子さんの多いご家庭では、キャラクターつきの電動歯ブラシ1体と、各自の替えブラシがあると喜んで使ってくれますね。あとは、歯科医院に通うという習慣をつけていただくことでしょうか。小さなお子さんは一人で診療室に入るところから椅子に座って治療ができるようになるまでが長い道のりです。5回、6回できなくても諦めずに、最終的に口を開けられるようになるまで、お母さんと協力してゆっくりと成長を見守るようにしています。

現在、関心を寄せられている治療や技術はありますか。

当院の設備はごく普通のものですが、自分自身のモチベーションを維持するためにも新しい技術やツールの勉強は欠かせません。休日を利用して講習会や勉強会に積極的に参加し、自分を成長させる努力を怠らないようにしています。中でも噛み合わせは大切にしたいテーマの1つですね。噛み合わせというのはその人の骨格やお仕事、さらには感覚的な要素も影響してきますから、本当に奥が深い。将来的には、何が正しい噛み合わせなのかという判断は客観的なデータによってお示しすることが必要だろうと思っています。そういった意味で、咬合力を電気的に測定できるシステムなどに関心があります。

ご自身の健康のために気をつけられていることはありますか。

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開院から約8年、当院がこの地域の歯科医療で社会貢献ができてきたという実感を持つようになってきました。新参者であった私が受け入れられたことをうれしく思うのと同時に、もし私や当院がなくなったら困る人たちがどれほどいるだろうかと身にしみて感じることがあります。この地域の10年先、20年先、ひいては50年先の歯科医療を担う責任を考えたとき、私自身が歯科医師として長く現役を保てるようにしなくてはなりません。一番気をつけているのは目、視力の維持です。サプリメントやマッサージ、ちょっとした仕事の合間に遠くの緑を眺めるのもいいですね。少しでも長く現役を続けられるように、自分自身の健康維持と技術の研鑽に努めたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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