岡田歯科医院

岡田歯科医院

岡田とし江院長
頼れるドクター掲載中

医療トピックス

歯科医師会でも取り組む
口腔がん検診を受けて早期発見を!

岡田歯科医院

16449 mt 1 title 1447311427

がんに関心を持つ人は多いが、口腔がんは見落とされがちな存在である。しかし、がん全体の約1割は口腔がんである、という点は見逃せない。「岡田歯科医院」院長の岡田とし江先生は口腔がんの専門医として、関東労災病院の口腔外科部長を務めた経歴を持ち、開業した現在でも病院と連携体制を取った高度な診療を続けている。口腔がんについてのプロフェッショナルである先生に、詳しく話を聞いた。(取材日2015年10月22日)

神奈川県歯科医師会・口腔外科学会を中心とした、口腔がん早期発見の実現をめざして

口腔がんとはどのようなものなのでしょうか?また、その原因は?

16449 mt 1 q1 1448504207 ▲歯科医師会では、会員の先生への指導も行っているという岡田先生 口腔がんとは、お口の中にできるがんの総称です。口腔がんの中で最も多いのは舌がんですが、歯肉がん、口底がんと続きます。上顎や下顎にできたり、腫瘍が大きい場合は上顎から頬部・下顎にまで患部が及ぶこともあります。口腔がんができる要因として多く挙げられるのが喫煙・飲酒です。また、入れ歯が歯肉や頬粘膜に当たる、歯や詰め物が舌に当たるといった慢性的な機械的刺激も口腔がんを引き起こすきっかけになります。熱い飲食物による火傷や口内炎、また刺激物が好きという嗜好性も、口腔内の状態によっては口腔がんの誘因となるため配慮が必要です。

口腔がんを疑う兆候や症状はありますか?

16449 mt 1 q2 1447311427 ▲ちょっとした違和感があれば、すぐに検診を受けましょう 例えば、口内炎が2週間経過しても治らない場合は、口腔がんを含め、何らかの異常がある可能性が考えられます。口腔内に腫瘤がある・腫れている・しこりがあるなどの症状があり、治療を試みても、それがなかなか治らないケースでも同じことがいえます。口腔がんの初期症状としては、腫れやしこりがある、口内炎があるなどさまざまです。また、口腔がんは他の疾病、例えば歯周病などと間違えられることもあり、判断が難しい症状の場合、専門の口腔外科医に診てもらうことで発見の遅れを防ぐことが大切です。できるだけ早期発見・早期治療が望ましいと考えられます。

早期発見に対する取り組みはどのようなものがありますか?

16449 mt 1 q3 1448504207 ▲院長のとし江先生は、病院の部長として口腔がんを専門に診療 例えば神奈川県歯科医師会では、口腔外科専門医と共に、無料の口腔がん検診を実施しており、口腔がんの早期発見はもちろん、県民の口腔がんに対する認知度向上にも力を入れています。また、神奈川県に限らず、多くの歯科医師会が同様の活動をしているので、興味がある方はお住まいの地域の歯科医師会のイベントを確認してみることをお勧めします。有料で口腔がん検診を実施している歯科医院も存在しますが、まだまだ数は少ないのが現状です。そのため、神奈川県歯科医師会は無料検診だけでなく、地域の会員の先生方に研修を実施し、口腔がん検診協力医となっていただき、協力医の増員にも力を入れています。すべてのかかりつけ医が、来院される患者のお口を診た際に、口腔がんを発見できる知識と技術を身に付ければ、早期発見、早期治療の可能性が広がりますね。

口腔がん検診はどのようなことを行うのですか?

16449 mt 1 q4 1447311427 ▲検診の際には、視診だけでなく触診でもチェックする 口腔がん検診では、問診、視診、触診が重要です。まず、問診で過去の病歴はもちろん、お酒やタバコなどの嗜好物についても把握します。視診で見た目をチェックし、触診に移ります。触診では顔の外側である耳下腺、顎下腺、リンパ節は上から下へ移動しつつ、顎下、鎖骨上窩まで確認し、腫れやしこり、硬さがないか入念に確認します。口腔がんでは、比較的早期にリンパ節転移してくる可能性があるためです。次に口腔内を上唇、下唇、左右の頬粘膜 全体の歯肉、舌、口底までチェック。特に舌部分は良性の病変が見つかることがあるため、触診は必須です。検診は、通常10分ほどで終了します。必要がある時にはルゴール染色も行います。

貴院ではどのような取り組みを行っているのでしょうか?

16449 mt 1 q5 1447319925 ▲CTでの画像診断も行っているため、より早期での発見につながる 関東労災病院で口腔外科で部長をしていた経験は、開業した現在、当院での診療にも生かしています。具体的には、疑わしい患者様のCT精査を即日行ったり、口腔がんの手術が必要な患者さんがいらした場合、患者さんのご要望に合わせてスムーズに病院へ紹介いたします。口腔がんを専門とした診療を病院部長時代から続けて参りましたので、歯の定期検診にいらっしゃる患者さんの口腔内を、がんの有無を含めて診察いたします。また、私は関東労災病院で火曜日外来を担当しており、当院副院長の岡田征彦先生は昭和大学歯学部高齢者歯科学講座の兼任講師。私共々、全身疾患がある方でも安心して治療が受けられます。お子さんから高齢の方、体が不自由な方でも安心してお任せいただける体制で患者さんをお待ちしております。

ドクターからのメッセージ

岡田とし江院長

定期的な検診を受けることで、病の早期発見、早期治療は実現します。専門の知識を持った歯科医師であれば、口腔がんは定期検診で見つけることができます。早い方では30代で発症した例もあるので、幅広い年代の方に受けていただきたいのですが、50代後半になったら、検診を受けることをぜひお勧めします。実際に歯科医師会主催の口腔がん検診によって悪性腫瘍が見つかったことからも、早期発見のために歯科医院を利用することは、健康な生活を送る上で大切なことだといえます。口腔がんは露出部分にできることが多いため、外貌の変形や手術後の創痕など、摂食嚥下、見た目などQOLに直結する問題につながります。お口の中に異常を感じた場合は放置せず、ぜひ早めの診察を受けてください。

Access