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岡田とし江院長、岡田征彦副院長 の独自取材記事

岡田歯科医院

(横浜市西区/天王町駅)

最終更新日:2020/04/01

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天王町駅より徒歩6分。洪福寺のほど近くに「岡田歯科医院」はある。周囲の住宅街にしっとりと馴染むブラウンの門をくぐると、ゆるやかなスロープとなっており、車いすの患者も気軽に来院できる。明るく穏やかな人柄が魅力的な岡田とし江院長の専門分野は口腔外科。ご子息であり副院長でもある征彦先生の専門は高齢者歯科。控えめで優しい雰囲気の中に、治療に対する真摯な姿勢が感じられるドクターだ。同医院は、ベテラン口腔外科医である、とし江院長の専門性の高い診療に、征彦副院長の新しい視点と知識が融合された、高度な歯科治療を提供。患者の状態を丁寧に観察し全身疾患の一分症として口腔内を診ることをポリシーとしている。戦前から地域住民のお口の健康管理に携わってきた医院の歴史から、休日のリフレッシュ法まで、お二人にじっくりとお話を伺った。
(取材日2015年9月16日)

70年にわたり地域住民の健康を守り続ける

とても歴史がある医院ですね。

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【とし江院長】当院は、戦前に開業した祖父の代から続く医院で、私で3代目となります。医院の前にある、当院の電柱広告は1946年から掲出しているんですよ。とても長いでしょう(笑)。息子である副院長の代になると4代目となります。70年以上この地域の皆さまの歯を診ているので、2代3代にわたって長いおつきあいをさせていただいている患者さんも少なくありません。

先生方の得意分野は何ですか?

【とし江院長】1976年に鶴見大学歯学部を卒業後、同大学の口腔外科の医局で10年間、関東労災病院に30年間勤務し口腔外科部長を務めました。当院は、埋伏歯、顎関節症、三叉神経痛、のう胞などの口腔外科治療を希望される方の他にも、歯周病の方、歯列矯正を必要とされている発育途上のお子さんたちや高齢者にもご来院いただいています。例えば、歯肉の中にもぐっているような歯は「ブラケット」という装置を付けて牽引し、歯並びを整えることもあります。疾患が原因で歯列矯正が必要となった方や、顎関節症の患者さんにも対応しています。また、歯科医師会の一般市民の方に対する活動として口腔がん検診も行っており、口腔がんの検診協力医を指導する研修会のお手伝いもしています。
【征彦副院長】私は、当院の診療と並行して昭和大学歯学部の高齢者歯科で研究、診療、学生の指導をしております。高齢者歯科は、抜歯、義歯、インプラント、一般診療全般など、全身疾患があるご高齢の患者さんの口内を専門的に診療します。院長が専門にしている口腔外科は抜歯など手術的な治療が中心となるのですが、僕の専門は「歯を抜いた後、その歯を建てなおす治療」と言えばご理解いただきやすいかもしれません。互いの能力を補完し合い、よりいっそう患者さんのお役に立てればと考えています。また、大学院在学中から、関東労災病院で院長と一緒に全身疾患を持った患者さんと向き合っていたこともあり、歯だけではなく全身状態を考慮して治療を行う姿勢を心がけております。

先端機器を導入しておられるそうですが。

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【とし江院長】特に、外科的な治療では滅菌の徹底が大切です。当院では、治療で使用する器具を自動で洗浄・消毒し、器具の溝やタービンの内部まで洗浄するオートディスインフェクターを導入しています。さらに、ヨーロッパ基準のクラスB規格をクリアしたオートクレーブでより高精度な滅菌を施します。また、広範囲を撮影でき、骨の状態などが正確・高精度に診断可能なX線CT診断装置も導入。安全な口腔外科治療、インプラント治療などが可能となり、近隣の歯科からCT撮影を依頼されたり、耳鼻咽喉科との境界領域の疾患の診断を相談されることも増えてきました。CTを導入したことで、これまでは大病院に行かなければできなかった治療が可能になり、地域医療によりいっそう貢献できるようになれたことが嬉しいですね。手術時に使用する顕微鏡、また救命救急に必要なAEDも整備いたしました。

口の中からわかる体の疾患。来院者の全身を注意深く観察

院長が歯科医師を目指されたきっかけを教えてください。

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【とし江院長】子どもの頃は学校の先生になりたいと思っていました。成長して、進路を決める年頃にちょうど大学紛争が起きていたので、その関係で進路に迷う同級生もいました。私自身も医学部に行くか歯学部に行くかかなり迷いましたね。結局、女性なので歯科の方がいいのではという家族の勧めもあり、歯科医師の道を選ぶことになりました。大学院時代には、スイスのバーゼル大学で手術のアシスタントを務めました。また、千葉大学の耳鼻科の教授や、慶應大学の形成外科の准教授と一緒に手術をさせていただき、関東労災病院在任中にも形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科との合同手術も行ってまいりました。そういった経験が全て今の診療に役立っていますね。

歯の痛みで来院された患者さんから、他の疾患が見つかる場合もあるのですね。

【とし江院長】そうです。例えば頬が腫れている場合ならば、原因が歯であるのか別の疾患が隠れているのか鑑別診断をする上でこれまでの経験が役立ちます。「歯がぐらぐらして痛い」と来院された場合も、原因は歯周病だけではないことがあります。がんや糖尿病が原因である場合もあるので注意が必要です。また、抜歯前に血圧を測ることから、コントロールされていない高血圧症の患者様を内科に紹介させていただくこともあります。口の中を診ることで、全身の状態を把握し、来院された全ての患者さんの内服薬を確認し、全身を注意深く観察するようにしています。さらに、患者さんに喘息や、アレルギーがあるかどうかなども注意するようにしています。

大病院とクリニックの患者層の違いをお伺いしたいのですが。

【とし江院長】もともと、主に口腔がんの治療を中心に診療してまいりましたので、今は週に一度、がんの術後の患者さん、口腔内疾患、顎関節症、術後のインプラントを行う患者さんを中心に関東労災病院では診ています。一方、岡田歯科医院の患者さんの来院される目的は多種多様です。幅広いニーズに応えられるように診療しつつ、患者さんの全身を診ることがすべての基本となります。そのために、患者さんの歩き方なども確認するんですよ。顎関節症が重症化している方は、体が傾いていることもあります。また、口を開けていただいた時に、口が曲がって開いていることなどもわかるので注意しています。
【征彦副院長】特に当院は、高齢者の方が、安心して歯科治療を受けることができる環境づくりに力を入れていますので、安心してご来院いただきたいと思います。また、高齢になるとご自身で口腔ケアができなくなる方もおられるので、衛生士さんが中心になって口腔ケアを行っています。

まさに大病院と遜色がない対応をされている歯科医院ですね。

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【とし江院長】今後も患者さんのためになることであれば、何でも積極的に吸収し診療に生かしていきたいと思っています。材料や治療法もどんどん開発されていますので、新しい歯科材料や補綴の手段は副院長にアドバイスをしてもらい情報を共有することも多いです。
【征彦副院長】良い材料を見極め、積極的に診療に生かすように心掛けています。また、再生医療の分野などにも関心があるので、当院の診療に生かせる技術が出てきたら取り入れることも考えています。

高度な技術で一人一人をじっくりと診療。高齢社会に適した治療を目指す

休日が日曜だけのようですが、どのようにリフレッシュされていますか。

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【とし江院長】スポーツセンターに通っています。外国旅行の際に多少なりともトレッキングを楽しみたいので、日頃のトレーニングでしっかりと筋肉を付けて健康管理をするようにしています(笑)。
【征彦副院長】僕は、旅行や温泉が好きです。日頃は忙しくてストレスを発散する機会もないので、日帰り温泉で1日のんびりと過ごして上手に気分転換するようにしています。

これからの展望をお聞かせください。

【とし江院長】これからは私たち団塊最後の世代が高齢者になっていきます。そして、高齢者人口が一番増える世代とも言われています。副院長には、そういった大変な時代に対応できる医師になってほしいですね。副院長に代替わりするのは10年後ぐらいになると思うのですが、可能な限りこれまでの私の経験を継承したいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【とし江院長】口腔がん検診、親知らずの難しい抜歯や、顎関節症、埋伏歯など口腔外科的なことはもちろん、歯周病治療、虫歯治療、入れ歯まで、気になることがあれば何でも気軽にご相談いただきたいです。当院は、先端技術を取り入れた診療を地域の皆さまにご用意しております。
【征彦副院長】特に、脳梗塞後で体を動かしづらかったり、車いすを使っておられる高齢者や有病者の方も安心してご来院ください。また、歯科を怖がるお子さんも多いとは思いますが、当院の衛生士さんは、小児歯科で働いていた方もおりますので、お子さんの対応に慣れています。安心してお子さんと一緒にご来院いただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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