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岡田 とし江 院長、岡田 征彦 副院長の独自取材記事

岡田歯科医院

(横浜市西区/天王町駅)

最終更新日:2020/07/06

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相鉄本線の天王町駅から徒歩約6分の場所にある「岡田歯科医院」。もともと住居として使われていた院内には当時の面影が残っており、応接間だった待合室などはまるで自宅にいるかのようにゆったりくつろげる。70年以上の歴史をもつ同院の3代目院長を務める岡田とし江先生は歯科口腔外科が専門で、親知らずの難しい抜歯や口腔がん検診などに取り組む。もう1人の歯科医師である息子の岡田征彦副院長は高齢者歯科を専門として、失った歯を人工物で補う補綴を中心に一般歯科診療を担当。得意分野の異なる歯科医師同士が日頃どんな連携を図っているのか、院外の医療機関との連携や近年注力していることも併せ、同院の特徴について聞いた。
(取材日2019年11月28日)

専門性の違う歯科医師が補完し合い質の高い診療を追求

先生方の得意分野を教えてください。

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【とし江院長】歯科口腔外科です。母校の鶴見大学の医局で10年間、関東労災病院で30年間勤務し、労災病院では口腔外科部長も務めました。当院では、埋伏歯、顎関節症、三叉神経痛、のう胞などの口腔外科治療や、疾患が原因で歯列矯正が必要となった方、顎関節症の患者さんにも対応しています。また、歯科医師会の一般市民の方に対する活動として口腔がん検診も行っており、口腔がんの検診協力歯科医師を指導する勉強会のお手伝いもしています。
【征彦副院長】私の専門は高齢者歯科で、「歯を抜いた後、その歯を建て直すための治療」といえばご理解いただきやすいかもしれません。当院の診療と並行して昭和大学歯学部の高齢者歯科で研究、診療、学生の指導をしております。当院では、抜歯、義歯、インプラント治療など、全身疾患があるご高齢の患者さんの口内を専門的に診療します。

分野の異なる歯科医師がいるメリットを感じることはありますか?

【征彦副院長】得意分野が違う者同士、お互いの能力を補完し合うことでより質の高い診療の追求が可能になっていると思います。例えば、慢性疾患や血液疾患など全身性の疾患がありデリケートな対応が必要な患者さんの抜歯をする時は、そうした症例を数々経験してきた院長にバトンタッチしてリスクに配慮します。
【とし江院長】逆に、治療で使う歯科材料に私が悩んだ場合は、補綴が専門の副院長にアドバイスしてもらって情報共有しています。最近でいえば、日進月歩で進化している歯科用の接着剤。何を使うかによって、かぶせ物のもちが大きく変わってきます。副院長は現在も大学病院で外来診療を担当しながら歯科の新しい情報に触れ、そこで得た知識が当院の患者さんに還元されているんです。

お2人とも外部の医療機関にも勤務されています。連携もされているのですか?

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【とし江院長】先ほど申し上げた関東労災病院で週1回の外来診療を担当していますから、例えば診断をつけるためにMRI画像を撮影する場合や、全身麻酔を施した上で手術するなど病院の設備が必要な時には、連携がスムーズです。場合によっては、当院の患者さんを関東労災病院の外来に紹介し私が直接診ることもあります。
【征彦副院長】勤務している病院以外でも、近隣の中核病院やご近所との診診連携はもちろんあります。近年は横浜市立大学からの依頼で、術後に口腔管理が必要な患者さんの訪問歯科診療を行うようになりました。月1回は大学側がチェックに訪れ、2週に1回はケアで私どもが訪問する、というように病診で協力して一人ひとりの地域の患者さんを支える活動を始めました。

全身状態を考慮した診療を実践。訪問診療にも取り組む

診療方針についてお聞かせください。

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【征彦副院長】全身疾患の1つの症状として口腔内を診ることが当院の方針です。大学院在学中から、関東労災病院で院長と一緒に全身疾患のある患者さんと向き合っていたこともあり、全身状態を考慮して口腔の治療を行う姿勢を心がけています。現在使用中のお薬は必ずチェックし、糖尿病や高血圧で内科にかかっていれば血液検査のデータを拝見させていただきます。特に糖尿病は歯周病との関係が強いので注意していますね。抜歯する前に血圧を測るので、患者さん自身が高血圧に気づいていなければ内科に紹介させていただくこともあります。
【とし江院長】気管支喘息などのアレルギーにも気をつけるほか、診療室に入る患者さんの歩き方なども確認しています。顎関節症が重症化している場合、体が傾いていることがあるからです。また、口を開けていただいた時に、口が曲がって開いていることなどもわかるので注意しています。

新たに始めた診療などありますか?

【とし江院長】先ほど横浜市立大学と共同で始めたと申し上げた訪問歯科診療は、2018年からのスタートです。大学から依頼された方だけでなく、加齢や病気で通院が難しくなった当院の患者さんや、地域の歯科医師会からの要請、近隣にお住まいの方からのお問い合せもあります。訪問歯科診療でも副院長との相互補完は生きてきて、現状では歯科口腔外科のニーズが中心ですが、一般歯科領域の治療が必要になれば副院長にバトンタッチしています。
【征彦副院長】再生医療の分野にも関わっていきたいと思っています。当院では例えば、歯周病によって破壊された顎の骨などの歯周組織再生を促す歯周組織再生療法などを導入してきました。この分野は今後ますます進んでいくと思うので、当院でも積極的に取り入れていきたいですね。

施設や設備面での特徴を教えてください。

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【征彦副院長】1つは、ご高齢の方が安心して通院できるような環境づくりです。入り口の段差をスロープにして車いすでもそのまま入れるようにしたり、足腰に不安が出てきた方が靴の脱ぎ履きで苦労されないよう土足のまま入れるようにしたりといったことですね。待合室のチェアなども、お年を召した方がくつろげるようなものをチョイスしました。
【とし江院長】医療機器関連は、早い段階で充実させました。患部を拡大し精密な治療を行うための顕微鏡や、高精度な診断を追求するための歯科用CTなど。また、外科的な治療を行う当院では特に治療器具の滅菌に気を使い、性能にこだわった滅菌器を導入した上で、歯を削るタービンを患者さんごとに変えられるよう数をそろえました。

さらなるデジタル化を視野に負担の少ない治療をめざす

今後について何かお考えはありますか?

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【征彦副院長】デジタル機器を活用して、より患者さんに負担の少ない診療ができるようにしていきたいと思っています。例えば、咬合をデジタル化するプレスケール、口腔内スキャナーにより型採りせずに口腔内の立体的なデータ採取を行う光学印象、デジタルデータを元にマウスピース型の装置を作って行う矯正などを取り入れていきたいです。
【とし江院長】これからは私たち団塊最後の世代が高齢者になっていきます。そして、高齢者人口が一番増える世代ともいわれていますから、副院長にはそういった大変な時代に対応できる歯科医師になってほしいですね。そのためにも、可能な限りこれまでの私の経験を継承したいと考えています。

プライベートはどう過ごしていますか?

【とし江院長】以前はスポーツセンターに通っていましたが、今はもっぱらゴルフばかり。65歳から始めたので腕のほうはまだまだですが、野山を駆け回って良い運動になっています(笑)。メンバーはだいたい、関東労災病院や地域の歯科医師会など医療関係者の方たちで、親交を深めるのにも役立っています。
【征彦副院長】最近は子育てで手一杯、という休日を過ごしています。娘と公園で遊んだり水族館に連れて行ったり。普段も、おむつ替えから入浴や食事のサポートまでなんでもやっていて、寝かしつけで一緒に寝てしまうことも多いですね。もう少し大きくなったら、夫婦とも大好きなスノーボードに家族で行きたいなと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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【征彦副院長】先ほどもお話ししましたが、ジャンルの異なる歯科医師2人がいることが当院の特徴の1つ。お互いの専門分野を生かしながら、今後ますます専門性の高い治療をしていけたらいいなと思っています。ただ専門的な診療に特化するのではなく、地域医療を支える医療機関として、どんな小さなお悩みにもお応えしていきたいという思いがあります。細部まで注意を払い、地域の皆さまに貢献したいですね。大学病院や総合病院での経験や知識を当院の診療にも反映し、患者さんにとって優しい診療を行い、安心して任せてもらえるクリニックと感じていただけるよう努力していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

義歯/15万円~、インプラント治療/30万~、歯列矯正(小児矯正)/11万円~

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