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椋本 茂裕 院長の独自取材記事

たまプラーザテラス むくもと眼科

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2023/11/16

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科 main

駅に直結したゲートプラザ2階にある「たまプラーザテラス むくもと眼科」には毎日、子どもから高齢者までたくさんの患者が来院する。会社の定期健診で「緑内障の疑いあり」と診断されたビジネスマンから「目に砂が入った」という急患の子ども、さらに糖尿病の合併症から来る網膜症の中高年など、患者の症状はさまざまだ。2010年の開院以来、常に明るい笑顔と患者の心を和ませるユーモアを持って診察にあたっているのが椋本茂裕院長だ。救急科外来や大学病院で培った迅速で適切な医療や、総合病院で身につけた患者一人ひとりと向き合う真摯な姿勢で診療に臨んでいる。「地域の方々の目の健康を守る『ホームドクター』として、この街に貢献していきたい」と語る椋本院長に、日々の診療にかける想いや信念を聞いた。

(取材日2023年8月8日)

総合病院での勤務を経て、「地域密着の医療を」と開院

先生が眼科医をめざした動機を教えてください。

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科1

中学校2年生のとき、ゴミが入り突然、目が痛くなったんです。急いで近所の眼科へ出かけたのですが、そのとき対応してくださった女医さんがとても親切で、すぐに処置していただいたことで不安が消えました。そのとき、「眼科医というのはスゴい仕事だな」と、初めて興味を持ったんです。「医師になりたい」というよりも、「眼科医になりたい」という気持ちが芽生え、この道に進むきっかけとなりました。実際、眼科医になってやりがいを感じる瞬間は、まさにあのときの自分と同じような患者さんに対応したとき。これまで当たり前のように見えていたものが何かのトラブルで急に見えなくなったとき、それに対応して差し上げると、患者さんは本当にうれしそうな表情をして、「ありがとうございます!」とおっしゃるんです。そんな様子を拝見していると、眼科医はやりがいのある仕事だなと思いますね。

こちらで開院されるに至った経緯を教えてください。

大学を卒業後、聖マリアンナ医科大学の本院や横浜市西部病院で勤務した後、横浜総合病院で診療にあたりました。そのとき、大学病院での治療と、総合病院での治療はまったく性質が異なるのだということを、深く実感したんです。極端にいえば、大学病院では患者さんの「目」に焦点を当てて治療します。大学病院は未来の医療に役立つ研究機関としての役割も兼ねていますから、病気や症状に最大の関心を持つのも当然ですよね。しかし、総合病院の場合は患者さんのライフスタイルや家族関係、職業や生活環境など、さまざまなことを考慮しながら診察にあたります。私は横浜総合病院で常勤も含めて4年間勤務したのですが、そのとき、この街の方々にとても親切にしていただいたんです。そのため独立するにあたり、「眼科医としてぜひ青葉区で貢献したい」という想いがありましたので、この場所での開院を決めました。

こちらにはどんな患者さんがいらっしゃるのでしょうか。

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科2

近隣にお住まいの方もいらっしゃいますし、ショッピングに合わせて遠方の患者さんもいらっしゃいます。土日祝日も診察しているので、平日はなかなか来られないビジネスマンの方は週末にいらっしゃることが多いですね。青葉区は健康に関する意識の高い方が目立ちます。他の眼科に行かれた方が、セカンドオピニオンを求めてこちらへいらっしゃるケースも多いですし、ご自分でインターネットなどを駆使して情報を集め、病気に関する深い知識をお持ちの方も少なくありません。目に関する問題以外の、健康面全般でのアドバイスを求められることもありますよ。

年配の患者から子どもまで幅広い年齢に対応

どういった症状を訴えていらっしゃる患者さんが多いのでしょうか。

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科3

まず多いのが、緑内障や白内障の患者さんですね。会社で行われた健康診断で精査の必要があると言われた方が、受診されるケースが目立ちます。特に現在は40代の約20人に1人が緑内障を発症するとされており、今後もますます増加するのではないでしょうか。緑内障の治療では、まず眼圧を下げるために点眼し、網膜神経を保護したり、循環の改善を図ったりしますが、それでも治癒しない場合は然るべき大学病院をご紹介し、手術をお勧めするようにしています。もう一つ、近年顕著に増えているのが糖尿病の患者さん。糖尿病網膜症は糖尿病の三大合併症の一つであり、成人が失明する原因の上位となっています。この場合は患者さんが普段、通院されている内科医と連携を取りながら、スムーズな治療を行うように心がけています。

場所柄、子どもが受診することも多いのでしょうか。

とても多いですね、お子さんの場合は目の痛みやかゆみなどの症状でいらっしゃることが多いのですが、そうしたときに気をつけているのが、できるだけ部屋の電気を点けて、明るい笑顔で対応すること。大人と違って、お子さんは診察室が暗いだけでも緊張し、泣き出してしまうことも多いので、できる限り室内を明るくし、気持ちにゆとりを持ってもらうようにしています。それから、お子さんの場合は症状を詳細にうまく説明することができないので、まばたきや目の微かな動きなどを見逃さず、迅速に、最短距離で原因を探り当てることも必要だと思っています。私自身、子どもが好きで、大学病院ではNICU(新生児特定集中治療室)を担当していたのもあって、子どもへの接し方には慣れており、ご父兄の方には安心してお任せいただいているのでは、と思っています。治療室へ入ってきたときには泣いていたお子さんも、ニコニコ顔で出ていってくれるようにしています。

大学病院では夜間の救急科外来も担当されていたそうですね。

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科4

当時は夜中の当直もしていたのですが、酔っぱらって殴られたとか、自転車で転んだとか、いろいろな患者さんがいらっしゃいましたよ。現在、こちらでは夜間の急患を受けつけていませんが、毎日、急な疾患を訴える患者さんもいらっしゃいます。患者さんの症状はさまざまですし、臨機応変に迅速な治療が求められるケースがほとんどですが、そういう場合、救急科外来で治療をしていた当時の経験が役立っているな、と感じますね。今でも大学病院や総合病院での先輩の先生に指導していただいたことに感謝しております。

野球と水泳で健康維持。休みは甲子園で

普段、健康で気をつけていらっしゃることを教えてください。

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科5

野球と水泳が好きですね。野球は小学生の頃からずっと続けていて、特にキャッチャーが好きですがすべてのポジションでなんでも器用にこなしますよ。広角打法でヒットを狙うのも得意で、今は休日に仲間たちと草野球をしたり、好きな外国人選手を集めたDVDを編集して楽しんでいますね。一方の水泳はダイエット目的で始めたのですが、現在でも若い頃のベストタイムを維持すべく、かなり真剣に泳いでいます(笑)。もう25mプールでは満足できず、週2回ほど、診療を終えた後に都筑区の横浜国際プールや千駄ヶ谷の東京体育館、東京辰巳国際水泳場など、50mのコースがあるところまで出かけていき、ひとしきり泳ぎます。最後に飛び込み台から勢い良くジャンプして「ストレス発散!」というのがお決まりのコースですね(笑)。

お休みの日は何をして過ごすことが多いのですか。

草野球の試合に出かけるほか、自宅が甲子園と思っている程、大阪にいることが多いですね(笑)。投げるのも打つのも両利きになりたいので、現在、特訓をしているところです。やはり、右でも左でも投げたり打ったりできれば、活躍の場が広がりますからね。私自身向上心が強いので、頑張っています。それに両利きは、診療にも有効的だと思っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

椋本茂裕院長 たまプラーザテラス むくもと眼科6

こちらへいらっしゃる患者さんで目立つのが、かなり症状が進んでから来院される方。「実は、1週間前から目が痛かったんです」「ずっと目がかゆかったんですが、我慢していました」など、おっしゃる方がとても多い。でも、目のトラブルはとても大切な問題で、人間、視覚に異常が起こると想像以上に不安になったり、パニックになったりするものです。そんなときは、すぐにこちらへいらしていただきたいですね。また、お子さんに目のトラブルが現れた場合、お子さんは上手に目の異常を説明することができませんから、ご両親がすぐに察してあげることがとても大切になってきます。そうしたサインを見逃さず、「あれ、ちょっとおかしいな」と思ったらすぐに受診していただきたいと思いますね。これからも、地域の皆さまの目の健康を守るホームドクターとして、この街に貢献していきたいと思っています。

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