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河瀬 貴子 院長の独自取材記事

じきはらこどもクリニック

(豊中市/桃山台駅)

最終更新日:2020/10/06

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北大阪急行電鉄の桃山台駅から徒歩15分。産婦人科や保育園に併設して「医療法人 廣仁会 じきはらこどもクリニック」がつくられたのは2009年のこと。2階の保育園を延長したようなかわいらしいデザインが特徴で、院内の壁や天井にはたくさんの動物や星が飾られている。河瀬貴子先生は2014年から同院で非常勤の医師として診療にあたり、2020年9月に新院長に就任。NICU(新生児集中治療室)での診療経験もある経験豊富なドクターだ。明るく気さくな人柄で、先生自身、3人の子どもを育て上げたベテランの育児経験者。「お母さんの味方というスタンスでお話ししています」と話す河瀬先生に、基本理念や今後の方針を聞いた。
(取材日2020年9月14日)

母子の心身をサポートする産科併設クリニック

最初に、クリニックが開設された経緯を教えてください。

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もともと理事長である直原(じきはら)廣明先生が運営する産婦人科クリニックがあり、出産後の育児をサポートするために、小児科クリニックと保育園を開設したのが始まりです。周囲のお母さんたちの育児を支えるのが目的で、一般診療はもちろんですが、予防接種をはじめ、育児相談や健康相談、お母さん方の心理的なサポートなどがクリニックの活動の柱となっています。患者さんや相談者は近隣にお住まいの方が中心ですが、産婦人科に併設していることもあって普通の小児科より診療圏が広く、北摂全域から来られます。以前は乳幼児の受診が多かったのですが、近頃は保育園児さんも多く来るようになりました。

新院長に就任されましたが、基本理念をお聞かせください。

当院のロゴマークにもなっている「よつば」には「母親、子ども、医師、スタッフの四者が一体となり子どもたちの未来を支えていく」という直原先生のメッセージが込められています。産科併設の小児科クリニックとして、育児支援やお母さんたちをサポートしていくことが当院の核であり、この理念に基づいた診療を行っていきたいと思っています。その上で、私の基本的な方向性としては、かかりつけの患者さんたちは可能な限り当院で診てあげたいと考えています。もちろん専門的な医療機関で診てもらったほうがいいと判断した場合はきちんとご紹介しますが、なるべくお子さんの成長過程も踏まえて当院で一貫して診て差し上げたいですね。

具体的に、どのようなアプローチを考えていますか?

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産科に併設していて早くからお子さんに関わるのが当院の特徴ですから、この点を生かした診療ができればと思っています。例えば乳幼児期のスキンケアがアレルギー疾患の予防に関係していることがわかってきていますから、肌の状態をコントロールして、将来的なアレルギーの予防につなげたいですね。アレルギーのあるお子さんに対しても、当院で診られる範囲で、できる限りサポートをしていきたいです。またもともと予防接種に力を入れていて、1ヵ月健診では説明会を開催し、多くの方に参加していただいてきました。現在は新型コロナウイルス感染症の影響で中断していますが、生後2ヵ月での最初の予防接種の際に、接種前に個別に説明をしてワクチンの必要性やスケジュールを説明しています。

母親たちを認め、味方になる

長年小児科の医師として経験を積まれてきましたが、どのような診療に携わっていましたか?

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一番長く勤務したのが聖バルナバ病院で、8年間在籍していました。同院ではNICUの開設時から未熟児新生児医療に携わっていたほか、乳幼児健診でたくさんのお子さんを診てきました。一般的に、乳幼児健診は公費で受診されると思いますが、同院では正常発達のお子さんも含めて皆さん毎月自費で健診を受けられていました。当時は年間数多くのお産がありましたから、その方たちのほとんどと毎月お会いして、月齢ごとの訴えを聞いてきたわけです。この経験によってお子さんの発達経過を見極める目を養うことができ、現在の診療の下支えになっていると感じます。

診療ではどのようなことを心がけていますか。

お母さんの味方になってあげることですね。私自身3人の子育てを経験してきましたが、教科書的なことをああしたほうがいい、こうしたほうがいいと言うのは簡単ですが、ではそれができるかと言うとできないんですよね。だって「あれを食べさせてください」と言っても、食べてくれないのが子どもですから(笑)。育児では「どうにかしたくてもどうにもならない」というのが当たり前。延々と、毎日続く子育ての大変さはよく知っているので、お話しするときは「お母さんの負担にならなければ」というスタンスでいます。許容範囲の中でお母さんの育児を認めてあげて、その上で「次はこうしてみてはどうですか?」とお話しするようにしています。

臨床心理士によるカウンセリングを行っているそうですね。

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現在のところは週1回、より本格的なメンタルケアをするために来てもらっています。一番の対象は、育児に不安があるお母さんたちです。お子さんに対してどう声をかければいいか、どうすれば親子がちゃんと一対一で向き合う時間がつくれるかなどをアドバイスしながら、一方では不登校の子どものメンタルケアなども行っています。普通の小児科クリニックで、臨床心理士のような純粋に心の問題を扱う専門家にお願いしているところはなかなかないと思いますから、不安が強くて、医師の診療だけでは足りない方、問題を抱えて明らかに困っているような方には、1時間ほど枠を取ってこちらをお勧めするんです。

経験豊富なスタッフとともにサポートしていく

スタッフの数が充実していますね。

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スタッフの数が多いだけでなく、受付から看護助手、看護師に至るまで皆さんよく勉強しています。予防接種をはじめ、受付スタッフがしっかり答えることができますし、専門的な質問であれば看護師がきちんと対応しています。これは初代院長の教育の賜物です。また医師からの話は良い内容ばかりではありませんが、そのときはスタッフが付き添って手厚くフォローしています。長く勤めているスタッフがほとんで、患者さんにとっても安心だと思います。現在は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、風邪をはじめとした感染症と、ワクチンや健診、肌ケア、アレルギーなどの非感染症とで、ドクターとスタッフ、そして動線を完全に分けていますが、これもスタッフ数に余裕があったからこそなせる業といえるでしょう。

先生はなぜ小児科の医師を志したのですか?

家族や親戚に医療関係者がいたわけではないのですが、学校の友人たちが医療の道を志す人が多く、その影響で医師をめざすようになりました。また母が大病を患っていたことも理由の一つです。小児科を専門に選んだのは、小さい時から子どもが大好きだったから。子どもに関わる仕事をしたいとずっと思っていたので、小児科に進むことに迷いはありませんでした。小児科の医師になり、つらいこと、大変なことはたくさんありましたが、それ以上にお子さんやお母さんと関わることが楽しくて、良い仕事に恵まれたと思います。若い頃は目の前の病気や出来事を解決することに一生懸命になっていましたが、年齢を重ねるとともに余裕が生まれて、今はお母さんたちの役に立ち、心の負担を軽くしてあげたいという気持ちが強くなっています。

今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

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新型コロナウイルス感染症の影響は少なからずありましたが、かえって小児科の医師としての役割を見直す良い機会になりました。産科併設の小児科クリニックとして、病気はもちろんお母さんとお子さんの心身の健康を全力でサポートすることが当院の原点であり、より重点を置いていきたいと考えています。同時に、アレルギー治療をはじめ、お母さんたちのニーズに応えられる体制を整えていきたいです。現代のお母さんは働いている人も多く、本当に忙しい。限られた時間内でいかに子どもとふれあうかご本人も悩まれていると思います。どうか一人で悩まず、どんな些細なことでも気軽にご相談ください。いつでもお待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・予防接種
インフルエンザ 3歳未満/3240円、3歳以上/3780円、高校生以上/4320円
おたふくかぜ/4320円
日本脳炎/4320円

・健康診断/1620円~

※詳細はクリニックへお問い合わせください。

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