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小児科クリニック敷地内病児保育室
保育士と過ごす病児保育の一日

ほし こどもおとなクリニック

(東松山市/東松山駅)

最終更新日:2020/03/04

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発熱や嘔吐など体調に不安がある子どもは、感染の心配から保育所での集団生活を断られることも少なくない。「どこかに安心して預けることができる場所があればいいのに……」。どうしても仕事を休めず、そう思った経験をもつ子育て世代も多いだろう。そんなときの心強い存在が「ほし こどもおとなクリニック」の2階にある「病児保育室ピッピ」。生後6ヵ月から小学校6年生まで、1日4人の子どもを2人の専任保育士が保育・看護している。症状が急変した場合には、小児科を専門とする星礼一院長が迅速に対応してくれる。東松山市内だけでなく市外在住の利用者も少なくないという。施設利用の手続きや子どもたちとの過ごし方などを、保育士の2人に聞いたので参考にしてほしい。 (取材日2020年2月8日)

病気中や病気回復期の子どもを保育士と医師、看護師がチームとなって、保護者の仕事と育児の両立をサポート

Q病児保育を利用するには、どのような手続きが必要なのですか。
A
1

▲保育前に子どもの健康状態を確認する

【大野有貴さん】当施設のご利用を希望される方は前日の18時まで、ご利用が月曜日の場合は土曜日の15時までにご予約ください。定員に満たない場合のみ、ご利用日の当日8時から予約をお受けします。また東松山市内にお住まいの方は、事前に「東松山市病児保育事業利用者登録書」を東松山市役所に提出する必要があります。当日には「東松山市病児保育事業利用申請書」も必要です。どちらもご利用日に、こちらで登録や記入ができますが、時間がかかりますので事前のご用意をお勧めします。東松山市以外にお住まいの方は「東松山市病児保育事業利用者登録書」は不要ですが、市内にお住まいの方とは費用も異なりますので、事前にご確認ください。

Q子どもたちは、どのように1日を過ごしているのでしょうか。
A
2

▲一人ひとりの子どもに合わせて過ごす

【金子樹里さん】お子さんの健康状態を確認しますので、8時30分から入室していただきます。着替え、汚れた衣類やおむつを入れるためのポリ袋、下着、バスタオル、手ふきタオル、エプロン、飲み物、年齢によっては紙おむつ、ミルク、哺乳瓶などをご持参ください。保育前のお話が終わり次第お預かりして、17時30分までが保育時間です。11時30分頃にお昼ご飯、12~13時頃お昼寝、15時頃におやつ、入室時、昼食後、お迎えの1時間前には検温をします。お預かりするお子さんは年齢も状態もさまざまです。例えば朝ごはんを食べられなかった子には午前中に何か食べさせてあげるなど、臨機応変に子どもに合わせて過ごしています。

Qプレイルームが広くて、お子さんも楽しく遊べそうですね。
A
3

▲仕切りがあり、子どもの状態に合わせて部屋を分けることも可能

【大野さん】お預かりするのは最大4人なので、十分な広さだと思います。ここには可動式の仕切りがあるので、部屋を分けることもできるんです。麻疹や風疹、結核にかかっているお子さんはお預かりしていませんが、水ぼうそうやおたふくかぜ、プール熱、インフルエンザといった感染症のお子さんもお預かりしていますので、その際にはこの仕切りをしっかりと閉めてできるだけ感染が広がらないように隔離するのです。また感染症ではないけれどスペースを分けるために、半分だけ閉めておくこともあります。熱があっても元気に遊べるお子さんもいれば、熱があるわけではないけれど寝かせておいてあげたほうがいいお子さんもいますから。

Qお昼ご飯やおやつなどは、どうしているのですか。
A
4

▲目印をつけ、子どもの持参したものを間違えないようにしている

【金子さん】当施設は火や包丁を使う調理ができないので、お弁当の持参をお願いしています。お子さんが食べられるものであれば、凝ったお弁当は必要ありません。電子レンジと冷凍庫があり、お湯も使えるので、保護者の方にはコンビニで買ってきてもかまいませんとお伝えしています。おやつは別料金でご用意しますが割高になりますし、お子さんの好みもありますから、できればご持参いただきたいです。またお子さんごとに色の違う目印をつけて、持参したものを間違えないようにしています。アレルギーのあるお子さんもいるからです。お子さんが食べるものや飲み物を交換することを原則禁止にしていますし、もちろん私たちも注意して見ています。

Q小児科クリニックの敷地内にあるので、親御さんも安心ですね。
A
5

▲不安な気持ちの子どもたちに負担をかけないよう見守る

【大野さん】そうですね。「あれ、おかしいな」と思ったときに、内線1本で星院長や看護師の方が来てくれるので、私たちも安心です。「症状が落ち着かなくて心配だから受診します」という保護者の方もいらっしゃいます。相談できる医師が近くにいるというだけでも、心強いのではないでしょうか。 【金子さん】体調が悪いのにお母さんと離れていて、中には初めてここに来るお子さんもいるので、心細いと思うんです。ですから病状の変化を見逃さないだけではなく、精神面でも負担をかけないように、お子さんを見守りたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

星 礼一院長

私が病児保育を初めて見たのは、小児科の研修をした大分の病院でした。病気の診療以外でも、熱心に患者さんに寄り添っている先生の姿を見て、自分も開業したら病児保育をしたいと思ったのです。その思いがかなって病児保育室を開設することができました。けれども、私1人でできるものではありません。小児科医療の知識と経験はありますが、病児保育に詳しいわけではないですから。良い保育士に巡り会うことができ、熱心に取り組んでもらえているので、利用される方も増えているのだと思います。小児科の医師と保育士が連携して素早く対応できるクリニック併設型の病児保育のメリットを知っていただき、もっと多くの方に利用してほしいです。

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