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星 礼一 院長、星 理恵 副院長の独自取材記事

ほし こどもおとなクリニック

(東松山市/東松山駅)

最終更新日:2020/04/01

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東松山市上野本を走る国道254号線沿いに立つベージュの大きな一軒家が「ほし こどもおとなクリニック」だ。落ち着いたオレンジ色を基調とした温かな雰囲気の待合室が印象的な同院は、小児科を専門とする星礼一院長と妻で内科とアレルギー科、腎臓内科を専門とする星理恵先生の2人が力を合わせ、小さな子どもから高齢者までの、幅広い病気や症状、悩みに対応することで、地域の人々の安心のよりどころとなるクリニックをめざしている。「地域の一員として心のこもった診療で、お子さんの健やかな成長とそのご家族の健康を見守っていきたいと思っています」と話す2人に、同院のことや地域医療にかける思いを聞いた。
(取材日2019年11月14日)

小児科と内科を診療する地域密着のクリニック

クリニックを紹介していただけますか?

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【院長】当院は、小児科と内科の診療をしているクリニックです。私が小児科を担当して、妻である副院長が、内科を担当しています。小さなお子さんから高齢者までのさまざまな病気や症状、悩みなど何でも気軽に相談できる、地域の皆さまの心のよりどころになるクリニックとなることをめざしています。そして診療では、新しいエビデンスに基づいた治療提供するよう心がけています。
【理恵先生】地域の皆さまの心のよりどころをめざし、お子さんの健やかな成長を見守っていきたいと思っていますし、家族背景もすごく大切ですから、ご家族を含めて診させていただきたいと思っています。

すてきな院内ですが、こだわったところはありますか?

【理恵先生】小児科ですので、かわいらしくということを考えました。いわゆる病院っぽく、真っ白で冷ややかな感じにはしたくないと主人とも話していましたので、ぬくもりのある木の感じにして、友人の家に遊びに来たという感じにしたいなというのがありました。院内の装飾もスタッフがとても頑張ってくれていて、季節に合わせて変えています。待合スペースは、小児科と内科で、簡単なパーティションで分けてありますし、キッズコーナーや授乳室、多目的トイレ、感染症が疑われる場合の隔離室なども用意してあります。あとは、庭にも出られるようになっています。季節の花などを植えてあり、ガーデンセラピーというのもあるそうですが、お年寄りの方が、きれいな花が咲いていてうれしいと言ってくださいますし、子どもが遊ぶこともできます。気持ちが少しでも癒やされて帰ってくれれば良いなと思っています。

小児科の診療について教えてください

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【院長】小児科というのは、子どものすべてを診るというところがあります。私は開業する前に十数年の間、NICUをはじめとして小児の重症患者の管理を行っていましたので、その経験も生かして外傷も含め小児科一般に幅広く対応しています。お子さんに何かあれば、まずは小児科へということで診療させていただいています。お子さんの場合は、急性上気道炎や感染症が9割以上なのですが、中には風邪が悪化して肺炎になってしまっていたり、心臓疾患や川崎病、腎臓疾患、白血病など、見逃してはいけない病気があるんです。また、特にお子さんの場合は、病気の進行が速いというデリケートな面がある一方で、特に冬場は多くの患者さんが来るので、大勢を診察しないといけないというところがあります。その中で、「砂の中の砂金を見つける」という感じで、重症な子を見逃さないというのは常に心がけています。

病児保育で働く母親をサポートしたい

内科については、いかがでしょうか?

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【理恵先生】糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病や風邪といった内科一般を幅広く診療していると同時に、私は日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を持っており、気管支喘息やアレルギー性鼻炎をはじめとするアレルギー疾患の治療にも力を入れています。今、国民の2人に1人はアレルギー疾患を持っているといわれるほどで、実際に診察をしていても、すごく増えていることを実感しています。アレルギー疾患の根本療法の選択肢に免疫療法がありますが、当院では、スギ花粉とダニの舌下免疫療法に取り組んでいます。この治療は5歳から受けることができますので、最近では主人と連携して、小児の舌下免疫療法も行っています。また、私のもともとの専門は腎臓内科ですが、最近は特定健診でも腎機能の項目がありますので、それで指摘された方の相談も多いですね。

病児保育も行っているそうですね。

【院長】はい。私は以前、大分の病院で研修を受けていたのですが、その病院で病児保育を行っていたんです。大分は、共働きの割合が多いといわれているため、病児保育の利用も多く、実際にすごく感謝されていたこともあって、自分も開業したら絶対にやりたいなと思っていたんです。当院の2階に病児保育室があり、専任の保育士2人で、最大で4人のお子さんをお預かりしますし、感染力の強い病気のお子さんがいる場合は、仕切りで分けられるようにしています。市内の方が中心ですが、それ以外の方も利用料金が若干高くなりますが、受け入れています。

診療の際に心がけていることはありますか?

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【院長】1つは、患者さんがいかに満足するかということ。そしてもう1つが、先ほども話しましたように、見逃してはいけない病気を見逃さないこと。そして、新しいエビデンスや知見に基づいて、例えば、抗生物質を無意味に使うようなことはしないということは、心がけています。
【理恵副院長】私自身もそうですが、今は働いている女性が多くて、妻であったり母親であったりと、子育てや介護、地域の仕事など、忙しいお母さんが多いと思うんです。ですから、そういうことも共通の理解として、女性を応援していきたいなと思っています。そして男性やお子さんもですが、風邪や慢性疾患で受診をした方ともいろいろな話をして、社会的な背景なども考えながら、気持ちに寄り添って総合的に診ていくことで、患者さんの気持ちが少しでも軽くなってくれれば良いなと思っています。

将来は、小児の在宅医療にも取り組みたい

お二人は、なぜ医師を志したのですか?

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【院長】私は、父が産婦人科の医師で、実家でお産も扱っていましたので、そういう親の背中を見て育ちました。高校生の頃までは、あまり医師になることに興味がなかったのですが、私自身が小児喘息を患っていたこともあって、治療に興味があったなど医療が身近でした。そんなことから、医師になりたいと思うようになりました。医師になって、最終的に周産期を専門としたのも、父の影響もあったのかなと思います。
【理恵副院長】私はここが地元なのですが、農村地区の穏やかな環境で育つ中で小さな頃からすごく好奇心が旺盛で、ジャーナリストや新聞記者になりたいと思ったことや、両親が教師でしたので、教師になるのを考えたりもしました。そして、中学2年生の頃にテレビで、女優さんがアフリカにレポートに行く番組を見たことで、医療の素晴らしさとか人の助けになりたいという思いが強くなって、それから医師をめざすようになりました。

どのようにリフレッシュしていますか?

【院長】なかなかできませんが、低山にハイキングに行くのが好きです。ここは、少し行けば低山がありますので、散歩みたいな感じで行くことがあります。あとは一人で浅草や鎌倉などに散歩に行ったり、落語を聞きに寄席に行ったりすることもありますね。
【理恵副院長】今は、小学生と中学生の子どもがいるので、なかなか時間が取れませんね。最近もヨガの体験レッスンの申し込みをしたんですけど、急に用事が入ってキャンセルしてしまったりとか(笑)。時間がない中でも、何か健康に関することをしていければ良いなとは思っています。

今後の抱負とメッセージをお願いします。

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【院長】夢というか、やりたいことがいくつかあって、その一つが小児の在宅医療です。NICUに勤務していて思ったのですが、NICUから退院した後は、大きな船から小舟に乗り換えて漕ぎ出すみたいに、お母さんがとても大変な思いをするんです。でも、自宅に帰れるのはとてもうれしいわけですから、いつかはそういう方の助けになりたいですね。そして、これからも優しく丁寧にを心がけた診療をしたいと思います。
【理恵副院長】やはり、地域に寄り添うことが一番ですね。令和元年台風19号で被災した患者さんも少なくないので、できるだけのことはしたいと思っていますし、地域の皆さまの心のよりどころになりたいなと思っていますので、お子さんから高齢の方まで、どんなことでも相談にいらしてください。

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