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予防歯科を支える歯科衛生士
歯科医師と連携して、主体的に働く

伊藤デンタルクリニック

(小田原市/小田原駅)

最終更新日:2023/05/02

伊藤デンタルクリニック 予防歯科を支える歯科衛生士 歯科医師と連携して、主体的に働く 伊藤デンタルクリニック 予防歯科を支える歯科衛生士 歯科医師と連携して、主体的に働く
  • 保険診療

歯科医院で、時に歯科医師よりも患者に身近で、予防歯科においてメンテナンスや歯磨き指導で大きな役割を果たすのが歯科衛生士。小田原駅近くにある「伊藤デンタルクリニック」では、予防を重視する伊藤直人院長の方針で、歯科衛生士がそれぞれ専用の診療室を持ち、担当制で患者の歯周病ケアやメンテナンスを行っているのだそう。伊藤院長は、予防歯科や歯科医療について必要な知識や技術、新しい知見を得てもらいたいと、スタッフの院内教育も力を入れ、さらにスタッフが働きやすい環境づくりにも取り組んでいるのだとか。「一人ひとりを大切に、一つ一つを丁寧に」をモットーとする同院の特徴について、伊藤院長と大庭俊太朗先生、歯科衛生士のスタッフらに話を聞いた。

(取材日2020年3月19日/再取材日2023年3月10日)

歯科衛生士が専用診療室でメンテナンスや歯周病ケアを担当。実践的な院内教育や、働く環境も充実を図る

Q予防歯科を重視する上で歯科衛生士さんはどのような存在ですか。
A
伊藤デンタルクリニック 虫歯や歯周病というそもそもの病気を治したいと語る伊藤院長

▲虫歯や歯周病というそもそもの病気を治したいと語る伊藤院長

【伊藤院長】当院の歯科衛生士は、プロフェッショナルとして日々、真摯に予防歯科に取り組んでいます。虫歯も歯周病も環境要因の影響が大きいといわれていて、患者さんの口腔の健康を生涯守る上で、歯科医師と同等、あるいはそれ以上に重要な働きを求められるのが歯科衛生士です。そこで当院では、歯科衛生士一人ひとりがその力を患者さんに対して十分に発揮できるように環境を整えています。例えば専用の個室での担当制、技術や知識を学ぶ教育システム、感染予防、職場環境などです。医療従事者として、歯科医師と歯科衛生士は対等であり、患者さんの将来を守るために職員全員が連携して取り組むことが大切だと考えています。

Q診療への思いや、歯科衛生士との連携について聞かせてください。
A
伊藤デンタルクリニック 大庭先生は、患者に予防意識を高めてもらうことが債務だと話す

▲大庭先生は、患者に予防意識を高めてもらうことが債務だと話す

【大庭先生】現在、口腔に特に問題のない患者さんでも、その状態を維持していくのは難しいことです。しかしその持続力こそ、予防歯科を実践していく上での大事なポイントでもあります。患者さんに「自分自身の健康は自分で守れる」という自信を持ってもらい、予防意識を高めてもらうことがわれわれの債務だと思っています。そのためにも、治療前後で患者さんの習慣や背景にふれる機会の多い歯科衛生士と連携を取り、患者さんの情報を治療や予防に役立てます。チーム医療を円滑に進める上で、歯科衛生士の存在は非常に大切だと感じますね。スタッフ一丸となって、患者さんに安心して受けていただける医療の提供に注力しています。

Q歯科衛生士の視点から、クリニックの特徴を教えてください。
A
伊藤デンタルクリニック 患者にとってベストな対応を常に考えている

▲患者にとってベストな対応を常に考えている

【津田さん】お口の中をきれいにするだけでなく、虫歯や歯周病などそもそもの原因を取り除き、根本的に治療することを図るのが当院の方針です。歯科衛生士は治療のアシスタントではなく、専用の診療室において完全な担当制でメンテナンスやクリーニング、歯磨き指導などを行います。責任を持って同じ患者さんを担当するので、コミュニケーションも取りやすく、お口の中や体調の変化に気づきやすいのが当院の特徴だと思います。お口の機能や口内環境は全身の健康にも関係していきますので、歯科衛生士として自分が果たす役割は、患者さんの人生に大きく関わる重要な歯科医療の一部なんだなと実感でき、日々やりがいを感じています。

Q歯科衛生士として、患者さんと接する際に心がけていることは?
A
伊藤デンタルクリニック 患者とコミュニケーションを取ることを大切にしている

▲患者とコミュニケーションを取ることを大切にしている

【杉田さん】当院には「今までの治療には満足できなかった」「治療が苦手」という方も来院されることがあります。そのため、まず安心して治療やケアを受けていただけるよう、「来て良かった」と思っていただける環境づくりを心がけています。悩みなどの相談をお聞きし、また雑談の中から患者さんの背景を把握することにも努めています。お口から見つけられる病気もありますし、誤嚥性肺炎などの予防にもつなげていけますので、メンテナンスの際はお口の中だけでなく、体調の変化などもお聞きするようにしています。また感染予防、清潔環境の維持は当然のことですが、歯科クリニックの基本として気を抜くことなく徹底しています。

Q歯科衛生士としての働きがいや、これから取り組みたいことは?
A
伊藤デンタルクリニック 知識を高めるため、日々努力を惜しまない

▲知識を高めるため、日々努力を惜しまない

【大野さん】歯科衛生士としての役割をしっかり果たすことが求められるので、大変ではありますが働きがいも感じています。患者さんのお口の中の環境を維持できているのが実感できたり、当院に来て本当に良かったと言っていただけたりしたらうれしいと思いますね。学ぶことがたくさんあるのも大変ですが(笑)、日々の診療に役立つ実践的な内容なので、頑張っています。また当院での歯科予防の取り組みや成果をもっと広めたいので、セミナーでの発表や、小学校での歯磨き教室などにも挑戦したいと考えています。高齢の方も多いので、オーラルフレイルにも注目して、お口の機能や咀嚼や嚥下、誤嚥性肺炎予防にも本格的に取り組みたいですね。

ドクターからのメッセージ

伊藤 直人院長

歯科衛生士は、患者さんの生涯にわたって健康を守っていく、魅力のある職業だと思います。そして私たちは歯や虫歯ではなく、人を相手に仕事をしていますから、医療人として必要なのはまず人間性だと考えています。人は仕事だけでなく、人生のさまざまなイベントの中で成長すると考えて、日々の働きやすさはもちろん、産休育休など働きやすい環境を整えています。当院には、個性豊かな誇りに思えるスタッフがそろっています。かけがえのない大切な仲間たちとともに歩んでいきたいと思います。

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