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伊藤 直人 院長の独自取材記事

伊藤デンタルクリニック

(小田原市/小田原駅)

最終更新日:2020/04/01

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小田原駅東口から徒歩5分ほどの場所にある「伊藤デンタルクリニック」。白壁が映える2階建てのクリニックは、エレベーター完備のバリアフリー設計。ゆとりを大切にした空間に、個室の診療室や手術室、アクティビティールームや滅菌室などが機能的に配置されている。忙しい診療の合間に笑顔で迎えてくれたのは、伊藤直人院長。キャリアを通して実感したという世界と日本の歯科医療のギャップを埋め、生涯にわたって歯を守るという歯科医療の本質を追求するため、2010年に同院を開業したという。「2016年に新築移転してきた当院は、まさに自分のやりたいことを形にしたもの。『歯科医療を0からつくる』という思いでつくり上げました」と笑顔を見せる伊藤院長に話を聞いた。
(取材日2020年2月7日)

疾病の根本原因に迫る、本質的な歯科医療を追求

クリニックの成り立ちと院長のご経歴から教えてください。

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大学で歯科医療の基礎を修めた後は、各分野のスペシャリストの先生方を国内各所に訪ね、治療技術を学びました。かぶせ物や詰め物、インプラント治療の技術を中心に学んだのですが、学べば学ぶほど「どんなに良い治療をしても、再発により治療の繰り返しが必要となる」という現実に突き当たりました。「虫歯や歯周病といった疾病の根本原因に迫る、本質的な治療を提供したい」という思いがどんどん強まり、自分自身の追求する歯科医療を提供する場として、2010年に駅前のビルで治療用とメンテナンス用のユニット2台で小さなクリニックを開業したのが始まりです。

小田原という場所にはもともとご縁をお持ちだったのですか?

先祖代々小田原で医師をしていたようで、小田原城の御典医を務めた家系だそうです。祖父の代からは歯科医師として診療を展開しており、「おじいちゃんの頃からお世話になっています」という患者さんも診察していました。ただ、残念なことにそうした患者さんにも歯を失ってしまわれた方が見られ、生涯にわたって歯を守るためには歯科医療の本質を追い求めることが欠かせないとの思いを新たにしました。そこで2010年に「虫歯や歯周病というそもそもの病気を治したい」という思いのもとに開業、さらに2016年に現在の場所に新築移転しました。

スタイリッシュな空間に院長のこだわりを詰め込んだクリニックですね。

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何事も自分の目で確認したいという思いから、それまで米国、北欧を中心としたヨーロッパ各国、アジア諸国の歯科医療現場を訪れてきました。そうした経験を通し、世界基準と日本国内の歯科医療環境におけるギャップも痛感していましたので、グローバルスタンダードでの診療を提供したいと思い、当院では全室個室を大前提としました。12台あるユニットは治療用、メンテナンス用ともにすべてプライバシーが守られる個室とし、マイクロスコープやエックス線撮影装置といった必要な機材も個室内に設置しています。診療室、手術室に加えて、滅菌室やセミナールーム、う蝕や歯周病のリスク行動を改善に導くための指導をメインに行う診療台のない診療室など、すべて機能的に配置しました。もちろん、車いすやベビーカーでも容易にアクセスできる、エレベーター完備のバリアフリー設計です。

5項目のチェックを通して「虫歯になりにくい」環境に

クリニックがめざす「本質的な診療」とは、具体的にどのような診療なのでしょうか?

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虫歯を削って詰めることはもちろんですが、虫歯や歯周病の根本にある疾病リスクを取り除くことをめざした、予防歯科を基盤とした歯科診療です。例えば、自動車で事故を起こした際に、壊れた車を修理するのが従来の歯科治療だとしたら、ブレーキの不具合やそもそもの交通ルールへの理解不足など、事故の根本原因を探ってそうした問題を解決し、事故の再発を防ぐのが本質的な治療なのです。そのため、当院では診療の際にう蝕に関しては5つの項目をチェックし、必要に応じてリスク要因を取り除くための指導や処置を行っています。

5つの項目について教えていただけますか?

歯磨き、フッ化物、糖、酸、そして唾液量の5項目です。「自分は虫歯になりやすい体質だ」と思い込んでいらっしゃる方が意外に多いようですが、そもそもそんな体質はないと私は考えています。また、正しい知識を持つことで、「虫歯になりやすい状況」を「虫歯になりにくい状況」へと変えていくことは可能だと考えています。実際、歯科医師になってから虫歯にならなくなったという話をよく聞きますが、これは知識によって歯を守ることができるようになったという好例です。どなたでも正しい知識を身につけることで、5つの項目を改善し、歯を保つことができるようになるはずなのです。

予防的な考え方を大切にしていらっしゃるということでしょうか?

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「予防」とは「予(あらかじ)め防ぐ」という意味ですから、すでに病気にかかっている場合、予防するためにはまずはそもそもの病気を治すことが必要です。まず、虫歯や歯周病になり続けている現状を直すことが重要です。そして、虫歯や歯周病が治った後は、治療後に定期的な通院でメンテナンスを受けることは欠かせません。日本ではこうした考えは近年になってようやく浸透し始めた段階ですが、北欧など歯科医療先進国では数十年前から国を挙げて取り組んでおり、その成果が出ています。国によっては歯科にメンテナンスのため通院をしていないと、保険に加入できないというところもあるほど、メンテナンスは重要なのです。

一人ひとりを大切に、十人十色の豊かな人生をサポート

診療の際に心がけていらっしゃることがあれば教えてください。

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「一人ひとりを大切に​、一つ一つを丁寧に」をモットーに掲げているとおり、患者さんお一人ずつのお話を時間をかけてよく聞いて、それぞれが求めていらっしゃるものを提供できるよう心がけています。そのために、画像や映像などの力も借りて、お口の中の状況や治療について、視覚的にわかりやすくご説明するようにしています。また、患者さんはそれぞれ迷いや不安を抱えた状態から、一歩踏み出してご来院されているという意識を持って、なるべくそのお気持ちをくみ取るお声がけをするようにしています。

これまでの診療で心に残っているエピソードはありますか?

何度治療を受けても虫歯が再発して自分の歯が弱いと諦めている患者さんや、歯周病で次々と歯を失い悩んでいる患者さんがいます。そういった患者さんでも、当院で治療終了後歯科衛生士によるメンテナンスを10年以上にわたって続ける中で、その後に虫歯や歯周病にならない状態が続いているという患者さんの姿に大きな喜びを感じています。生涯にわたり、患者さんがより良く生きるお手伝いができる、歯科医師とは素晴らしい仕事だと思います。

今後の展望について教えてください。

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医科の中での歯科医療、全身との関わりの中での歯科医療を実践していきたいと考えています。歯は全身で唯一骨を貫通する組織であり、お口の中は人体でも細菌密度の高い場所です。近年では糖尿病や心疾患、腎臓病や低体重児など、歯科との関わりを意識しないような疾患についても、これらを引き起こす細菌の多くが口の中に由来するものだということも研究により判明してきています。歯科医院は医科のほかの分野と比較しても、患者さんとの距離が近い診療科だと思います。定期的にメンテナンスで通う場所ですから、患者さんにとっての医療の玄関口としての責任は重大です。今後も診療を通して歯を守ることを軸に、十人十色の豊かな人生を支えていければと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:
インプラント/25万円
手術基本料/5万円
プロビジョナル代/1万円
上部構造代/15万円
アバットメント代/3万円

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