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須田直史 院長の独自取材記事

医療法人社団 聖桜会 須田メディカルクリニック

(川崎市多摩区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2020/04/01

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大学病院レベルの最先端の医療技術を提供している『須田メディカルクリニック』。須田直史院長は、合格率がわずか27%という難関の技術認定医の資格も持つ。聖マリアンナ医科大学の内視鏡センターでは副センター長も務め、同大との連携も深い。「当院は大学病院の分院のような位置付け。最先端の検査、治療を行っています」と語る院長。輝かしいキャリアを持ちながらも、絶えず笑顔を浮かべ、患者やスタッフへの気遣いを忘れないドクターだ。最先端の技術だけでなく、温かなムードにも満ちたクリニックを取材した。(取材日2010年8月3日)

数少ない技術認定医による、最先端の内視鏡クリニック

まずは開院に至った経緯を教えてください。

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私は聖マリアンナ医科大学に長く勤務し、同大学内視鏡センターの副センター長も務めていました。聖マリアンナ医大の内視鏡センターには、遠方から足を運ぶ患者さんが多く、予約も1ヵ月待ちという状態が続いていました。患者さんの立場からすれば、調子が悪いから診察してもらいたいのに、1ヵ月も待つというのはたまらなくご不安だろうと思っていました。そこで、患者さんが気軽にやって来られて、スピーディーに検査を受けられる。しかも大学病院と変わらない最先端レベルのクリニックがあれば、患者さんのニーズに応えられる。そう感じて当院を開院しました。ナースなどのスタッフも、大学病院時代からの優秀な人材がそろっています。やはりインターネット社会なんですね。ネットの情報などで当院の評判を知って来られる人も多いです。当院の自慢は最先端の機器や優秀なベテランスタッフだけではありません。検査をした患者さんの多くが「先生、来年もお願いします」と言ってくださることなんですよ。

最先端の機器を導入されているそうですね。

全国的にもまだ珍しいハイビジョン内視鏡システムを導入しています。大学病院でもこの機器を置いているところはそんなに多くありません。高精細の画像や色彩、構造の強調が必要に応じて可能で、私たちスタッフはもちろん、患者さんまでもが「こんなにはっきり見えるんですね!」と驚くほどクリアな映像です。従来の内視鏡の画像が白黒テレビだとしたら、このハイビジョン内視鏡は地デジにあたるほど大きな違いがあります。小さながんの早期発見は、数ミリの世界での勝負。映し出す画面が鮮明であるほど、見つけやすくなります。ただしひとつ確認しておきたいのは、内視鏡は機器の最新度というよりも、それを操るドクターの腕と経験があってこそ。そうでなければ、せっかくの最新鋭の機器も力を発揮できませんからね。ちなみにこのハイビジョン内視鏡で患者さんからいただく費用は、従来の内視鏡検査と同じです。なのでぜひ気軽に検査を受けていただきたいです。

先生は数少ない技術認定医の資格もお持ちですね。

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日本内視鏡外科技術認定医は各臓器に分かれていて、大腸がん手術の認定である日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)は300人程しかいません。胆のうや胃またそれ以外もあり、合格率はいずれも低いのですが、大腸が一番ひくく27%と聞いています。私は外科医たるもの、患者さんの体にできるだけ傷を残したくはなかった。回復の早い侵襲の少ない治療を目指したかったんです。そこで内視鏡のスペシャリストになるよう、いろいろな場で勉強のチャンスをもらいました。他の大学へ国内留学をし、そこで学んだことを母校の教室に持ち帰り、私のみならず他のドクターや学生の知識の底上げを図ることも行いました。今も母校では診察も、そして指導も行っています。とても忙しい毎日に違いはありませんが、やりがいがありますからね。

聖マリアンナ医大の分室のような位置付け

そもそも先生が医師を目指した理由は?

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父がやはり医師でした。なので医師という職業を特別な存在だとは思いませんでした。父も外科医で主に膵臓(すいぞう)がんを専門的に治療していました。ところが私が19歳の時、母に甲状腺のがんが見つかりました。父は日頃、とても忙しくしていて、家族で一緒に食事をする時間もほとんど持てませんでした。ところが母のがんが発見されると、父が必死になって母の命を守るために動きました。いろんな人を介して甲状腺がんの名医に母を紹介したり、医師としての経験を生かし母のためにできることは何でもしていたんです。そんな父の姿を見て、「一番大切な存在である妻を、こんな形で守れるのも素敵だな」と思いました。当時私は漠然と医学部に進学していましたが、母のがんがきっかけになって、それからは真剣に勉強しました。

実際に医師となって、大変なこともあったのでは?

医師としてのキャリアはもう21年。著名な方を治療したこともあります。もちろんつらい経験もあります。けれど、つらいことを超える喜びがあります。新米ドクターの頃の思い出も、私を奮い立たせてくれますね。駆け出しの頃、ある地方の病院に勤務していました。そこには外科医が私を含め二人だけ。ある日、一人の女性が搬送されてきました。その日は先輩医師がおらず、私が診察したのですが、CTをとるとなんとお腹の中にガーゼらしき物があったんです。患者さんに聞くと、他の病院で婦人科の手術を受けたことがあると。そこで急遽、私が緊急手術を行いました。手術は無事に終えましたが、その患者さんは搬送されてきた時点で、かなり重篤な状態でした。なので手術後も私の気は休まることがなく、毎朝5時、6時に起きてはその患者さんの様子を見に行ってました。結果、その患者さんは助かりました。随分と感謝していただきました。私は他人から喜んでもらえることを、とてもうれしく感じる性格です。患者さんの喜びに触れると、また頑張れるんです。

今もやはり患者さんの喜びが先生の力になってますか?

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もちろん。当院をこの場所に開院したのも、地域の皆さんに喜んでもらいたかったからです。最先端のハイレベルなクリニックを、必要とされている場所に作りたかった。このエリアは専門的な内視鏡検査を行っているクリニックがほとんどなく、大きな医療機関はあるものの、気軽に歩いていけるクリニックがあまり多くありませんでした。当院は内科・消化器内科(内視鏡)・大腸肛門外科を標榜していますが、風邪を引いた子どもさんなどもよく来られます。そもそも私が経験を積んだ一般外科は、何でも屋みたいなものですからね(笑)。幅広く診療できる能力や経験はしっかりと積んでいます。ただしなかには専門の先生に診てもらった方がよいと思う患者さんもおられ、そのような場合は速やかにご紹介しています。ここは聖マリアンナ医科大学も近く、連携はかなり密です。私も今もなお週に1度、同大学病院での診察を行っており、当院の患者さんでも、その症状によっては、私の診察日に合わせて大学病院で治療を行う場合もあります。そもそも当院は同大学病院の分室のような位置づけ。患者さんにとっても安心できる連携だと思います。

グレードの高いクリニックで、がんを早期発見する

教える立場としても活躍されていますが、先生が常に心掛けて指導していることは?

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若いドクターたちには、いつも「現場を見ろ」と言っています。まるで刑事ドラマのセリフのようですが、医師の世界でもまったく同じです。教室や学会ではなく、患者さんがいるのは現場。そして患者さんを治すのも現場です。ちゃんと診察室や手術室に出て、上手な先生の腕を盗みなさいと。いざ現場に出ると、医師一人の力ではなく、看護師などさまざまなスタッフのチームワークによって、良質な医療が提供できることもわかります。先ほども申しましたが、当院の特徴は最先端の機器や技術、ドクターの経験だけではありません。優秀なスタッフによるきめ細かな患者さんへの配慮も自慢の一つです。おかげさまで、開院から1年半以上が経ち、患者さんがお友達やご家族に紹介してくださるなどして、多くの方に来ていただけるようになりました。すると当然、私は忙しくなるのですが、その分、スタッフがかなりの部分でカバーしてくれています。残業のときも嫌な顔せずに頑張ってくれます。私一人ではここまで来られませんでした。

プライベートの時間は、どう過ごしていますか?

青春時代はサーフィンやスキーなども楽しみましたが、今はなかなか時間がありません。たまの休日は子どもたちと過ごすことが多いですね。娘が3人いるのですが、将来はお医者さんじゃなく、歌のおねえさんになりたいそうです(笑)。最近は自分自身の健康も意識して、カロリーコントロールを始めました。医師という職業は患者さんの健康のために働いているのですが、本人はとても不健康な生活を余儀なくされるものです。手術に入ると8時間、9時間は立ちっぱなしで、食事なんてできません。今も忙しい日は、私もスタッフもお昼を取らずに働いていますからね。

働き盛りの世代に向けてメッセージをお願いします。

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がんは早期発見できれば、決してこわい病気ではありません。かつては日本人の死因トップだった胃ガンも、10年後には患者数が10分の1になるだろうと予測されています。これは早期発見だけでなく、ピロリ菌の除菌も含めての数値です。ピロリ菌は除菌することで、将来のがんのリスクを大きく減らすことができるんですよ。人間ドックにも積極的にいってもらいたいですね。大腸がんに関しては、バリウムよりも内視鏡検査というのがもはや常識です。やはりいい内視鏡検査機器を持つグレードの高いクリニックで検査を受けてほしいです。そして、万が一がんが見つかれば、共に手を取り合って、確実に治療してくれるクリニックを選んでください。もちろん笑顔も忘れずに。スマイルは免疫力を高めますから。当院も開院当初は「スマイルクリニック」という院名にしようかと思ったほどです。大学病院レベルの最先端医療を提供し、困った時の駆け込み寺として利用していただけるよう、スタッフ全員がスマイルで患者さんをお迎えするクリニックであり続けたい。それが私の夢です。

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