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辻川 元庸 院長の独自取材記事

つじかわ眼科

(東大阪市/河内小阪駅)

最終更新日:2019/08/28

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河内小阪駅前は多彩な商店が軒を連ねる商店街があり下町情緒あふれた界隈。その改札から出てすぐの便利な立地にある「つじかわ眼科」を営む辻川元庸(もとのぶ)院長は、東大阪市立総合病院で眼科医長を務めた後、同じ東大阪市の中でも町の雰囲気が一際気に入った小阪の地で2010年に開業。周囲にある記念館や大学など文化的な土壌を持ちながら、気取らない町の人々の表情に惹かれたという。先生が心がけているのは患者への丁寧な説明。それは近視で苦労してきた経験から自らも眼内レンズの治療を受けたことで、不安やストレス、治療後の様子など、より理解できるようになったからなのだとか。患者に寄り添い、不安を解消していきたいと話す辻川先生に、現在の眼科治療について話を聞いた。
(取材日2019年5月21日)

自分の目が悪かったからこそ患者に寄り添っていきたい

先生はどうして医師になろうと思ったんですか。

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本当に単純な話なんですよ。小学校の時に友人が医師になりたいという話をしていたのが医師という職業を意識したきっかけ。「それなら、僕もお医者さんになってみたいな」とシンプルに思ったんですよ。子どもらしい志望動機でしょ。そんな思いが高じて、高知医科大学へ進学。現在の高知大学医学部です。高知では真面目に医学を勉強をしつつ、学生生活も十分に楽しみましたね。高校を出た食べ盛りの頃って、大抵お肉が好きじゃないですか。男なら特に。でも高知は魚もおいしいし、お酒もうまいから、一気に魚好きになりましたね(笑)。

眼科を専門にした理由を教えてください。

医師の中で眼科を志したのは自分自身が目が悪かったからなんですよ。近視で悩んだ経験があるからこそ、そういった悩みを解決したいと思ったんです。大学を卒業し、大阪大学医学部の医局を経て、近畿中央病院の眼科に勤務。当時部長だった先生の手術が素晴らしかった。どんな手術であっても簡単にこなしているように見えるわけです。その先生は常日頃から言っておられました。「手術ではどんな手技にも理由がある。その理由を意識すれば無駄なくスピーディーに処置をすることができる」と。その先生の手術を間近で見られたことは私にとっての大きな財産。自分自身の技術の基礎を形づくっていると思います。

こちらで開業されたのは、何かご縁があったのでしょうか?

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近畿中央病院の後、東大阪市立総合病院で数年勤務したんです。開業するなら当時から診ていた患者さんを引き続き診察できる場所がいいなと考えていました。小阪は周辺に大学があったり、記念館があったりと文化的な土地柄がありながら、下町ならではのぬくもりのある雰囲気がありました。住んでいる人たちも気取りがないんです。そんなところが、今後末永くやっていくにはぴったりだと思ったんです。それと駅から歩いてすぐの便利な立地も重要視しました。眼科の患者さんは比較的、高齢の方が多いですから、簡単に行ける場所というのも大きなポイントです。

白内障や硝子体手術を多く行う

力を入れている治療分野はありますか?

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毎週水曜を手術日に充てていますので、開業してからは、白内障や硝子体手術に関しては数多くの症例を経験していると思います。勤務していた頃は眼科医長も務めていたので、手術だけに専念するというわけにはいかなかったですからね。開業した今は、状況はまったく違います。同じスタッフで手術に臨むことで、手術の手順を全員が共有している状態なので集中して手術することができるんですよ。手術機材は今使っているもので開業してから3台目になります。新しい機械は、スタッフが、私が今何をやっていて次にどういう処置に入るかがわかりやすいんですよ。すると手術もスムーズに進められるんです。

白内障ではやはり手術が必須なのでしょうか。

白内障は目薬などの投薬では治らないんですね。目薬では、症状の進行をゆるやかにする程度。クリアに見えるようにするためには濁ってしまった水晶体を取り除いて透明な眼内レンズを入れる手術が必須となります。この病気は老化現象の1つ。誰もが年齢を重ねればなる可能性が高いものなんです。同じような濁り方でも「見えにくい」と感じる人もいれば、気にならない人もいます。進行の度合いも人それぞれ。患者さんご自身が見えにくいとなったら、その問題を解決するために手術が必要になるんです。診察を行っていると水晶体の濁りが進んでいて、見えにくいだろうなと思って手術を勧めることはありますけどね。それでも見えているから大丈夫と患者さんがおっしゃれば手術を強いるようなことはありません。

硝子体手術はどんな場合に必要になってくるんでしょう?

硝子体は水晶体の奥にあるゼリー状の器官です。本来は透明のはずの硝子体に濁りが出ると水晶体から入射する光が遮られて視力に障害が出るんです。黒いモヤモヤが視野を遮ったり、視界の中を虫のようなものが動いて見える状態になることも。皆さん飛蚊症という言葉を聞いたことがあると思います。それがこういった症状です。糖尿病の合併症だったり、網膜剥離のほかに硝子体出血などが原因となります。手術は他にも黄斑円孔、黄斑前膜といった病気を治療するために行います。こういった症状も人によっては気にならないという人もいますが、精密な眼底検査を受けたほうがいいでしょう。放置すると失明につながることもあります。

手術前や手術後に気をつけなければならないことは?

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目というのはやわらかくてデリケートな器官。雑菌にさらされると感染症の危険性が高まりますし、血行が極端に良くなるのもあまり良くはないんですね。だから、手術後はお風呂に入るのは避けてほしいです。でも目に水が入らないように気をつければシャワーは大丈夫。1周間ほどすれば手術の傷がふさがってきますが、それ以降も1ヵ月程度はお酒をたくさん飲んだり、サウナなどは避けてほしいですね。それと目が普段より疲れやすくなることもあります。テレビや読書などを長時間続けるのも避けたほうがいいでしょう。それ以外のことは普段どおりで大丈夫。当院では日帰り手術なので翌日の検査の後は仕事も続けられます。

新しい治療法にも積極的に挑戦していきたい

患者さんに対しての基本スタンスを教えてください。

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患者さんは目の不調を抱えて来院されます。自分自身が近視だったということで子どもの頃から眼科の先生のお世話になることは多かったんですね。目が見えにくいという不安感や違和感は自分の実体験でもあります。だから、なるべく丁寧に説明することを心がけています。そして不安感を解消して笑顔になって帰宅していただきたいと思っています。視能訓練士やスタッフとも症状や今後の処置を共有して、もし患者さんが診療中に私から話を聞けなかったとしても的確にアドバイスできるよう心がけています。

休日はどんなことをされているんですか。

ついこの間も横浜で行われたトライアスロンのレースに参加してきました。だから、休日は走ったり、ジムに行って泳いだりしています。これを始めたのは運動不足の解消のためです。勤務医の頃は病院内をあちこち歩き回るので知らず知らずのうちに体を使っていました。でも、開業してからはクリニックの中だけでしょう。どうしても運動不足になりがち。そこで大阪マラソンが始まった時に参加しようと走り始めたんです。今ではスイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmのアイアンマンディスタンスでも完走できるようになりました。そんなふうにスポーツを楽しむためにも健康な視力は必要だと思います。

今後どのような医療を提供していきたいとお考えですか。

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私は自分が近視だったので眼内コンタクトレンズの手術を受けています。この治療は自由診療になるので費用も高額になります。つまり、どなたにもお勧めできる方法ではありません。でも眼科医師としてはそういった治療方法を自ら受けることで、さまざまなことを体感することや安心して患者さんに治療を受けていただくことも大事なことだと思っています。また、私の子どもたちは、夜の間のみコンタクトレンズを装着して視力を矯正していくオルソケラトロジーの治療を受けています。私の遺伝子を受け継いでいるので、やはり目が悪いんですよ。こういった治療を患者さんに今後、勧めていくか否かという視点よりも、眼科診療の今後を見据えるためにも、先進的な治療法にふれ、街のかかりつけ医として、患者さんの治療の選択肢を増やしていきたいと思っています。なので、何か気になることがあれば、まずはどんなことでもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

眼内コンタクトレンズ/68万円~
オルソケラトロジー/初年度18万円、2年目以降が年間2万円(レンズ更新の必要あり)
多焦点眼内レンズ/38万円~(先進医療適応)

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