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加納 啓一郎 院長、加納 亨紀 副院長の独自取材記事

かのう歯科医院

(糸島市/美咲が丘駅)

最終更新日:2021/03/09

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JR筑肥線・美咲が丘駅から徒歩10分。「かのう歯科医院」は、加納啓一郎院長が1999年に開院。2019年からは息子の加納亨紀副院長が加わり、親子で診療している。手入れの行き届いた植栽、広い中庭、壁には院長の妻が描いた油絵、加納院長と亨紀副院長の気取りのない笑顔が加わり、心地良い空気が流れるクリニックだ。加納院長はインプラント治療、入れ歯作製、抜歯、亨紀副院長は東京医科歯科大学で研鑽を積んだ「ミニマルインターベンション(最小限の侵襲による治療)」と「ダイレクトボンディング」による虫歯治療を得意とする。「患者さんとしっかりコミュニケーションをとり、一生のお付き合いができる歯科医院でありたい」と声をそろえる2人に、診療の特徴や今後の展望など話を聞いた。
(取材日2021年2月4日)

「MI治療」の本流で学んだ知識と経験を、糸島に

クリニックの特徴から教えていただけますか?

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【加納院長】患者さんとのコミュニケーションを第一に考えながら丁寧な説明を行い、患者さん自身が納得できる治療を提供したいと思っています。虫歯や歯周病治療、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、抜歯、入れ歯作製、訪問診療など幅広く対応しながら、患者さんと一生のお付き合いができる歯科医院をめざしています。歯科医師は私と副院長の2人体制で、週1回は非常勤の娘も加わります。歯科衛生士は3人在籍。専用機器を使用して、虫歯や歯周病の原因である歯の表面についた細菌の塊や、歯石・歯垢を除去する定期的なメンテナンスに注力しています。来院の3分の1はメンテナンスだけの患者さんですね。今年1月から副院長による日曜の診療もスタートし、患者さんにもたいへん喜ばれています。

副院長が研鑽を積んでこられた「MI治療」とは、どのような治療法なのでしょうか?

【亨紀副院長】「MI(ミニマルインターベンション)治療」とは、歯をなるべく削らない、歯をなるべく抜かない治療法です。これに欠かせないのが、「ダイレクトボンディング」という技術。虫歯になってしまったところだけをピンポイントで除去、そこに専用の接着剤をしみこませ、コンポジットレジンという白い材料を直接詰め、光で固めます。従来の虫歯治療では、銀歯を維持するために便宜上健康な歯まで削る必要があり、また銀歯と歯を接着するために使うセメントが年月とともに溶け、そこから二次虫歯になるケースもありました。誰でも自分の歯を無駄に削りたくない、ましてや健康な歯を削るなんて嫌ですよね。ダイレクトボンディングでは、虫歯部分だけ、最小限を削ります。見た目も白く、麻酔なく1日で治療ができるのも大きなメリット。当院ではほとんどは保険適用の素材で行っています。

保険診療で、白い詰め物ができるのですね。

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【亨紀副院長】そうです。私は東京医科歯科大学歯学部歯学科を卒業後、同大学大学院で博士号を取得し、同大学歯学部附属病院や、恩師が開院した都内のクリニックで修行を積んできました。現在も非常勤講師として在籍している東京医科歯科大学う蝕制御学分野は、この「ミニマルインターベンション」という概念を広め、ダイレクトボンディングの接着の技術など、この分野の研究に取り組んでいる教室です。大学院生の時に教授のアシストについたのですが、ほぼすべての症例でコンポジットレジンを使った治療を行っていて、こんなことができるんだと大きな衝撃を受けました。その後に勤務した恩師のクリニックのMI治療のやり方を、そのまま糸島に持ってきたつもりです。大事にしているのは、元の歯の形に戻すこと。見た目、噛み合わせ、舌触りなど、限りなく天然歯に近づけます。

インプラントや入れ歯の維持に欠かせない歯周病予防

院長はインプラント治療に注力されていると伺いました。

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【加納院長】虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合には、インプラント治療をご提案しています。ブリッジや入れ歯と比較すると、ほぼ自分の歯と同じように噛むことがめざせるのが最大のメリットです。当院では歯科用CTにより、骨の厚みや硬さ、神経や血管の位置などを3次元画像で確認。事前にどのようにインプラントを埋め込むかを位置や角度までシミュレーションしてから、実際の治療を行います。また、骨の薄い箇所へのインプラント治療では、ドリルではなく手用ハンドルを使い、手作業で少しずつ骨を広げていきます。インプラントで大事なのは、治療の「後」。せっかく高額のインプラントを入れても、歯周病が進行して歯茎がぐらつくようになっては、すぐに駄目になってしまいます。必ず定期的なメンテナンスを受けて、いかに健康な状態を長く維持することができるかが重要です。

定期的なメンテナンスで、歯周病を予防することが大事なんですね。

【加納院長】以前、40代で、歯周病によって上の歯すべてを失ってしまった患者さんがいらっしゃいました。総入れ歯を入れておられたのですが、合わない、痛いという訴えでしたので、しっかり噛める口腔環境をつくるため、インプラントを数本入れ、その間をフルブリッジでつなぐという治療を行いました。歯周病はこの患者さんのように、40代で歯を失うことになるほど怖いものです。当院ではまず、患者さんの口の中の状態を検査し、歯科衛生士による歯周ケアを行います。重度の歯周病の場合は麻酔をして歯茎を切開し、歯周ケアでは取り切れない部分の歯垢・歯石まで徹底的に除去。歯周組織が改善に向かえば、1~2ヵ月ごとのメンテナンスにより歯周病予防に努めています。

ほかに得意とする治療分野はありますか?

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【亨紀副院長】父は抜歯もすごく上手なんですよ。
【加納院長】抜歯は力任せにやるものではなく、テコの原理を利用すれば楽に抜けるものなんです。力は必要ないんですよ。私は抜歯のほかに入れ歯の調整も得意で、噛み合わせを見ながら微調整を行って入れ歯を安定させていきます。入れ歯もインプラント同様、治療した「後」が大事で、定期的な調整が必要です。入れ歯も保険診療で作るものがほとんどです。

ダイレクトボンディングで、糸島から銀歯をなくしたい

歯列矯正は、東京医科歯科大学の先生が担当されているとか。

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【亨紀副院長】当院では、東京医科歯科大学から矯正専門の先生を月1回お招きして、子どもから大人まで、歯列矯正を提供しています。表側矯正、マウスピース型装置を用いた矯正はもちろん、舌側矯正にも対応しています。舌側矯正は歯の裏側に矯正装置を装着するので、周りに装置が気づかれにくいのが特徴です。かかる期間も表側の矯正と変わらず、近年は装置自体が小さくなったこともあり、装着後の違和感、発音のしづらさも軽減されてきています。この辺りでは舌側矯正を行っているクリニックはまだ少ないようですので、関心のある方はお問い合わせください。

親子で診療するようになって、お互いにあらためて思うことはありますか?

【亨紀副院長】高校生まではサッカー一色の生活でした。大学進学にあたり何の仕事をしようかと考えた時に思い浮かんだのが、父が家で楽しそうに患者さんとの話をする姿。今こうして歯科医師として一緒に働くようになり、あらためて、二十数年間歯科医院を続けている父をすごいと思います。常に患者さん目線で、優しく接する姿勢も受け継いでいきたいですね。
【加納院長】彼にサッカーを最初に教えたのは私なんですよ(笑)。息子や娘が診療に加わり、クリニックの将来を考えながら働いてくれているのがわかるので本当に頼もしく思ってます。息子が患者さんとよく話し、ケラケラ笑いながら楽しそうに診療にあたっているのがとてもうれしいんですよ。

最後に、今後の展望を聞かせてください。

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【亨紀副院長】現在当院には、個室の診療室の1台も含めて4台の診療ユニットがあるのですが、これをもっと増やし、クリニックを大きく成長させていきたいと考えています。今、矯正の先生に来ていただいているように、根管治療、歯周病治療などさまざまな分野で先進的な知識と技術を持つ東京医科歯科大学の先生たちをこのクリニックにたくさんお呼びして、大学病院のような診療ができるクリニックをこの糸島に作ってみたいという壮大な夢を描いています。そしてもう1つの夢が、私が得意とするダイレクトボンディングによって、糸島から銀歯をなくすこと。そのために、患者さんお一人お一人の治療に全力で向き合っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ダイレクトボンディング/1万1000円
表側矯正/33万円~
裏側矯正/60万円5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~
インプラント治療/27万5000円~
オールセラミッククラウン/8万8000円~
ノンクラスプデンチャー/11万円~
※すべて税込

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