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後藤 匡史 院長、竹内 謙一 先生の独自取材記事

ごとう歯科クリニック

(豊中市/蛍池駅)

最終更新日:2024/08/15

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック main

阪急宝塚本線、大阪モノレール線の蛍池駅から歩いて3分の場所にある「ごとう歯科クリニック」。2010年に院長の後藤匡史(ごとう・まさし)先生が開業し、2023年からは院長のおいで、一般歯科を担当する竹内謙一先生も診療に参加。歯科医師が2人体制で治療にあたるクリニックだ。後藤院長も竹内先生も穏やかで優しい雰囲気。患者の言葉や要望をじっくりと聞き、理解してから治療を開始する。場合によっては、エックス線写真を2人で読影して治療方針を考えるようにもしており、2人の歯科医師の目を通すことで診療の精度向上にもつなげている。予防歯科に注力しており、1歳から90歳まで幅広く診療する同院の診療方針や心がけなど、後藤院長と竹内先生にたっぷりと語ってもらった。

(取材日2024年2月22日/情報更新日2024年7月24日)

患者が気軽に立ち寄れる歯科医院へ

こちらのクリニックのコンセプトを教えてください。

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック1

【後藤院長】「ちょっと気軽に寄ってみたい」と思ってもらえる歯科医院ですね。そのために当院では、患者さんとのコミュニケーションを重視し、歯科医院側の意見と患者さんのご希望をすり合わせて、できる限り最善と考えられる治療を選んでいます。例えば、詰め物、かぶせ物などは治療の選択肢が幅広いので、こちらの意見を押しつけないことが肝心です。あくまでご提案に徹して、患者さんに考えていただく、というカウンセリングを実践しています。そうすれば、患者さんにもご自身の口の中の状態を把握していただけるのではないでしょうか。また、当院では予約がない方でも少しお待ちいただき、極力その日のうちに診療できるよう調整しています。また、新規患者さんへの診療は、私と竹内先生がそれぞれ対応していますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

院長は大学卒業後に大阪へ戻られたそうですね。

【後藤院長】ええ。卒業後は大阪市北区の歯科医院に勤めながら、学生時代から興味があった補綴の勉強を続けていました。当時はひたすら見て、聞いて、覚えて、そして怒られて(笑)、の繰り返しでしたね。余談ですが、僕は小学校から大学までずっとサッカーをしていて、クラブチームの選考試験を受けたことも。どうも自分が「これだ!」と思ったらとことん突き詰める性格のようで、補綴に対しても根気強く真剣に取り組みました。その後、兄が院長を務める大阪市鶴見区の歯科医院に勤務し、実家を継ぐか開業するか悩みましたが、兄の姿を見て、自分の力でやってみたいという気持ちが強くなり、開業に至りました。

竹内先生のご経歴も教えてください。

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック2

【竹内先生】私も院長と同じ北海道医療大学の出身で、卒業後は大学病院で義歯を専門に学びました。実は、私が歯科医師の道を進むきっかけをくれたのは後藤院長なんです。私が高校生の頃、進路に悩んでいた時期に院長がよく相談に乗ってくれて、歯科医師になることを勧めてくれました。この歯科医院が開業したのもちょうどその頃でしたので、院長が実際に診療する姿を見せてもらう機会もあり、次第に歯科医師への憧れが募っていったんです。院長は、その頃から患者さんに寄り添った丁寧な診療を心がけていました。常に安心感を与えてくれるので、きっと患者さんも話しやすいのではと思います。

予防歯科を浸透させ、「元気で長生き」を支えていく

どのような患者さんが来院されていますか?

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック3

【後藤院長】下は1歳から、上は90歳の方まで幅広い世代の方が来られます。お子さんを連れて来られたお母さんが待っていると、その知り合いの親子が来られる、といったように待合室が皆さんの「だんらん」の場所になっていて、とてもにぎやかなんですよ。高齢の方も多いですね。お年を召していても歯がしっかり残っている方は、やはりお元気なんです。ご自身で歩いて通院されたり、メンテナンスも毎月来られたり、生活をとても楽しまれています。歯が抜けていくと、「食べられない」「元気がない」といった状態になりやすく、行動範囲が狭くなるともいわれるんですよ。そうしたこともあり、ご要望があればご自宅への訪問診療も行っています。

こちらでは予防歯科に力を入れているそうですね。

【後藤院長】はい。特にお子さんの虫歯予防に力を入れていますが、お子さん自身にはあまり強く言わず、親御さんに必要なことを伝えるようにしています。もちろん歯科衛生士も、汚れのつきやすい場所など細かく指摘しますが、歯が完全に生え替わる10歳頃までは歯磨き後のチェックだけでもお願いしたいですね。また、永久歯が出ていても、乳歯が抜けずに残る場合があります。乳歯は早めに抜く必要があるのですが、意外と気づかれないことも多く、虫歯や歯並びの悪化に発展することもあるんです。親御さんがチェックしてくだされば、お子さん自身も歯磨きに興味を持てますし、定期検診に来ていただければ歯科医院を身近に感じてもらえるはずです。
【竹内先生】大人の方で「痛くないのに、来てすみません」という方がいらっしゃいますが、全然、気になさる必要はありません。お口の中に何か変化があった、と思ったらすぐに利用していただきたいですね。

ホワイトニングを要望される患者さんも多いとか。

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック4

【後藤院長】数年続いたマスク生活から開放されたこともあり、ホワイトニングのニーズが高まってきました。ホワイトニングには、院内で行うオフィスホワイトニング、ご自宅で行うホームホワイトニング、またこの両方を併用するタイプがありますが、当院では基本的にホームホワイトニングに対応しています。ご自宅で、1日2時間程度を2週間、長くて4週間ほど続けて取り組んでいただくような内容です。施術を終えるまで少し時間が必要ですが、持続性が期待できるという特徴があります。

地域の老若男女が集うコミュニティースポットをめざす

診療の際に心がけていることはありますか?

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック5

【後藤院長】皆さん、つらい痛みや思いを抱えて来られますので、治療中は患者さんに優しく接するよう心がけています。また、当院は子どもの患者さんも多いのですが、歯科医師や歯科衛生士が細かく言うよりも、親御さんやご家族から言っていただくほうが、自宅でのケアや生活習慣の改善はうまくいくと思うんです。僕ら歯科医師にできることは、歯への健康意識を持っていただくためのきっかけづくりにすぎません。痛みが取れれば終わりではなく、口腔内の健康状態を維持することが何より重要と考えています。
【竹内先生】実際に治療に入る際には、患者さんにご納得いただいてから始めることも大切です。これからも、患者さんのお気持ちに寄り添った診療を続けていきたいですね。

こちらでは虫歯や歯周病のメンテナンスが毎月保険診療で受けられるそうですね。

【後藤院長】はい。厚生労働省が策定した虫歯や歯周病の重症化予防を目的とした「口腔管理体制強化加算」という制度があるんです。専門性、衛生面・安全面、他機関との連携などにおいて一定の基準を満たしていれば、通常は3ヵ月に1度に制限されている保険診療の予防ケアを毎月提供できるというもので、当院はその基準をクリアしています。そのため、患者さんも予防歯科を受診していただきやすいのではないかと思っています。

今後の展望についても教えてください。

後藤匡史院長、竹内謙一先生 ごとう歯科クリニック6

【後藤院長】これからも、親しみやすく通いやすい歯科医院でありたいですね。親御さんや高齢者の方にとって、「この歯科医院に行けば誰かに会える」と思えるような、蛍池のコミュニティースポットのような場所にしていきたいです。この地域はファミリー世帯が多いのですが、高齢のご夫婦の2人世帯も少なくありません。高齢の患者さんが予約時間に来られないと心配しますが、連絡を取ることでお元気であることが確認できます。医療という側面から地域のコミュニケーションの拠点となり、歯科医院に親しみを持ってもらえたらいいですね。
【竹内先生】当院は歯科医師2人体制ですので、患者さんの待ち時間も比較的少ないと思いますが、さらにご希望の予約時間で診療できるようにしていきたいですね。2人の歯科医師の見方を治療に反映できる強みをさらに押し進めて、より良い治療をご提供していきます。

読者へのメッセージをお願いします。

【後藤院長】「歯のお掃除だけで行っていいんですか」とよく聞かれるのですが、着色汚れを取りたいなどのご要望でもまったく構いません。気になることがある方、不安な気持ちを聞いてほしいという方も、気軽にお立ち寄りください。僕の願いは歯科医療でこの地域に貢献すること。僕が持っている技術や知識を、皆さんの歯の健康に役立てていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホームホワイトニング/3万3000円~、オフィスホワイトニング/3万3000円~

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