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福原 隆久 院長の独自取材記事

あゆみ歯科クリニック

(八幡市/松井山手駅)

最終更新日:2024/04/12

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック main

学研都市線の松井山手駅から車で約7分、山手幹線沿いに見えてくるガラス張りのラグジュアリーな建物が「あゆみ歯科クリニック」だ。院内は吹き抜けの空間とふんだんに入る採光が開放感をもたらし、個室も閉塞感のないよう十分なスペースが取られている。院長の福原隆久先生の理念は「あふれる笑顔をすべての人に」。クリニック周辺の地域が世代別平均残存歯数で日本一になることをめざし、きれいな笑顔、一生おいしく食事を味わう、健康寿命、そのすべてが歯の健康とかかわっていると考える。幅広い症例に対応し、分院展開も視野に入れる福原院長の人柄に触れながら、方針や取り組み、今後の抱負までさまざまな話を聞いた。

(取材日2020年3月11日)

長期を見据えた歯を残すための治療計画

リゾートホテルを彷彿とさせる素敵なデザインですね。

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック1

ありがとうございます。視覚で捉えるイメージや雰囲気が人に与える影響って大きいと思うんですよ。いわゆる病院・歯科医院そのものの建物だと患者さんはやっぱり緊張するでしょうし、痛い・怖いというイメージに直結して身構えてしまう方もおられると思いますから、もっと通いやすく親しみやすいクリニックにしたかったのです。また、勤務医の頃から時代のニーズとして必要になると感じていたのは歯周病や虫歯、入れ歯など他人に知られたくない口の状態を誰にも聞かれない、プライバシーを守ることができる完全個室の診療室です。プライベート空間として気兼ねなく悩みや主張を口に出していただけて、意思の疎通を図りやすい利点がありますので、治療方法や治療計画もじっくりご説明できます。また、ご家族で一緒に入っていただけるのも個室のメリットですね。

先生がめざされているのはどんなクリニックですか?

患者さんの歯を1本でも多く残せるクリニックです。統計として表れているデータでは残存歯数が多いほうが健康寿命が高いという傾向が見られ、実際のところ歯と健康は切り離せない関係にあると思います。ですから治療法においても、その患者さんが70~80歳になったときにどれだけの歯を維持できるかに焦点をあてて、なるべく歯を抜かないでいいよう努めています。中には高度な技術が求められるケースもありますので、常にスキルを磨く努力は欠かせませんね。

1本でも歯を残す治療ができるよう、日々研鑽を積まれているのですね。

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック2

歯周病で骨がとても少ない場合や、大きい虫歯で根の残りが少なくても、なるべく歯を残す治療方針をとっており、歯周外科や精密な根管治療などの修練も積極的に行っております。ただ、どうしても保存が難しい歯の場合は致し方なく抜歯に至ることもありますが、その場合、とても骨が少なくなってからの抜歯になりますので、通常だと患者さんが望まれたとしてもインプラント治療に移行するのが難しいと捉えられがちです。しかし、自在に骨を作る技術を磨くことで、どのような状況であってもインプラントを含んだ多くの治療選択肢を提示できるようにしております。例えば、他院で難しいと判断されたインプラント治療や、筋機能療法を含めた矯正治療など、大人子ども問わずその方に適切だと考えられる治療を幅広く提案します。歯を残すことを第一に考えることはもちろんですが、常にアンテナを張って新しい情報や技術、機器を取り入れることも当院の基本姿勢ですね。

スタッフの心がけが反映されるクリニック

こちらにはどういった患者さんが来院されますか?

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック3

患者層は園児・小学生のお子さんと、その親御さん世代がほとんどです。この地域は15年くらい前は竹山で、東西線の開通に伴い開発が始まった新興住宅になりますので、新たに引っ越してこられた若いファミリー世帯を中心に形成されています。ただ山の下のほうは昔から住まわれている方の多い地域で高齢の方もおられますから、訪問診療で伺わせていただくことも多いですね。診療メニューは小児歯科・一般歯科・矯正・インプラント・ホワイトニングと幅広く、総合的な歯科医院としてあらゆるお悩みに対応できるような体制で臨んでおります。

小さなお子さんへの治療で気をつけておられることはありますか?

恐怖心を抱かせることがないように注意を払い、痛みに配慮して電動麻酔器を用いたりと様子を見ながら治療を進めています。ただ一番重要視しているのは、院内全体の雰囲気を構成する歯科医師や歯科衛生士、スタッフみんなの在り方です。飲食店などでも、駐車場に止めた瞬間や建物内に入っていく瞬間にも伝わってくる雰囲気ってありますよね。だから一人ひとりが患者さんへの優しさを心に持って、笑顔でいてくれることが何より大事だと感じます。特に子どもさんは敏感だと思うのですが、スタッフみんながつくりだしている空気を心地良く受け取ってくれているようで、これまでに特別困ったことはないですね。

クリニック全体で医院づくりに取り組んでおられるのですね。

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック4

全員がこの雰囲気をつくり出す構成メンバーになりますので、20人いたらそれぞれが20分の1の責任を負っているという自覚を持ち、プラスの発言をすることを意識しています。マイナスに偏っていくと結局それが顔つきや人生にも反映され、職場を同じくする人たちにも少なからず影響を及ぼしてしまうと思うのです。働く人も含めて誰もが気持ち良くあるためには普段から自分を律する心がけが肝心で、そこが核としてあった上で、円滑なコミュニケーション、良好な人間関係の構築につながると考えています。あと、気づいたことなど意見を出し合えるようにミーテイングもよく行っていますよ。

理念を共有する輪を広げ、より多くの地域に貢献したい

いつ頃から歯科医師を志されたのですか?

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック5

父が京阪沿線にある淀駅の近くで歯科医院を開業していたこともあり、物心ついた時にはすでに歯科医師になるという気持ちが芽生えていました。中学生になると歯についての本だけでなく、開業に必要な経営力のために会社の作り方を学ぶ本も読んでいました。朝日大学歯学部を卒業後は開業クリニックで一般歯科、矯正、インプラントなどを学ばせていただきながら経験を積み、技術習得に励みました。夜中まで修練に励んで腕を磨き、2時3時までかかってレポートを仕上げるハードな日々でしたが、今振り返ると非常に良い経験でした。

今も多くのセミナーに参加されていますね。

新しい知識、治療法、機器を取り入れることで、これまで対応できなかった症例にもアプローチできたり、繊細な処置が可能になったりと、患者さんに還元できることがたくさんあります。そうした新しい治療法の一つ、歯を残すために用いるレーザーは用途に応じた使い分けを考え2種類導入し、歯周病や根っこの治療で必要と見極めた時に用いています。種類ごとの勉強が必要で、使用に至るまでそれぞれのセミナーに何度も足を運びましたが、役立てられると思えるものを追求することは苦にならないんです。よく仕事とプライベートの切り替え、オン・オフと言われますが、どうも私には歯科医師を職業として分けて考える概念がないようです。人格の一部として一体化していると言いますか……。仕事だからするという感覚ではなく、本当に好きなことなので1日中関わっていられるという感覚です。そういう意味では天職と言えるかもしれませんね。

今後の展望や伝えたいメッセージなどを聞かせてください。

福原隆久院長 あゆみ歯科クリニック6

予防歯科にも力を入れていて、口腔内全体の状態を診断して治療やケアを行っています。ですが初診の場合は、いきなり口腔内を把握するための資料作成にかかるわけではなく、まず患者さんの主訴に耳を傾けます。すぐに主訴の処置が必要な状態であれば、まずその箇所の治療を優先し、資料作りなどは当面の治療を終えた頃に、ご希望を伺いながら進めていくという方針です。患者さんの立場に立った診療を大切に考えていますので、なんでもご相談いただければと思っています。展望としては1本でも歯を多く残すように取り組むことで、地域の皆さんの健康寿命を延伸することに貢献していきたいですね。残存歯数が多い地域が健康寿命の長い幸せな地域になっていくと信じていますので、この思いを同じくする院長に分院を任せ、「あゆみ歯科クリニック」がある地域は健康寿命の長い地域だ、と言われるようになればうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本25万円、骨造成/GBR法:8万円、スプリットクレスト:1本8万円、ソケットリフト:1本8万円、歯列矯正/第1期治療:40万円~、第2期治療:70万円、歯列矯正調整料:1回の調整につき5500円、アクティビティなし3300円、ホワイトニング/8000円~
※症例によって費用異なりますので、詳しい費用に関しては当院までご確認くださいませ。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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