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小児リハビリテーションでめざす
子どもの運動機能獲得と悪化予防

たわだリハビリクリニック

(名古屋市港区/戸田駅)

最終更新日:2025/02/07

たわだリハビリクリニック 小児リハビリテーションでめざす 子どもの運動機能獲得と悪化予防 たわだリハビリクリニック 小児リハビリテーションでめざす 子どもの運動機能獲得と悪化予防
  • 保険診療

肢体不自由などの障害や発達障害のある子どもの、運動機能獲得や悪化予防を目的に、より良い生活を送ることをめざして実施する小児のリハビリテーション。障害がある子どもは、言葉での意思疎通が難しい場合もあるからこそ、子どもや保護者と、医師やリハビリスタッフ間で信頼関係をつくることが重要になる。骨折などのけがの後で行う大人のリハビリテーションとは、目的やアプローチに違いがあるため、提供側には専門的な知識が必要だ。「たわだリハビリクリニック」の多和田忍院長は、整形外科の医師として公的機関で18年間小児リハビリに携わってきた。2009年に開業し、脳性麻痺、ダウン症、発達障害などの子どもたちのリハビリに注力する多和田院長に、その対象や実施するメリットなどを聞いた。

(取材日2023年9月7日/情報更新日2025年1月7日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような疾患の患者さんがリハビリの対象となりますか?
A

運動発達障害の原因となる脳性麻痺、ダウン症、筋ジストロフィーなどの疾患や、発達障害により運動発達がゆっくりだったり肢体不自由だったりするお子さんが多いですね。障害の有無に関わらず、運動が苦手な方、姿勢が崩れてしまって座っていることが難しい発達性協調運動障害の方、粘土や折り紙が苦手な方、はさみや箸の道具がうまく使えない手先が不器用な方なども対象です。親御さんが気がついて病院で診断を受け、リハビリに通うケースが多いですね。保育園などでよく転ぶ、学校で座っていることが難しいなどの異変をキャッチすることも大切です。おおむね生後3ヵ月頃から15歳までの方を対象にリハビリを行っています。

Q小児のリハビリではどのようなことを行いますか。
A

理学療法と作業療法がメインです。運動機能の向上をめざす理学療法では、歩けるようになる、階段の上り下りができるようになることや、首が据わらないままのお子さんの生命維持や変形の予防などを目的としています。一方、作業療法では上肢の機能を高めること、日常生活動作の獲得の2つが目的となります。食事、着替え、排泄といった身の回りのことを自分でできるようになることをめざします。

Q専門医院で小児リハビリを受けるメリットを教えてください。
A

小児リハビリは、非常に専門的な領域です。目的に合ったリハビリを提供するためには、手技だけでなく、患者さんや親御さんと適切なコミュニケーションを取ることが必要になります。そういった意味でも、専門の理学療法士や作業療法士がいる医院にかかるのが良いでしょう。また、患者さんの能力を引き出すためには、現在の患者さんの状態を適切に評価することが大切ですので、小児専門のセラピストが在籍している医院でしっかりと評価してもらうことが望ましいといえます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診を受ける
たわだリハビリクリニック 問診を受ける

出産までの週数、体重、首が据わった時期、座れるようになった月齢などの成長歴を細かく伝える。特に出産時のトラブルはその後の成長に大きく関わるため、仮死状態の有無などについても伝え漏れがないようにする。他院からの紹介の場合は、病歴、受けた治療についても事前にまとめておき、医師に伝える。

2医師による診察
たわだリハビリクリニック 医師による診察

四つばい、座る動作、伝い歩きなど、患者が運動している様子を見ながら医師が診察を行う。医師は同時に、知的能力や発達障害などのコミュニケーション面についても推察する。合わせて、脳、脊椎、末梢神経など神経学的に異常がないか、生後間もない赤ちゃんの場合は目が見えている、耳が聞こえているなど感覚器官に問題がないかといったことについても、細かくチェックを行う。

3各種検査を受ける
たわだリハビリクリニック 各種検査を受ける

診察後、必要に応じてレントゲン検査を受ける。歩ける年齢の子どもの場合は、フットプリントと呼ばれる足の着き方のテスト、歩き方の検査を受ける場合もある。診断がついていない患者の場合は、専門医療機関との連携により、大学病院などで詳しい検査を受けることもある。

4リハビリプログラムの作成と必要に応じた装具の製作
たわだリハビリクリニック リハビリプログラムの作成と必要に応じた装具の製作

検査結果からの評価により、目標を設定。リハビリプログラムを作成後、リハビリを開始する。また、車いす、家庭や学校で使用する椅子などを、医師や専門業者と相談しながら製作する。変形予防や運動能力の機能向上を目的とした装具が必要な場合は、クリニックで製作が可能だ。

5定期通院によるリハビリの実施
たわだリハビリクリニック 定期通院によるリハビリの実施

リハビリの頻度は、週に3回ほどから2、3ヵ月に1回というケースもあり、症状によりさまざまだ。家で実施できるリハビリがある場合は継続して行い、訪問リハビリなどと連携しながら行うこともある。リハビリ内容は、院内カンファレンスにて適宜見直しがなされる。

ドクターからのメッセージ

多和田 忍院長

お子さんの発達段階で心配事がある方、人工呼吸器が必要なお子さんをお持ちの方、また、障害があって一般医療機関を受診しにくいと感じている患者さんやそのご家族など、どんな方でもまずはご相談いただきたいと思います。早めに診療を受けてもらうことで、リハビリをはじめとした適切な医療を提供することができます。当院では、患者さんにとって良いだろうと思ったことは先入観を持たず積極的に取り入れ、冷静に検証をしながら進めています。さまざまな方法で、少しでも良い状態をめざせるようにサポートさせていただきます。お子さんの発達で不安に感じることがあれば、お気軽にご相談ください。

多和田 忍院長 たわだリハビリクリニック
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