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肩がズキズキ痛い、痺れる
四十肩・五十肩は放置せず治療を

細井整形外科

(神戸市東灘区/青木駅)

最終更新日:2022/06/13

細井整形外科 肩がズキズキ痛い、痺れる  四十肩・五十肩は放置せず治療を 細井整形外科 肩がズキズキ痛い、痺れる  四十肩・五十肩は放置せず治療を
  • 保険診療

神戸市東灘区にある「細井整形外科」では働き盛りに好発する五十肩(肩関節周囲炎)の診療にも注力。夜間の激しい肩痛や可動域の制限、指や腕のしびれ、頭痛など、生活に不自由が生じる疾患の一つだが、自然に治るのをただ待つ人は少なくない。しかし、症状の放置は後遺症へとつながることもあるため、初期症状時点での適切な治療やリハビリテーション、ストレッチが重要だ。ほかにもスポーツや事故による腱板の損傷や断裂、脱臼、骨折、激しい肩凝りなど、リハビリで回復が期待できる疾患や症状は多い。丁寧な診療とリハビリテーションで地域からの信頼も厚い同院の細井憲(ほそい・あきら)理事長と、リハビリテーションを担当する理学療法士の柴田裕佑さん、小島紳一さんに肩の病気や痛みに対するリハビリテーションについて詳しく話を聞いた。

(取材日2021年9月2日)

患者のライフスタイルを理解し、無理のない計画を立て「続けられるリハビリ」を

Qリハビリテーションが必要な肩の疾患について教えてください。
A
細井整形外科 肩関節の模型を持ち患者に説明する様子

▲肩関節の模型を持ち患者に説明する様子

【細井理事長】代表的な疾患は五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎です。五十肩は痛みをそのままにしていても、時間がたてば症状が治まる場合もありますが、適切な治療やリハビリテーションを行うことで、悪化の防止や早期の回復が期待できます。また腱板の損傷や断裂、激しい痛みを伴う石灰沈着性腱板炎、痛みを我慢していた結果関節の動きに制限が出てしまう拘縮肩(こうしゅくかた)などもリハビリが必要な疾患です。スポーツや事故による肩の脱臼、肩周辺の骨折、投球障害などもリハビリの対象です。さらに、意外に思われるかもしれませんが激しい肩凝りもリハビリで症状の緩和が期待できます。

Q肩疾患の患者へのリハビリ方法を教えてください。
A
細井整形外科 3階リハビリ室

▲3階リハビリ室

【柴田さん】リハビリの方法は症状の度合いや、病期によって違います。病期の初期である炎症期には、無理をせず、まずは炎症を抑えるための理学療法などを行いながら、関節の可動域の訓練や痛みの少ない姿勢の提案をします。痛みが落ち着いてきたら、拘縮を防ぐためにより積極的にトレーニングを進めていきます。普段の悪い癖を改善するためのトレーニングや、ストレッチを積極的に取り入れ、良い姿勢を身につけ、必要な筋力をつけることで症状の改善を図っていきます。また、どの段階でも自主訓練が大切になりますので、経過に合わせた自主訓練の方法も提案しています。

Qどのような症状を感じたらクリニックに来るべきでしょうか?
A
細井整形外科 実際のリハビリの様子

▲実際のリハビリの様子

【細井理事長】ケガの場合にはわかりやすいのですが、特に思い当たるきっかけがなくても、日常生活で手を動かしづらい、指先や腕のしびれ、違和感、頭痛などを感じたら一度受診していただきたいと思います。また、肩凝りだと思っていても、夜間に痛みがひどくなるなど、いつもと違う症状があれば受診しましょう。どんな症状でも、痛みを我慢しすぎてしまうと拘縮を引き起こすなど、二次的三次的な症状が出現し、回復までに長い時間を要することになります。「この程度で受診しないでほしい」ということはありませんので、まずは気軽に相談しましょう。

Q初回来院から通院の流れを教えてください。
A
細井整形外科 電気治療をしている様子

▲電気治療をしている様子

【小島さん】まずは診察を受けていただき、診断の結果リハビリが必要となれば、われわれ理学療法士が担当します。初回のリハビリではカウンセリングが中心です。症状についてはもちろんですが、普段の姿勢や癖など、細かい部分についても確認していきます。その後、機械を使ったリハビリやマンツーマンでの運動指導、マッサージなどを行います。症状や病期によりますが、だいたいお一人20分程度です。その後、自宅での自主トレメニューをお伝えし、次回の予約を取っていただきます。通院までの期間は患者さんのご都合も考慮して決めていきます。リハビリは続けることが大切なので、無理のない範囲で計画を立てることが大切です。

Q細井整形外科ならではの特徴を聞いてください。
A
細井整形外科 理学療法士の小島紳一さん、柴田裕佑さん

▲理学療法士の小島紳一さん、柴田裕佑さん

【柴田さん】患者さんとよく話すことだと思います。何に困っているのか、どんなふうになりたいか、どんなことができて、どんなことが難しいか、とにかく患者さんとよく話し合うようにしています。患者さんの気持ちを聞くことをスタッフみんながとても大切にしていますね。 【小島さん】駅から近く通いやすいこともあって、仕事帰りの方々もたくさんいらっしゃいます。忙しい方も多いので、患者さんのライフスタイルを守ることも大切にしていますね。焦らず、根気よく、負担にならない方法を考え、提案することもわれわれ理学療法士の大切な仕事。患者さんの良いパートナーになれるよう、これからもスタッフみんなで頑張っていきたいです。

ドクターからのメッセージ

細井 憲理事長

体の痛みは体からのSOSのサインです。「肩凝りは病気じゃないから」と痛みに慣れてしまっている場合も多いかもしれませんが、痛みや動かしづらさにあまり慣れないでもらいたいなと思います。また忙しさを理由に、無理を重ねないで自分の体をいたわってあげてください。1箇所の痛みに耐え続けることで、ほかの部分に負担がかかってしまい、痛みを感じるところが1つ2つと増えていってしまうことは少なくありません。「なんだかおかしいな」と感じたら、まずは軽い気持ちで受診していただきたいと思います。

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