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森田 昌宏 院長の独自取材記事

整形外科 もりたクリニック

(大阪市北区/天神橋筋六丁目駅)

最終更新日:2019/08/28

20180720 bana

天神橋筋六丁目駅11番出口より北に徒歩3分。緑の看板が目印の「整形外科 もりたクリニック」は、地域の「痛みの相談所」として、多くの人が訪れる地域密着型のクリニックだ。医師だけでなく理学療法士をはじめとした専門家が、法人グループで共有する豊富な知見を診療に生かしながら、痛みの治療やリハビリテーションに取り組んでいる。「なぜ痛いのか、どこが悪いのか、わからないということは不安です。だから、来てくださった患者さんには何らかの回答を示し、安心感を持って帰ってもらいたいです」と話すのは森田昌宏院長。優しい口調とまなざしが医師としての情熱がうかがえる。そんな森田院長にクリニックの診療や地域医療への思いを聞いた。
(取材日2018年7月5日)

個別療法中心のリハビリテーションを提供

まずはこちらのクリニックの特徴を教えてください。

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リハビリテーションの専門家が一丸となって、リハビリを提供しているクリニックです。電気をあてたり、けん引したりすることをリハビリテーションだと思っていらっしゃる方もまだまだ少なからずいらっしゃいますが、当クリニックでは、理学療法士が実際に患者さんの体に触れて、お一人お一人に合わせたメニューを組み立てる個別療法を中心に行っています。今の医療制度の中でリハビリを充実したものにするにはどうしたらいいか、患者さんにとって何を優先し、どう取り組んでいくのが良いかを丁寧に考えてご提案しています。また、医療保険によるリハビリテーション期間が終了した後も、痛みの予防やさらなる改善に向け、丁寧にサポートしていることも当院の特徴だと思います。

どのようなスタッフの方がいらっしゃるのですか?

現在は、理学療法士、エックス線検査を行う診療放射線技師、看護師、受付、医療秘書、そして僕です。すごく明るくてプロ意識の高いスタッフたちなので、いつも助けられています。それぞれの担当セクションの仕事もしっかりやってくれていますし、問題点があれば改善のための意見も出してくれます。このクリニックに来るのはどこかに痛みや不安を抱えて来る人たちがほとんど。常に「その人たちに安心感を持って帰ってもらうために何をしなくてはいけないか」をしっかり考えて行動してくれています。何よりも、僕がめざしている医療やリハビリテーションの在り方に共感し、一緒に考え、実践しようと努力してくれている心強い味方です。もちろん皆さんの心強い味方にもなってくれると思います。

日頃、診療にあたって先生が心がけていることはありますか?

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「その場しのぎ」の診療や、「何となく」という曖昧な診療をしないことです。患者さんはみんな、希望を持ってここに足を運んでくださっていると思っています。その気持ちにきちんと向き合わなくてはいけないし、安心感を持ってもらえるようなコミュニケーションをとらなくてはいけません。そのためにできることを一つ一つ丁寧にやっていきたいですね。医療秘書に電子カルテの入力を任せているのもその一環です。僕がパソコンに向き合う必要がないので、僕は患者さんの顔をしっかり見て話すことができるんです。せっかく足を運んでくださったのですから、患者さんをがっかりさせることがないよう、医師として責任を持って取り組んでいかなくてはいけないと思っています。

訪問リハビリテーションほか、各種サポートも

訪問リハビリテーションも行っているそうですね。

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これは、僕が開業してリハビリテーションを始めようと思った時に一番やりたかったことなんです。僕は以前、回復期リハビリ科病棟の専従医師をやっていたことがあります。そこでは在宅復帰をめざした機能訓練を行っていましたが、実際に帰った後に訓練で獲得した動作ができているかを追いかけることはなく、見る機会もありませんでした。しかし、訪問診療を行うようになって、厳しい現実を目の当たりにしたんです。「もう大丈夫」と自宅に帰っていった人たちが、実際は全然大丈夫じゃなかった。そこに気がついたからにはそのままにしてはいけないし、自分たちがやらなければ、という思いでこの春に始めました。今は電動自転車に乗ってスタッフが走り回ってくれています。

訪問リハビリテーションではどんなことができるんですか?

住み慣れたご自宅で、それぞれの環境に合わせたトレーニングを行っています。今は昔と違って高齢化社会でもありますし、独居の方も多いです。そのため退院できても、介助者がいない不安から積極的に動くことができず、生活の質が下がってしまっている方はたくさんいらっしゃいます。そういった方々が、より良い毎日を過ごすためにどんな運動をしたらいいのか、どんなことに気をつけたらいいのかをアドバイスし、指導を行っています。最初は少しのことから始めて徐々にステップアップしていきますので安心してご利用ください。また、利用に際しては医療・介護どちらの保険でも適用可能です。手続きに関してわからないことがあればサポートいたします。併せてご相談ください。

他にも靴の相談、肥満の相談、心の相談と専門的な外来を設けていると伺いました。

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痛みが発生する理由は外科的なものだけではありません。ですから、まずは患者さんのお話をよく聞いて、患者さんと一緒に痛みについて考え、寄り添っていくことが必要になります。しかし、実際に外科系の病院では、外来診察で医師が一人ひとりの患者さんにかけられる時間にはどうしても限りがあります。そこで、臨床心理士や義肢装具士、管理栄養士といった各分野のプロフェッショナルの力を借りて、必要なサポートを必要な人に届けていく体制を整えています。「こころの相談」と称した外来では、痛みにまつわる心の問題へのサポートを、「肥満の相談」では減量を目的とした食事のアドバイスを、「靴の相談」では足や靴の問題や悩みを解消するためのインソールを制作・提供しています。

「痛みの相談所」として、幅広い地域貢献をしていく

“整形外科=高齢者や重症の人が行く場所”というイメージを持った若い人は多いようですが、いかがですか?

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そうなんですよ。部活やスポーツを頑張る人の中には、痛みを我慢してプレイしている人がとても多いんです。その結果、重症化してしまったり、症状が慢性化したり、後遺症を抱えてしまうこともあります。若いから、成長期だからといってそのままにしておいたら良くないこともあります。判断に迷うような痛みやケガの場合は、迷わず受診してほしいですね。実際、当クリニックも夕方の時間帯は部活少年や会社員など若い方々がたくさん受診されています。治療やリハビリテーションが必要になっても、仕事や学業、スポーツ活動に支障がないようにできる限り配慮もしています。決して怖いところではないので、今後の安心のためにも来ていただければと思いますね。

ところで、先生が医師をめざしたのはなぜですか?

僕が小学校の低学年だった頃、父が体調を崩したことがありました。最初は自宅療養をしていたのですがなかなか良くならず、往診をお願いしたのに次々に断られ、父は長期入院を余儀なくされました。その時とても不安でしたし、子どもながらに「なんで医者なのに困ってる人を助けてくれないんだろう?」と疑問に思ったことが医師を意識した最初のきっかけです。もう一つのきっかけは医学部に入ってから。ボランティア活動を通して障害者スポーツに関わったのですが、体調が急変した方への対応がうまくできなかったことがありました。その時に「もっと勉強して、苦しんでいる人を助けたい」という気持ちがすごく大きくなったのを覚えています。この2つの悔しさやもどかしさが、医師としての僕の根幹にあります。

最後に、今後の夢を聞かせてください。

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今取り組んでいることを積み重ねて、医療や医療や介護だけじゃなく、障害のある方はもちろん、地域の人々にお返しできるようなものをつくっていきたいです。それが何かはまだ具体的ではないし、今の僕にできることは小さなことかもしれないけど、その成果がいつか大きな実を結ぶまで、一つ一つ頑張っていくつもりです。僕が今ここでクリニックをやれているのも、自分の力だけではありません。一緒に働いてくれているスタッフ、そして受け入れてくださっている地域の皆さんがいてこそ。その気持ちを忘れずに、地域が抱える問題について目をそらさず、今後も勉強に、診療に取り組んでいきたいです。一人で悩まずに、「痛みの相談所」として気軽に利用してください。

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