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加藤 秀一 院長の独自取材記事

整形外科みきゆうクリニック

(大阪市都島区/野江内代駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄谷町線・野江内代駅の改札を出て階段を上るとすぐの場所にある「医療法人 美喜有会 整形外科みきゆうクリニック」。院内は明るく広々としており、患者が自由にお茶やコーヒーなどの飲み物を飲めるようになっている。「自然と人が集い、日々のちょっとしたことでも気軽に相談できるクリニックであり続けたい」と語るのは、同院の院長 加藤秀一先生。同院では患者の苦痛を少しでも軽減するために、他院ではあまり行われていない、サイレントマニピュレーションや筋膜リリース(ハイドロリリース)注射といった治療を積極的に取り入れている。日常生活から患者の症状を改善すべく、院長自ら枕やマットレスの開発なども行っている。同院の治療に対する姿勢や考え方について、加藤先生に詳しく聞いた。
(取材日2017年8月2日)

新しい知識や技術を積極的に取り入れる治療スタイル

診療方針や、診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さまが気軽に来院できて、どんなことでも相談できるクリニックでありたいと考えています。ですから「何か困っていることはありませんか?」という患者さまへの声かけはマメに行っています。そのおかげか、おなかが痛いとか喉が痛いなど、整形外科の専門外のご相談を受けることもあります。専門外のことでも相談できるぐらい、何でも話せる医師だと患者さまに思っていただけるなら、とてもうれしいです。当院では最近、週2回だけですが内科の医師による診察も行っています。また積極的に勉強会などに参加することで新しい知識や技術などを率先して吸収し、患者さまにとってより良い治療をどんどん取り入れていきたいです。

特に注力している治療や検査はありますか?

通常、整形外科で行う治療には3つの方法があります。1つはお薬、2つ目は、生活指導も含むリハビリ、3つ目は注射です。注射は整骨院では行うことができません。医師がいるクリニックだからこそ可能な治療です。どの整形外科でも、お薬で痛みをコントロールしながら粘り強くリハビリを続けるという方法が一般的ではありますが、その方法だと即効性は期待できません。痛みがひどくて眠れなかったり、少し動かすだけでも強く痛むなど、生活に大きく支障が出る場合は、当院では注射による治療を積極的に行っています。

注射による治療とはどのようなものですか?

頑固な五十肩や凍結肩に対して治療するサイレントマニピュレーションは、超音波エコーを見ながら腕の神経に直接麻酔をしてから無痛の状態にして腕を回し、肩周囲筋の癒着を剥がして、肩の拘縮を取り除く治療法です。頑固な肩こり、腰痛に対して治療する筋膜リリース注射は、同じくエコーを用いて、癒着した筋膜層に薬液を直接注入する治療法です。厚く重積した筋膜層を剥がすことができ筋肉同士の動きをスムーズにできます。両方、保険適用の治療です。治療方法の振り分けは、「患者さまがどれだけ日常生活に支障を感じているか?」がポイントです。痛みには個人差があって、例えばレントゲンなどで強い変形が認められてもそれほど痛みを感じない人もいれば、少しの変形でも強い痛みを感じる人もいます。患者さまのお話をよく聞いて、緊急性が高い、日常生活への支障が大きいと判断した場合は、こうした治療方法があることをお話ししています。

施設・設備に関するこだわりについてお聞かせください。

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施設の特徴としては、リハビリスペースをかなり広めにとっているという点です。明るいこと、開放感があること、動きやすいことなど、患者さまが過ごしやすい環境を追求しました。通路のスペースも広いため、シルバーカーや車いす、ベビーカーを押して来院される方も多いです。コーヒーやお茶などの飲み物も自由に飲んでいただけるようにして、快適で、人々が自然と集うような場所にしています。設備に関しては、レントゲン装置はもちろんありますが、やはり超音波エコーを導入しているという点が大きいです。サイレントマニピュレーションや筋膜リリース注射といった治療も、麻酔を打つ場所や筋膜層をピンポイントで見ることができる、超音波エコーがあるからこそ可能な治療です。

患者の笑顔が医師としての励み

野江内代で開業に至った経緯を教えてください。

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私は埼玉医科大学を卒業した後、地元・三重の三重大学附属病院 整形外科に入局しました。しかし、治療を必要とする方がもっと多くいる都会で働いてみたいという思いがあり、2009年に大阪へ来て当院に就職。院長に就任しました。実際にこの野江内代でクリニックを運営していて思うことは、地方と比べて人間関係が濃いということですね。地方の場合、患者さまは広範囲から車を使って来院されます。しかしここは、ほとんどが自転車や歩いて来院できる患者さまです。つまり、皆さんご近所なので、とても人間関係が濃密なんです。ちなみに、この場所は家具を販売する大型店舗だったようです。それが売りに出されていたので、広大なスペースが確保できたのだと理事長先生から聞いています。また、地下鉄の駅の階段を上がってすぐという交通アクセスの良さも、開業場所としてこの場所を選んだ理由の一つだそうです。

患者層や主訴に何か特徴はありますか?

年齢層は時間帯によって変わってきます。午前中は60代から90代の年配の患者さんが多く、昼前は、主婦の方、午後はサラリーマンやけがをした学生さんなどが多いですね。男女比で言うと4対6くらいで、女性の方が少し多いです。家事や育児などで、肩や腰を酷使することが多いのかもしれません。男性の場合は、痛くても仕事などを優先してなかなか受診しない、ということもあります。主訴は、整形外科なので肩こりや腰痛、膝の痛みなどが多いです。

患者との最も印象深いエピソードを教えていただけますか?

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「痛みがひどくて歩けない」と言って来院された患者さまが、注射をした直後に歩けるようになったこと。そして、痛みに苦しんでいた表情が笑顔に変わったことが、非常に印象に残っています。患者さまの苦しみを取り除け、喜んでもらえた時は、やってよかった、医師になってよかったと思いますね。大きな病院で勤務していると、外来は週に1~2度しか担当できず、患者さまと接する時間もどうしても短くなってしまうのですが、クリニックでは毎日、診察ができるのです。より多くの患者さまと接することができる今の環境のほうが、自分には向いているように思います。

どんなことでも相談できる身近なクリニックとして

将来の展望についてお聞かせください。

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日常生活の中で気軽に相談できる、身近なクリニックであり続けたいです。サイレントマニピュレーションや筋膜リリース注射など、他院ではあまり行っていない治療もアピールしていきたいです。「肩こりや腰痛の改善にはどんな寝具を使えば良いのか?」ということについて、よく患者さまからご相談を受けるので、肩こりや腰痛改善のためのオリジナル枕やマットレスを自ら企画開発しました。さまざまな展示会を回って最適な素材を見つけ、メーカーに直訴して作ったものです。就寝時の姿勢の中から改善していくというのはとても重要だと考えています。当院は在宅医療にも力を入れています。通院が難しくなってきた方、最期を自宅で穏やかに過ごしたいという方への訪問診療を行っています。看護師がご自宅へ伺い、健康管理や処置などを行う訪問看護も積極的に取り組んでいます。外来から在宅まで、超高齢化社会に沿った、幅広い医療の形を提供していきたいです。

休日の過ごし方を教えてください。

勉強会で新しい知識や技術を学んだり、展示会に出かけて枕やマットレスの素材を探したりと、休日も割と仕事関係のことで時間を使っているかもしれません。運動は、以前はテニスをしていましたが、今はあまりしていないですね。最近はスーパー銭湯などでゆっくり過ごすのが好きです。あとは、おいしいお店にご飯を食べに行くくらいでしょうか。家の近所においしい焼肉屋さんがあるので、時々家族で行っています。

読者に向けてのメッセージをお願いします。

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加齢による体の変化には、筋力維持、筋力強化が重要です。家の中でできる体操などでも構いませんので、毎日地道に続けてみてください。また、今治療を受けている方でもなかなか症状が良くならなかったり、治療がどうも合わないと感じておられるようであれば、一度当院へご相談ください。当院では、他ではあまり行われていない治療なども行っています。新たな選択肢を提示することもできるかもしれません。

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