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脳神経外科・心療内科が連携し
MRI検査でめざす疾患の早期発見

ながと脳神経外科・心療内科クリニック

(松山市/鎌田駅)

最終更新日:2020/02/25

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  • 保険診療

頭痛やめまい、手足のしびれなどの症状があると「脳に異常があるのかも……」と不安になるものの、大きな病院へ行くのは躊躇してしまうのではないだろうか。しかし、脳梗塞や脳腫瘍などの脳の病気は、大きな発作が起こる前の小さなサインを見逃さないことが重要なのだそう。だからこそ「ながと脳神経外科・心療内科クリニック」では、地域のクリニックながらMRI検査を実施し、脳疾患の早期発見・早期治療に努めている。また「心の病は脳の病」という考えのもと、精神疾患や認知症患者の脳疾患の可能性にも着目。脳神経外科と心療内科の連携体制を整えている同院の長戸重幸院長と長戸登世副院長に、MRI検査を行うことのメリットや検査の流れなどを聞いた。 (取材日2020年1月22日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

QMRI検査とはそもそもどのような検査なのですか?
A

【長戸重幸院長】MRI検査は、磁気の力により体の臓器や血管を撮影する検査です。全身のさまざまな病気を発見することが可能で、当院では脳疾患の発見、診断のために行っています。放射線を用いていないため被ばくの心配がなく、妊娠中の女性やお子さんも受けることができます。MRIの画像診断により脳動脈瘤や脳梗塞、脳腫瘍などを確認することで、脳動脈瘤の破裂で起こるくも膜下出血など、重篤な病気を未然に発見していくことにもつながります。また、認知症の診断をするためにMRIで脳の萎縮を確認することも多いですね。

QMRI検査を受けるにあたって注意すべき点を教えてください。
A

【長戸重幸院長】検査を受けられないのは、ペースメーカーなど体の中に金属が埋め込まれている方です。最近はMRIの磁気に反応しない素材など、工夫が進んできてはいますが、念のため手術を受けた病院で確認をしていただく必要があります。また意外と知られていないのですが、カラーコンタクトやアイシャドー、ラメ、タトゥーなどの金属を使用したものも磁気に反応してしまう恐れがあるためNGです。それから、MRI検査は強力な磁石でできた狭い筒の中に入って行いますので、閉所恐怖症の方は厳しいかもしれません。検査中の嘔吐も誤嚥の恐れがあり危ないので、メニエール病などで吐き気のある方は症状を安定させてからの検査となります。

Q脳神経外科と心療内科の連携による診断のメリットとは?
A

【長戸登世副院長】脳神経外科なら地域のクリニックレベルでもMRI検査を導入している医院はありますが、心療内科単体でMRI検査ができる医院は少ないのではないでしょうか。そのため、心療内科でどうしても気になる所見があれば精密検査のできる基幹病院を紹介するという流れになるのが一般的です。当院には脳神経外科と精神神経科の医師がおりますので、心療内科を受診された患者さんにもMRI検査を実施することが可能なんです。それにより、精神症状の原因に脳疾患が潜んでいるかどうかを、一つの医院内で確認していくことができるのは、当院ならではのメリットかと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1診療の予約、受付・問診票に記入

脳神経外科、心療内科は診療日が分かれているが、どちらの日でもMRI検査は可能なので、気になる症状に合わせて受診科を選択して診療の予約をしよう。脳神経外科は長戸重幸院長、心療内科は長門登世副院長が担当。診療当日、受付を済ませたら、まずは待合室で問診票に記入をしていく。初診の場合は頭痛やめまい、手足のしびれ、物忘れなど、どのような症状があるのかを回答していく。

2診察で症状を確認し、MRI検査が必要か判断する

頭痛やめまい、手足のしびれ、ろれつが回らない、顔面の麻痺、感覚障害など脳疾患にはさまざまな症状があるため、問診票をもとに丁寧にヒアリングを行っていく。そして精密検査の必要があると判断した場合、MRI検査を実施。認知症の評価を希望する患者に対して、脳の萎縮などを診るためにMRI検査を行う場合もある。どちらの科でも受診当日のMRI検査が可能なのだそう。検査前にはMRI検査用の問診票に記入する。

3MRI撮影

身につけている金属類をすべて外して検査着に着替え、MRI検査室に入室。財布や腕時計、携帯電話などの手荷物は持ち込めないので、外で預かってもらおう。検査台に仰向けの状態で横になり、筒の中へ入ると撮影が始まる。筒の内部は暗く、撮影中は大きめの音がするので目を閉じている人も多いという。所要時間は10分~15分程度。

4必要に応じてCT検査も行う

出血や骨の情報はMRIで確認しづらく、同院では必要に応じてCTを併用して確認することもある。多い例としては、出血性脳梗塞。これが疑われる場合は、急性脳梗塞により脳出血を起こしている可能性があるため、MRI検査と同じ日にCT撮影も行う。また、骨の腫瘍はMRIではわからないため、MRIで異常がないのに症状がみられる場合はCTを撮り確認する。事故や転倒などで頭に外傷があるときは先にCTを撮る場合もある。

5検査結果の説明

検査後は、院長または副院長より説明がある。MRI、CTともに当日結果が出るので、撮影画像を見ながら説明を受ける。手術や専門的な治療が必要な場合は、連携している病院を紹介してもらえるので、そちらで治療を受けることになる。心療内科の副院長の診療日にMRI検査を受けた患者の画像も、必ず脳神経外科の院長が確認してくれる。精神疾患と決めつけることなく、脳疾患の疑いがある場合は早期の対応に努めているのだそう。

ドクターからのメッセージ

長戸 重幸院長、長戸 登世副院長

【長戸登世副院長】脳神経外科と心療内科のタッグは珍しいといわれますが、脳神経外科医師と精神神経科医師の夫婦で開業してから、実際には大いにリンクしていることを実感しています。 【長戸重幸院長】そもそもは外科と内科で対極にある科なのですが、脳疾患でも精神症状が出ることがありますし、精神症状があり、うつ病や認知症と思われた方もMRI検査をしてみると脳疾患が発見される場合もあります。だからこそ、どちらの科を受診された患者さんでも必要があればしっかりとMRI検査をして、双方の目線から正確な診断をして、早期治療につなげていけたらと考えています。

Dr
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