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清澤 敦子 院長の独自取材記事

きよさわ眼科

(福岡市中央区/西鉄平尾駅)

最終更新日:2021/01/15

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西鉄天神大牟田線・西鉄平尾駅から徒歩約3分の場所に「きよさわ眼科」は位置する。教育環境が充実していることから子育て世帯に人気のこのエリアには、代々この地に居を構える地元住民の住宅街が広がっている。院長の清澤敦子先生は「平尾は祖父が眼科医師として開業していた場所なんです。まさか眼科医師になり、この平尾で開業できるなんて……ご縁ですね」と、開業当時のことを気さくに笑顔で振り返った。清澤院長のたたずまいそのままに、明るく温かな院内。患者への想い、治療の心がけ、こまやかな配慮を清澤院長に取材した。
(取材日2020年7月29日)

目に負担の多い状態を自覚して、こまめなケアが大事

患者層や気になる主訴からお聞かせください。

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当院の患者さんは平尾に長くお住まいの方や、教育環境の良さから転勤族や子育て世帯の方が多いですね。天神や博多へのアクセスも良く、若い社会人の方など、地域柄が患者層に表れています。気になる傾向としては、近視のお子さんが増えていることですね。また、パソコンやスマホの利用時間が長くなっている影響か眼精疲労やドライアイの方も年齢問わず増えています。コンタクトレンズによる障害の方も多いですね。近年コンタクトレンズは眼科での検査や処方がなく購入できてしまうため、レンズの取り扱い方法が間違っていたり、度が合わないまま使用されておられるケースもありトラブルが発生します。大切な目を守るためには自己判断せずに定期検査を忘れず受けられることをお勧めします。

ドライアイ対策の方法はありますか?

ドライアイの原因は季節や環境、ストレスや加齢などさまざまです。すぐできる対策としては、エアコンの風を直接受けないようにすることや意識して瞬きを行うことです。治療はドライアイ専用の点眼液や涙の排出口にプラグで蓋をする方法があります。さらに目元には涙の材料である油分を分泌する出口があり、そこを意識して洗浄することがポイントです。出口が詰まったり汚れたりすると、ドライアイやかゆみ、目やにの原因にもなります。軽く目を閉じてまつ毛の生え際を洗うという気持ちでされるとよいでしょう。目に優しい専用の洗浄液や、蒸しタオルなどで温めるのもいいですね。温めることで油分が緩み目の疲れも和らぎさっぱりしてリフレッシュできます。

力を入れている診療や工夫について教えてください。

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当院では結膜炎、眼精疲労、緑内障、白内障、ドライアイ、花粉症、アレルギー疾患などを診断し必要な治療を幅広く提供しています。最近では、夜寝る時に着けるナイトレンズのオルソケラトロジーに力を入れています。これは近視矯正の治療法の一つで近年子どもの近視進行抑制につながる方法として注目されています。近視の研究会からはさまざまな情報発信がされているので、新しい研究や治療法の情報を欠かさず入手して患者さんにお伝えしています。工夫では、近視進行を抑えるために親御さんにお子さんの様子を写真や動画に記録していただき、フォームを確認して現状や改善点を共有できると取り組みやすいですよ。などとアドバイスをしています。お子さんは何かに集中すると目が対象に近くなる傾向がありますが、自分では気づきませんからね。

患者の目と心に明るい光を提供すること

ところで、なぜ先生は医師をめざされたのでしょうか。

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両親ともに眼科医師だったこともあり、物心ついた頃から将来は医師になると思っていましたが、実は眼科は大の苦手で眼科医師になるつもりはありませんでした。しかし、流れで眼科医師の道に進むことになり先が思いやられると覚悟していたのですが、あることをきっかけに大きく変化しました。医師になり初めて診察用顕微鏡で人の目の中を見た際、美しい海の底に似ていると驚いたんです。学生時代の後半は勉強ばかりの毎日で、卒業旅行で青い空と海を求めてタヒチに行きました。海はとても美しく、人の目もまるでその海のようですてきだと感じました。紆余曲折後に眼科医師としてスタートし、研修を始めてすぐにそんな目の魅力に気づいたことは幸いでした。

眼科医師のやりがいについてお聞かせください。

医師になり随分たちますが眼科医師という仕事が今更ながら好きになりました(笑)。患者さんとの日々は楽しく「来て良かった、安心しました」と言っていただけることが何よりの喜びです。患者さんが良くなられた時は私もうれしいですし、できるだけお話を伺いお気持ちに寄り添うことを忘れず診療しています。つい先日大学病院で眼科医師1年目の時に担当させていただいた患者さんが来院されたいへん驚きました。何十年ぶりに目の検査を受ける気になられたそうで「眼科なら主治医だった先生に診てもらいたい」と探して来てくださったとのことでした。喜びと同時にあらためて責任の重さを感じ背筋が伸びる思いでした。「患者さんの目と心に明るい光を提供すること」は以前から変わらない私の診療モットーです。今後も継続して実践していけるように感謝とともに全力で仕事に取り組んでいこうと思います。

他にも印象深い患者さんはいらっしゃいますか?

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はい。働き盛りの40代の男性で緑内障を患っておられました。仕事が忙しく治療が途切れがちで、久しぶりに来院された際に驚くほど悪化していました。通常の生活や仕事ができなくなり、なんとかなりませんか、と涙を浮かべられましたがもうどうにもして差し上げれず、悔しく私も一緒に涙しました。その後ご家族のサポートもあり自宅の改装やトレーニングに通うなど努力されました。しばらくたってこれを先生に、と一生懸命練習した点字のお手紙をいただきました。「きよさわせんせいえ」で始まるお手紙は今でも見るたびに涙が出ます。眼科医師としての一生の宝物です。緑内障は今でも治らない病ですができることはあります。この経験は絶対に生かすと決めており、二度と同じ思いをする方がないよう今後も全力で関わっていきます。

見えているからと過信せず定期検診で目を守ってほしい

診療で大事にされていることは何でしょうか。

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傾聴と温かい雰囲気づくりです。患者さんが何にお困りで何を求め来院されたかを伺うことや院内の雰囲気を大切にしています。そして、それにお応えできるように精一杯動くことです。自身の闘病経験から丁寧な説明と納得が大切と考えており、たとえ必要と思うことでも押しつけにならず患者さんのお気持ちを尊重するようにしています。私は子どもの頃から強い近視で眼鏡をかけ始め、その後さまざまなコンタクトレンズの使用を経て、現在は老眼で遠近レンズを使用しており、見えにくい不便さはよくわかります。また医師になって眼底検査の練習の際に網膜裂孔が見つかりレーザー治療を受け、検査の重要性を体感しました。最近ではドライアイで目薬が欠かせません。目のことでは苦労してきたからこそ、多少うるさくても皆さまに目の大切さを心からお伝えしたいと思います。

理想とする医師像と、今後の抱負を聞かせてください。

何かおかしいなと感じたら気軽に相談できる街のお医者さんです。時折、こんなことで来てもいいですか?と聞かれることがあります。どんな小さなことでもいいんです。まつ毛が一本当たっているだけで痛みますし、気になることは人それぞれ違います。何でも遠慮なくお話しいただける存在でありたいと思います。最近日頃の反省を込めて人生の指針としているのが「和顔愛語(わがんあいご)」という言葉です。和やかな笑顔と思いやりのある言葉や話し方で人と接するように心がけ、それがスタッフや周りに伝わり皆が平和な心で過ごせること、そんな日々を過ごすことで人として、ひいては地域の皆さんに信頼される医師としても成長していけたらと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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来院される患者さんの中には異変に気づきながらも忙しくて様子を見ていたという方がおられます。早期発見は早期治療開始ひいては早期回復につながります。また「私は見えているから大丈夫」と言われる方でも検査すると視力が落ちていたり、病気が見つかることもあります。起こっている小さな変化にはご自分では気がつきにくいものです。困ってないから問題がないとは言えません。もし気になることがあるなら後回しにせず検査を受けておきましょう。最近は人生100年時代と言われます。命がある限り最後の最後まで瞳を輝かせていただきたいと心から願っております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー
適応検査/5000円
レンズ処方(当日)5000円
トライアルレンズ(当日)4万円
処方レンズ両目/16万円、片目/12万円~

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