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医療法人 さがら内科クリニック

さがら内科クリニック 北九州市小倉北区 小文字病院跡地に2009年開業。2015年に移転リニューアル
  • 福岡県北九州市小倉北区大畠3丁目3番50-1
    • 内科
    • 消化器内科
  • 感染症対策実施

熱中症と脳梗塞(夏血栓)

最終更新日:2025/07/05 13:41

さがら内科クリニック お知らせ1
さがら内科クリニック お知らせ2

«熱中症と脳梗塞(夏血栓)»
今年も今までにない猛暑が連日続き、熱中症で救急搬送される人が後を絶たない状況が続いてます。
熱中症もやはり重症化すれば死に至るケースもありますが、しかし、熱中症に症状がそっくりで命の危険もある怖い病気「脳梗塞」が夏に多発するということもマスコミ等では『夏血栓』といって、特に今年は呼びかけられてます。
では、熱中症と夏血栓とは
猛暑で体調を崩し、目まい、吐き気、ふらつきなどの症状が出たら熱中症をまず疑う思います。
しかし、同じような症状であっても違う病気……、脳梗塞の疑いがあるということなのです。
脳梗塞は冬に多いというイメージが有るかと思われますが、夏場にも多く、夏と冬の2峰性の特徴を持ってます。
それでは夏血栓とは、一体どのようなものなのか?
汗をかき、身体が脱水状態に陥ると、体内の血液がドロドロになります。すると血管の中に血の塊「血栓」ができて血管を詰まらせてしまう。これが夏血栓。その血栓が脳の血管を詰まらせると脳梗塞になるというものです。
ちなみに、肺の血管に詰まれば“肺梗塞”、心臓の血管に詰まれば“心筋梗塞”となるわけで、熱中症と同じような症状が現れるのが脳梗塞ですので、今回は夏血栓=脳梗塞と考えてください。
熱中症の場合は水分や塩分を摂り、身体を冷やすことで回復していくことが多いですが、脳梗塞(夏血栓)の場合は即何らかの処置を取らないと行けない場合が多く、まずは、熱中症か脳梗塞かを見分けることが大事です。
ではどのように見分ければ。
熱中症のような症状にプラスして、顔や腕に「麻痺」がある場合は脳梗塞の可能性が大。口や眉毛など片側だけが歪み、片腕だけ力が入らなかったり、水を口に含んでもうまく飲み込めずにこぼれ落ちてしまったり……。このような症状は熱中症には見られない症状ではありますが、決定的なのは手足のしびれや脱力で要は両側性か片側性かということです。片側性であれば脳梗塞の可能性が高いので。
脳梗塞の疑いがある場合は、迅速な対処が必要で、発症から治療までにかかる時間のデッドラインは4時間半。脳梗塞の場合、これを超えると命の危険度が高まるため早急な対応を要します。熱中症だろうと思い日陰などでゆっくり安静にさせていたら大変なことになりますので十分留意されてください。



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