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野本 健作 理事長の独自取材記事

光明池ニコニコ歯科

(堺市南区/光明池駅)

最終更新日:2021/10/12

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泉北高速鉄道・光明池駅から徒歩1分にある「光明池ニコニコ歯科」は開業から14年を迎える。同院の近隣に4つのクリニックを展開する理事長の野本健作先生は、子どもの頃からアウトドア好きで、今もスタッフらとバーベキューを楽しんだり、フルマラソンに出場したりするなど明るく活発な人柄で、患者にとっても親しみやすいだろう。グループには約100人のスタッフが働き、同院だけでも40~50人が在籍するが、産後に復職する女性スタッフも多いという。「患者さんにとって、長く付き合えるかかりつけの歯科衛生士を持つことが、口の健康を保つ近道になります」と野本先生。同院で注力する予防歯科やインプラント治療など、ざっくばらんに語ってくれた。

(取材日2019年5月22日)

患者が笑顔になる喜ばれる診療を提供したい

開業されるまでの先生のご経歴を教えてください。

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1998年に広島大学歯学部を卒業した後、堺市にある湯川歯科医院に勤務し技術を磨かせもらいました。その歯科医院の先生のことは今でも尊敬していて、患者さんへの対応でも多くのことを学ばせてもらいました。勤め始めて2年目くらいに訪問診療部門の立ち上げを任されたのですが、当時はまだ訪問診療が一般的ではなかった時代。外来診療との違いに苦心しました。外来は患者さんがクリニックを気に入らなければ来なくなるだけですが、訪問診療では「もう来なくていい」とはっきり断られます。それを院長に伝えると「もう1回行ってきなさい」と言われて、「何が駄目だったんですか」「治療させてください」と、断っている人のところに再度行くわけです。その時から「診てあげる」のではなくて、「患者さん本位の喜ばれる診療」を考えるようになりました。その想いは今も変わりません。

年中無休で平日夜22時まで診療されていて、患者さんも通いやすいですね。

歯科治療は何回か通院していただくことになりますから、患者さんの利便性を考えてのことです。当院にはお子さんからお年寄りまで、地域の幅広い層の患者さんが来てくださっていますが、お仕事をされている方だと昼間に通うのは難しい人もいますからね。ただし夜間に関しては、基本的に救急診療中心の対応になります。また夜間にいらっしゃった患者さんには「本当はお仕事より、ご自分の歯を優先してほしいんですよ」ともお伝えしています。現在の国際的な歯科医療の流れは、予防へとシフトしています。痛みがあるのであればその治療を優先して行いますが、治療を終えた後は、悪くなった原因を調べて再発しないように予防することが大切です。「悪くなったら行けばいい」と思わず、ご自分の歯を大切にしてほしいですね。

グループとして、ほかに4院展開されていますね。

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地域の人に親しまれて、「歯科医院といえばニコニコさん」と言っていただけるような、地域の暮らしに欠かせない存在になりたいという思いがあります。「ニコニコ歯科」という名前には、痛い思いをするのではなく、笑顔になってほしいという思いを込めているのですよ。各駅にあることで、相乗効果のように広まればと思っています。また、グループでは勉強会やセミナーなどを行う施設も設け、各院を担う次世代のリーダーの育成にも力を注いでいます。哲学をはじめ、さまざまな学問をともに学び、ひいてはそれが地域の歯科医療のレベルアップにもつながると信じています。

予防に不可欠なトリートメントコーディネーターの存在

こちらには治療の説明やカウンセリングを専門に行うスタッフがいるそうですね。

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トリートメントコーディネーターといいまして、治療をどのように受ければよいか患者さんへの説明を行うスタッフがいます。当院では歯科衛生士や歯科助手が、その役割を担い、歯科医師と患者さんの間に立って説明やカウンセリングを行っています。例えば初診で痛みがある人の場合、まずは痛みの処置を優先しますが、大切なのは治療が終わってから。一度虫歯になった歯は、治療をしても原因を特定してきちんとケアしなければまた虫歯になります。原因がわからなければ、結局、応急的な治療をせざるを得ず、同じ治療を繰り返すことになるのです。単にクリーニングするだけではなくて、原因を調べて再発を防ぐことこそ予防歯科であり、トリートメントコーディネーターはそれを説明して再発防止に方向づける役割を担っています。

患者に適切なアドバイスをするためにも、スタッフにも豊富な知識が求められますね。

当院では歯科衛生士も歯科医師並みの知識を持つことをめざしています。毎月症例検討会を開いて、スタッフたちには歯科医師と一緒になって勉強してもらっているのですよ。歯科医師、歯科衛生士、歯科助手の検討会がそれぞれ月1回ずつありますから、少なくとも月に3回は検討会を開催しています。それぞれが学びを深めていますから、患者さんには「マイハイジニスト(かかりつけの歯科衛生士)」を持ってもらい、歯科医師よりもまずマイハイジニストに相談してほしいですね。治療の受け方、正しい歯の守り方を患者さんに知ってもらい、さらに言えば衛生士から歯科医師に「こういう治療が必要です」と提案できる形が理想だと思います。

子どもの患者さんも多いと思いますが、心がけていることは何でしょうか?

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小児だと、最初は虫歯か歯並びの相談で来院されることが多いのですが、お子さんを押さえつけて治療することはありません。トラウマになってはいけませんからね。また小児歯科で重要なのは、永久歯になったときに虫歯が1本もないように導くことだと考えています。昔と比べて親御さんの予防に対する意識は高くなりましたから、さらに上のレベルまで意識を向けていただけるように、患者さんとその親御さんへのアドバイスや対話に重きを置いています。なぜ原因を調べる必要があるのか、再発しないためにはどのようなセルフケアが必要なのか、そういったことをどのように伝えればよいかトリートメントコーディネーターと一緒に考えています。

すべての患者にマイハイジニストを

先生はインプラント治療がご専門だそうですね?

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はい。歯を失って困っている患者さんに対して、しっかり対応できるよう技術も磨いています。当院では3ヵ月に1回程度、インプラント治療の説明会や矯正治療の相談会を開催しているのですが、前回のインプラント治療の説明会では40人ほどの人が来てくださり、会場がいっぱいになりました。やはり興味のある人、困っている人は多いのだと感じます。また歯周病の方のインプラント治療では、歯周病の管理・治療ができることが前提条件となります。歯周病の管理は歯科衛生士の力なしでは難しいですから、インプラント治療を成功に導くためにも、やはりマイハイジニストを持ってほしいですね。

デジタル化も進めていらっしゃるそうですね。

デジタル技術の成長にはめざましいものがありますが、それは歯科医療の世界にもいえることです。当院では「デジタルラボ」を創設し、新しい歯科医療の形に力を注いでいます。特にセラミックの修復物では、3Dスキャンの技術などを搭載した機械を導入し、良いものが短時間で製作できるよう取り組んでいます。当院には院内に歯科技工室があり、常勤の歯科技工士もいますのでよりスピーディーな対応も可能です。デジタル化によって、これまで歯科技工士が20年くらい修行して習得した技術が、今は半年ほど講習を受ければ作れるようになっていますから驚くばかりです。患者さんに最先端の治療を提供するためにも、この分野にはこれからも力を入れていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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すべての患者さんにマイハイジニストを持っていただくことが、今の大きな目標です。予防とは再発を防止することであり、そのためには原因の追究が必須です。そこで活躍するのがマイハイジニストになります。原因を特定し、セルフケアのレベルが上がらなければ治療を繰り返すだけですから、虫歯にしろ、歯周病にしろ、インプラント治療にしろ、すべての治療に関わってきます。気になることがあればまずはマイハイジニストに相談することが、お口の健康を保つ近道になると思いますよ。またインプラント治療や矯正治療などは予約を取って1対1で相談するのは、なかなか敷居が高いもの。現在開いている歯の健康教室や説明会、相談会の回数を増やして充実させることで、気軽に相談していただける環境も整えたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、成人矯正歯科/72万円~、小児矯正35万円~、セラミックの修復物作製/7万円~

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