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荒川 晃 院長の独自取材記事

あらかわ整形外科

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2019/12/04

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おしゃれで美しい街並みが続く街、芦屋。この美しい街の一角にある「あらかわ整形外科」は、長きにわたって地域の健康を見守ってきた“くわの整形外科”の意志を継承する形で、2019年9月にリニューアルオープンしたクリニックだ。院長を務めるのはスポーツ整形、脊椎外科を専門にしながら、骨粗しょう症、変形性関節症、関節リウマチなど整形外科疾患全般にわたって研鑽を積んできた荒川晃先生。30年間の整形外科医師人生の中で、スポーツチームのドクターを務めるなど、豊富な経験を持つドクターだ。そんな荒川院長がめざすのは「地域のホームドクター」だという。今回は、荒川院長がめざすホームドクターの姿、これまでの経験など、いろいろと話を聞かせてもらった。
(取材日2019年9月25日)

笑顔で接して、笑顔で帰ってもらいたい

こちらは2019年9月に継承されたクリニックだそうですね。

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そうなんです。この場所で長く地域の皆さんの診療にあたっておられた「くわの整形外科」の院長にご縁をいただき、クリニックを継承することになりました。整形外科医師になって以来「いずれは開業を」と考えてはいたのですが、これまで良いタイミングに恵まれずにいました。しかし、今回はすべてが良いタイミングで進み、このようにクリニックをオープンすることができました。前院長が大切にしてこられたクリニックと患者さんを引き継いだのですから、私も前院長の意志を大切に引き継ぎ、より地域の皆さんのお役に立てるようなクリニックに育てていきたいと考えています。患者さんのニーズにお応えできる医療を提供していけるよう頑張っていきたいと思います。

先生が診療にあたって大切にしていることは何ですか?

やはり「笑顔で接して笑顔で帰っていただく」ことに尽きると思います。患者さんはさまざまな痛みや不安を抱えていらっしゃるわけですから、診察室に入ってこられたら、まずは顔と体を向けてあいさつすることから始めます。笑顔であいさつすることは基本で、目と目を合わせることは信頼への第一歩。患者さんのニーズに応えるためには、信頼関係が何よりも大切だからです。信頼できない人に詳しい話をしたい人はいないと思います。だからまずは人と人の基本を大切にしたいと考えています。次に、慌てずに患者さんの話をしっかりと聞くこと。どんなに忙しくても患者さんのお話に傾聴させていただくことは医師の基本。患者さんの話の中には治療のヒントがたくさん隠されています。

患者さんの何気ない話の中にヒントがあるのですか?

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症状には何らかの原因があるので、ただ単純に症状だけに対処しても、なかなか満足いく治療になることはありません。特に繰り返す症状や長引く症状に関しては「なぜその症状が起きているのか?」「なぜ再発するのか?」といった具合に、「なぜ?」の部分を慎重に探していかなくてはいけません。そのためには触診やエックス線、CTやMRIは大切ですが、それだけでなく一人ひとりが持つパーソナリティーや環境についても考察する必要があります。一見関係ないようなことでも、話していくうちに見えてくることがあります。私たちが診ているのは機械ではなく一人の人間。「その人自身」を知りたいので、いろいろと話していただけるとうれしいですね。

患者のバックグラウンドを考え生活に寄り添った診療を

先生はスポーツチームのチームドクターを務められた経験があるそうですね。

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私はスポーツが好きで、学生時代はバスケットボールを一生懸命やっていました。プレイしていく中でケガも経験しましたので、ケガのつらさやリハビリテーション中の不安もよくわかります。自分がそのつらさや不安を経験してきたからこそ、ケガをした選手たちの助けになりたいと思い、そのための勉強に力を入れてきました。過去にはサッカーのチームドクターとしても活動させていただき、たくさんのサッカー選手たちの診療を通してさまざまなことを学びました。厳しい環境の中で、ケガと背中合わせで戦っている選手たちと、診療を通して接することができたのは医師としてはもちろんですが、人間としても非常に良い経験になったと思います。

スポーツ選手の診療を通して経験したことが、普段の診療に役立っているなと思うことはありますか?

スポーツ選手の中には無理をした状態でプレイしている人も少なくありません。そんな中でも「これ以上は駄目」というラインはありますし、それは年齢やポジション、チームでの役割によっても違います。選手の気持ちと実際の体の状況に加えて、チームの状況も含めて判断してくことになります。プレイする前の準備やプレイ後のリカバリーも含め、年間を通して良い状態を保てるようにいろいろと考えることが必要だったので、長期的、総合的に診る目を養えたと思います。そしてそれは本当は誰でも同じこと。単純に「休みなさい」「安静に」というだけでなく、どうすることがその人に最適かを深く考えるようになりました。

患者からしてみると「安静に」が簡単にできない場合も多いですよね。

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そうなんです。例えば独居の人に「安静に」と言っても、仕事や家事でそう簡単には安静にはできないですよね。小さな子どもの子育てをしているお母さんだってそうです。みんながみんな「安静に」できるわけではない。だったらどうするか。私はそこまで踏み込んで考えることが大切だと思います。「〜だから〜しちゃ駄目」というのは簡単。でも、それだけでは、本当の意味で患者さんを助けることにはならない。ですから、患者さんの気持ちを大切にし、しっかり寄り添った上で、これまで自分が経験してきたことを総動員して、患者さんの健康の質、生活の質を上げるお手伝いをしたいです。

「人そのもの」を見ていけるホームドクターをめざす

健康を保つため、整形外科を受診する目安はありますか?

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私はこのクリニックが“ホームドクター”としての役割を果たせたらいいなと思っています。だから目安は特になく、「いつでも気軽に来てください」と思っています。どこかが痛いとか、動きにくいとかはもちろんですが、健康診断の一環として骨密度を測りに来るだけでもいいんです。気にしたことがないという人も多いと思うのですが、皆さんの想像以上に骨粗しょう症の人、骨粗しょう症予備軍の人は多いです。それなのに、いつの間にか骨折をしなければ気がつかないという人はすごく多い。特に50歳以上の女性となると、3人に1人は骨粗しょう症になっているというデータもあります。適切な治療をすることで改善をめざすことができますので、お肌の曲がり角を過ぎたら、次は骨の曲がり角かな?と少しでも気にしてもらえたらと思います。

先生がイメージする「ホームドクター」の姿とは?

一つは敷居が高くなく、気軽であるということですね。大きな理由がなくても「ちょっと行ってみよう」と行けること。そして、体のことなら何でも相談できること。「整形外科だから」と遠慮することなく「胃の調子が悪い」でも「鼻詰まりがひどい」でも、とにかくまずは話せること。どんなことでも話してもらえたら、私にできることはしますし、必要に応じて適切な医療機関を紹介します。そして何よりも「安心できる」ということ。安心して受診してもらうことによって、例えば腰痛の一つの要因として挙げられイエローフラッグともいわれる、「痛みに対する心理学的因子」に対処していくことなどもできます。病気ではなく、その人そのものを診ていくことができるのがホームドクターだと思いますね。

それでは最後に、地域の皆さまにメッセージをお願いします。

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ご縁をいただき、前院長よりこのクリニックを引き継ぎました。私が引き継いだのは、クリニックはもちろん、地域の皆さまの健康の手助けをしたいという熱い想いからです。ですから、自分の経験を生かし、持てる力のすべてを発揮して、日々の診療を行っていきたいと思います。年齢問わず、腰痛や肩の痛みはもちろん、変形性関節症、関節リウマチなど何でもご相談ください。そして、痛みを抱えながらスポーツに打ち込んでいる方、ケガを繰り返してしまう方もご相談ください。「なぜそうなるのか?」を見つけ出し、一緒に改善をめざしていきましょう。皆さんの期待に応えられるホームドクターになるべく、これからも患者さんに真摯に向き合っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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