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新保 有佳里 院長の独自取材記事

ゆかり皮フ科クリニック

(京都市下京区/烏丸駅)

最終更新日:2022/09/30

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック main

阪急京都本線・烏丸駅から徒歩5分、ヤサカ四条烏丸ビルの4階にある「ゆかり皮フ科クリニック」。クリニックは白を基調に淡いピンクを差し色に取り入れた、清潔でやわらかい雰囲気の空間だ。完全個室の診療室や施術室、施術の前後に使用できるパウダールームを備えており、肌の悩みを抱える患者が気持ち良く診療を受けられる心配りが行き届いている。院長の新保有佳里(しんぼ・ゆかり)先生は、皮膚科・美容皮膚科の双方に対応し、2008年の開業以来、数多くの患者を診療し、日々真摯に患者と向き合ってきた。患者の悩みに寄り添い、その人に合った提案をしたいという思いを持つ新保院長に、診療や患者との向き合い方を語ってもらった。

(取材日2022年9月16日)

時代の変化に対応し、通いやすい環境づくりに取り組む

開業にあたって、この場所を選んだ理由を教えてください。

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック1

一番の理由は、通いやすさです。四条烏丸は、地下鉄や阪急電鉄からアクセスしやすいだけでなくバス停も多い場所なので、「身近な皮膚科」をめざすのならここだと思って決めました。オフィス街ということもあり、仕事の合間に来院される方も多いのですが、お子さんからご年配の方まで幅広い年代の患者さんに通っていただいています。開業から14年が過ぎた今では、もともと通われていた方がお子さんを連れていらっしゃるなど、家族で来院される方も増えました。また、当クリニックは建物の4階にありますが、エレベーターをお使いいただけますし、床の段差をなくして通路には車いすが通れるゆとりを設けています。バリアフリーの観点からも快適な環境を整えることで、さまざまな年齢の方にとって利便性の良いクリニックをめざしました。

土曜も診療されているほか、ウェブ予約もできるのですね。

患者さんに通っていただきやすい環境は、立地の良さだけでは成り立ちません。当クリニックは、皮膚科・美容皮膚科とも予約制です。平日に働いている会社員の方がゆとりを持って来院できるよう、土曜は18時まで診察を行っています。また、多忙な方や限られた時間にしか通院できない方にも対応するため、保険診療の皮膚科には24時間いつでも予約受付可能なシステムを導入しました。ホームページまたはSNSから予約ができるので、電話がつながりにくくてお待たせすることもありません。こうした時代に合わせた変化を取り入れながらアップデートし続けることで、通っていただきやすい環境づくりに取り組んでいます。

開業した頃と比べて、患者さんの医療への意識も変化してきたのではないでしょうか。

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック2

そうですね。開業当時は、まだ美容皮膚科の認知度も高くありませんでした。また、ニキビはクリニックに行って治療を受けるものではないという認識を持っていた方も多かったのではないかと思います。開業から14年がたった現在は、性別や年齢を問わず美容への意識が高い方が増えたと感じています。時の流れとともに、年齢を気にしてというよりも「いつまでも美しくありたい。そのほうが人生を楽しめるから」という意識に切り替わってきたように思います。ニキビができたらクリニックに行って適切な治療を受け、より良い肌をめざすために美容皮膚科も検討する。そうした時代になったからこそ、皮膚科と美容皮膚科の双方からアプローチできる当クリニックのニーズも高まっていると考えています。

治療と予防の観点から患者一人ひとりと向き合う

保険診療と自費診療の両方に対応しているのですね。

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック3

はい。美容皮膚科専門のクリニックも多いのですが、当クリニックでは保険診療・自費診療の両方に対応することで、さまざまな選択肢の中から患者さんの症状に適した診療・施術を提案します。保険診療の皮膚科では、湿疹・皮膚炎・ニキビなどの感染症をはじめとする皮膚疾患の診療を行い、自費診療の美容皮膚科では肌のお悩みに適した施術を行います。両方をカバーしていることで、対応できる部分は保険診療で費用を抑えたり、段階を経て自費診療を進めていったりできるのです。実際に、ホームページを見てそれまで自費診療で受けていた稗粒腫(はいりゅうしゅ)の除去が保険診療でできると知って来られる方もいらっしゃいます。また、症状や体質によっては、漢方を処方することもあります。患者さんにとって一番良い診療となるよう、皮膚の対処法を熟知する日本皮膚科学会皮膚科専門医が親身にご相談に乗ります。

診療の際に心がけていることは何ですか?

診療の際には、今の疾患の改善だけにとどまらず、これからも肌の状態を保つことを見据えてトラブルの予防を促す指導を行うことを心がけています。肌をきれいに保つには、こすらない・日焼けを避ける・しっかり保湿することが重要で、そうしたスキンケアの基本を知らなければ、肌トラブルを繰り返してしまうことになりかねないからです。当院では、できてしまったしみにレーザーをして終わるのではなく、日頃からできる予防法を提案し、より多くの方に実践していただきたいと考えています。今悩んでいる肌トラブルの治療だけでなく、その人にとってプラスとなる長期的な予防に取り組んでいただくことも大切にしています。

患者さんに接する上で大切にしていることはありますか?

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック4

肌のトラブルは、とてもデリケートな問題です。肌の悩みはさまざまですが、症状を治したいのは共通していても、痛みやかぶれをなくしたいのか、色素沈着した肌を元どおりにしたいのかでアプローチも変わってきます。ですから、声のトーンや話すスピードを患者さんに合わせてコミュニケーションを取りながら、患者さんの不安や悩みを丁寧に聞き取ることを大切にしています。また、ただ薬を出すだけでなく、「1日2回の服薬と、1日1回の服薬ならどちらが続けやすいか」「このお薬は眠くなるが、どのタイミングで服用すれば仕事に支障がないか」など、患者さんそれぞれの体質やライフスタイルに合わせた提案をするように心がけています。こうした方針は、受付スタッフや看護師にも共有しています。できるだけわかりやすい説明で患者さんの不安を軽減し、一人ひとりに寄り添うことで、受付から施術まで一貫したホスピタリティーを提供しています。

身近な皮膚科として気軽に相談できる場でありたい

先生は、なぜ皮膚科の医師をめざそうと思われたのですか?

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック5

医師を志したのは、父が歯科医師、叔父が産婦人科医師と、親戚に医療関係者が多かったことが影響しています。「こういう医師であれば患者さんから頼りにされるだろうな」という理想像が身近にあったことで、小学生の時から医師になるのが夢でした。皮膚科を選んだのは、もともと皮膚や美容に関心があったからです。私が高校生の頃は日焼け止めを塗るほうが肌に悪いという風潮が強かったのですが、当時から日光が皮膚に与える影響について考えたり、自分なりに美容に取り組んだりしていました。そうした経験もあって、肌に起こる変化から原因や生活習慣などを推測し、診断をもとに適切な治療を行う皮膚科の仕事に面白みとやりがいを感じたんです。

お忙しいと思いますが、診療後やお休みの時の過ごし方を教えてください。

もともと体を動かすことが好きで、最近はボルダリングと岩登りにはまっています。多いときは、週に3回ボルダリングジムに通っていますね。皮膚科をめざしたきっかけに美容への関心があったように、一度夢中になったら掘り下げていくタイプなんです。適度な運動はストレス発散にもなりますし、食生活の見直しや肌質の改善にもつながります。もちろん、山に行くときは最低2~3回は日焼け止めを塗り直しますし、飲むタイプのものも併用しています。このように、私自身が生活する上で気をつけていることも患者さんに還元できるので、趣味の時間も仕事に生きていると思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

新保有佳里院長 ゆかり皮フ科クリニック6

毎日鏡を見るたびに、肌の変化はどうしても目に入ってしまいます。見えてしまうだけに悩みも大きい肌のトラブルは、気持ちだけではなく生き方にも深く影響するものです。当クリニックでは、皮膚科専門医が皮膚科と美容皮膚科の双方から、患者さんそれぞれに合わせた治療・ケアを行っています。小さなお悩みでも、美容皮膚科にちょっと興味があるということでも、まずはお気軽にご相談ください。「肌の悩みを解決して、毎日生き生き過ごしたい」「もっときれいになりたい」という一つ一つの思いに向き合いながら、患者さんの人生にとってプラスとなる選択肢をご提案していけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみケア/5500円~※治療種類や大きさによって金額が異なります
しわケア/3300円~

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