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藤戸 努 院長の独自取材記事

藤戸クリニック

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2019/08/28

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「藤戸クリニック」は阪急宝塚本線・豊中駅から徒歩約10分、阪急バス・豊中本町8丁目バス停から徒歩約1分の、閑静な住宅街の一角にある。待合室は淡いオレンジを基調にしたインテリアに、吹き抜けの高い天井、たくさんの窓から差し込む陽の光で、開放的なリラックス空間となっており、診察を待つ患者の緊張を和らげてくれる。同院では、胃、大腸の内視鏡検査をはじめとした各種検査を数多く行い、地域住民の病気の早期発見に尽力している。「検診は100%ではありませんが、早期に病気を見つけられるチャンスです。ぜひきちんと受けてほしい」そう語るのは、院長である藤戸努先生だ。今回の取材では、藤戸先生の診療方針や、クリニックの将来の展望などについて詳しく聞いた。
(取材日2017年10月16日)

地域医療日本一のクリニックをめざす

「地域医療日本一をめざす」と待合室に大きく掲げていらっしゃいますね。

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はい、どこのクリニックもそうだと思いますが、私もめざしています。診療に際して心がけているのはとにかく丁寧に診ることです。待ち時間が長くなると焦りが出てしまう時もありますが、だからといっておざなりな診療をすると患者さんに不安や不満足感が残ります。また、自分自身も後からいろいろと心配になり、嫌な気持ちが残ります。それならどこにも負けない丁寧な診療をしようと思うんです。開業したばかりの頃は「なんでも診る」というスタンスでした。しかし、内視鏡検査を希望する患者さんが増え、今は胃と大腸の検査がメインになっています。それが地域から求められていることならしっかりとお応えし、一人でも多く、そして早期に、悪性疾患を発見していきたいです。

内視鏡検査が藤戸クリニックの特徴なんですね。

そうですね。始めてみると、病気が治療可能な早期の段階で発見できた時などは本当に良かったと思います。あと、土曜日のみですが、呼吸器の専門の先生に来てもらい、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの診察に対応しています。他には、月に1度、女性技師による超音波検査も行っています。腹部や甲状腺、乳腺、動脈、心臓、下肢動脈、肝臓、胆のうなどを診ることができます。下痢または便秘、腹痛を引き起こす過敏性腸症候群や、潰瘍性大腸炎、逆流性食道炎、慢性胃炎、ピロリ菌除菌などで来院する患者さんも多いですね。

施設・設備に関するこだわりについて教えてください。

待合室は明るくリラックスできる雰囲気にしたかったので、天井を吹き抜けにし、窓を多く作ってもらいました。内装は、開業前は妻の意見、開業後はスタッフの意見を重視して決定しています。やはり女性目線の意見は重要だと思うので。設備に関しては、検査を受ける患者さんの苦痛を、なるべく軽減できるものをそろえるようにしています。例えば、大腸の内視鏡検査の際、腸を膨らますために空気を入れると、おなかが張ってつらいので、当院では二酸化炭素を使っています。もちろん鎮静剤、鎮痛剤も使用しますし、胃の内視鏡検査の際も、苦痛の少ない経鼻内視鏡を使用します。

施設や設備も患者さんの立場に立って整えているということですね。

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はい。ただ、設備がきちんと整っていることは大切ですが、それよりももっと大切なのは、人が充実していることだと私は考えています。ですので、当院ではスタッフを多めに配置し、患者さんのお話をしっかりと聞ける体制を整えています。また、病院に限らずどんな場面でも「忙しそうにしている人には声をかけづらい」という面があると思うので、なるべく忙しそうな空気を出さないよう、スタッフ一同で心がけています。

愛着ある地域に、医療を通して貢献したい

なぜ豊中で開業を?

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私はもともと北摂出身なので、北摂に近い場所で開業しようと思っていました。吹田、茨木、高槻などでも探していましたが、ちょうどこの豊中で良い物件が見つかったので、ここで開業するに至りました。特に急いでいたわけではないので、納得ができる場所が見つかるまで探そうと思い、結局1~2年は探したと思います。おかげで良い場所が見つかって良かったです。土地柄も愛着のあるよく知った場所ですし、自宅からも車で約20~30分と通いやすく、便利です。

この地域の患者さんに特徴はありますか?

年齢層は小学生以上から高齢の方まで、満遍なくいらっしゃいます。弁護士さんや税務署の職員さん、税理士さんなども多く、土地柄なのか上品な人が多いですね。また、当院ではアンケート用紙を入れる箱を設置し、患者さんからのご意見を募っていて、中にはネガティブなご意見を頂くこともあるのですが、そうしたご意見も、決して感情的なものや悪意のあるものではなく、建設的に改善をご提案いただいているという内容のものがほとんどです。知り合いの先生のご家族がこの近所に住んでいて、その先生のご家族と知らずに診察したこともありましたよ。後から知らされた時は驚きました。「きちんと診察できていたかな」と心配になったり(笑)。ですから診察時は、いつでも知り合いのご家族かもしれない、という気持ちでしっかりと診察しようと思っています。

医師をめざしたきっかけ、医師をしていてうれしいこと、つらいことについて教えてください。

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もともとはコンピューターが好きで、何となく工学部をめざそうと思っていたのですが、同級生に医師を志望する友だちが多かったこともあり、徐々に「工学部より医学部に進んだほうが、将来のビジョンを具体的に描きやすい」と思い始め、医学部をめざすようになりました。実際に医師になってみてやりがいを感じるのは、やはり患者さんから「ありがとう」という言葉をもらった時ですね。すごく力になりますし、良い仕事だなと思います。逆につらいのは、せっかく元気になった患者さんの病気が再発したり、手術をしようと思って開けてみたら、病巣が広がりすぎていて手術そのものができなかった時などです。しかし、どんなにつらくても医師を辞めようと思ったことはありません。

検診は早期発見のチャンス

休日の過ごし方を教えてください。

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開業した頃に始めたトライアスロンが、良いストレス発散になっています。週1~2回は練習していますよ。スイムなら1.5kmほど、ランなら5~10km、自転車なら、30~100kmほど走ります。京都まで自転車で行くこともありますし、頑張ったら日本海まででも行けますよ。家族も時々一緒に楽しんでいます。

将来の展望についてお聞かせください。

ご高齢の患者さんは、ご自分の病状を積極的に把握しようとされないことが多いと感じています。「聞いてもわからない」「すべて先生にお任せします」というスタンスで、もちろん、患者さんに信頼していただけることはうれしいのですが、必要な治療や検査をきちんと受けるためにも、本来は、患者さんご本人がご自分の病状をきちんと理解しているというのは必要なことです。本当は生命に危険が及ぶような症状なのに、その自覚なく放置している高齢の患者さんなどを見て、ヒヤッとすることもあります。ですから、そうしたご高齢の患者さんに対して、ご自分の病状を理解していただけるよう、少しでも啓発していきたいです。

若い方はいかがですか?

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この地域の若い方は比較的健康への関心が高く、インターネットなどで情報を積極的に取得している印象です。が、正直、大げさな情報発信の仕方に惑わされていたり、誤った情報を信じている方も見受けます。まずは情報が正しいものかどうかを見極めてください。各学会が出しているガイドラインの情報は信頼性が高いので、参考にしてみてください。もちろん当院でご相談も受け付けています。

読者に向けて、メッセージ、アドバイスをお願いします。

やはり、年に一度は検診を受けていただきたいと思います。3年前、両親に大腸がんが見つかりました。母は便潜血検査でひっかかり、父は症状はなかったのですがたまたま大腸内視鏡検査をしたのがきっかけでした。幸い今は2人とも元気ですが、あの時はゾッとしたものです。健康診断の便潜血で再検査の結果が出ても、きちんと再検査を受けない人も多いです。実際、再検査をしても8割の人は何でもありません。しかし、私の母は便潜血で大腸がんが見つかりました。検診は100%ではありませんが、早期に病気を見つけられるチャンスです。ぜひきちんと受けてほしいと思います。当院でも、一人でも多くの患者さんの病気が早期発見に貢献できるよう、力を尽くしていきます。

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