医療法人藤広育生会 ふじたクリニック

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藤田 富雄院長

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母親のおなかの中で子どもが十分に育たない。何度も流産を繰り返す。こうした「不育症」という難題に30年以上にわたって取り組んでいるのが、大阪・島之内の「ふじたクリニック」で院長を務める藤田富雄先生。胎盤での血流不全に対するヘパリン療法を行い、不育症に対する内科的治療で博士号を取得。これまでに数多くの胎児の命を救ってきた。そんな藤田先生に、流産や不育症の原因と治療についての話、つらい流産体験を経てなお子どもを産みたいと願う母親と、おなかの中に宿った大切な命に対する思いなど、専門家ならではの興味深い話をじっくり聞いてみた。
(取材日2018年8月20日)

新たな命の誕生を支えるクリニック

―こちらは2008年に開業されたと伺いました。

はい、今年の10月でちょうど10周年です。私は大阪大学医学部の内科出身で、大学ではヘモグロビン異常症の研究などをやっていました。その後、大阪府立母子保健総合医療センターの母性内科に25年ほど勤めました。私が診ている不育症の患者さんのおなかにいる赤ちゃんの様子を自分で診るべきだという思いが開業のきっかけでした。現在、医師は私と長男の2人で、長男は土曜日のみの勤務。当院の患者さんの約8割は不育症や流産に悩んでおられる方で、クチコミなどで当院の話を聞いて直接来られる方と、産婦人科クリニックからの紹介が半々です。

―院長が不育症を専門にしたきっかけは何でしょう?

母性内科にいた頃、おなかの中で何度も赤ちゃんが亡くなってしまう患者さんがいらっしゃいました。妊娠はするけれど死産を繰り返す、いわゆる不育症ですが、当時はまだ不育症という言葉はありません。死産は一人の人間の死です。なぜそのようなことが起こるのか、私は内科の医師ですからいろいろと調べていくと、赤ちゃんを育てる胎盤で血流が悪くなることがわかったのです。そこでヘパリンという薬を次の妊娠時に使ったところ、妊娠初期に3回の死産をされたその方は2人の赤ちゃんを無事に出産することができました。この方のほかにも2年間で2人、妊娠中期に何度も死産を繰り返す患者さんが受診されたんです。

―その方々も原因はわからなかったのですか?

はい。ただ私は必ず何かあると思い、欧米の文献を調べ、抗リン脂質抗体にたどり着いたんです。この抗リン脂質抗体症候群は、妊娠初期・中期に死産を繰り返し、その胎盤で強い梗塞が起こります。母性内科ではその梗塞を防ぐため、ヘパリンを使い治療に成功しました。当時は世界でも珍しい治療法でしたが、今では保険適用になっています。これらの経験が不育症を扱うきっかけですね。

―診療におけるコンセプトを教えてください。

ここに分娩施設はありませんから、赤ちゃんが生まれる前、あるいは妊娠する前にいかにベストを尽くして対応できるかが私たちの仕事です。普通、医療機関というと、なるべく元気に育って元気で生活し、長生きできるようにサポートするというのが役割ですよね。当院は少し大げさに言えば、新しい命の誕生に寄与するクリニックです。不育症や流産で、「仕方がないですね。次回、頑張りましょう」としか言われなかった方が多いようですが、その原因をはっきりとさせて、ちゃんとお子さんを授かるようにしようというのが私たちの最大のコンセプトです。

自由診療費用の目安 自由診療とは 自由診療とは

胎児検査(超音波検査)/3万2400円~、4Dエコー検査/5000円~



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