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中井 英貴 院長の独自取材記事

中井歯科医院

(日進市/本郷駅)

最終更新日:2021/10/12

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日進市の中でもとりわけ開発の進む竹の山。「中井歯科医院」は、長年口腔外科を専門とし数多くの治療に携わってきた中井英貴院長が、口腔外科で培った経験を一般歯科の診療でも生かしたいという思いから開院したクリニックだ。中井院長の落ち着いた口調や無駄のない語り口に安心感を覚える患者も多いのだろう、取材中も何度か診察の予約の電話が入ったほどだ。「歯科医師本位にならない、患者目線の治療を常に追い求める」と語る中井院長に、診療に対する想いから今後の展望まで話を聞いた。

(取材日2016年8月24日)

口腔内全体をケアできることにひかれ口腔外科を専門に

落ち着いた雰囲気のクリニックですね。

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2階が自宅になっているので、外観もクリニックというより一軒家に近い見た目だと思います。院内に飾っている絵は、偶然立ち寄ったお店で見かけて気に入って購入したもの。絵の造詣が深いわけではないのですが、たまたま目にとまって。個展が開催されると時間があれば足を運んでいるので、少しずつ増えてきていますね。ところどころに置かれている置物も、いつも同じじゃつまらないので時々入れ替えたりしています。

先生が歯科医師をめざし、口腔外科を専門とされたきっかけは何でしょうか?

父が歯科医師で、ここと同じく自宅の下に診療所があったんです。ですので、小さい頃から歯科医師が身近な存在でした。歯科医師をめざすことになったのも、ごく自然な流れでしたね。口腔外科を専門としたのは、大学時代の実習がきっかけです。実は大学に進学するまで、口腔外科という分野のことをよく知らなかったんです。歯科はお口の中の歯のケアがメインですが、口腔外科ではお口の中のけがや、がんといった病気にもアプローチができる。つまり、歯だけでなくお口の中全体のケアに携わることができる、ということです。この点に魅力を感じ、口腔外科を専門とすることに決めました。

開院までのご経歴をお伺いします。

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大学卒業後は名古屋大学医学部付属病院口腔外科に入局し、手術など外科的処置を中心とした治療にあたっていました。名古屋大学医学部付属病院の口腔外科は当時全国的にもレベルが高いということで有名だったため、地元ということもあり自分のスキルを高めるためにも戻ってきました。その後聖霊病院や静岡県の袋井市民病院でも研鑽を積み、2006年に当院を開院しました。それまで口腔外科を専門としてはいましたが、私の勤めていた病院では一般歯科の治療に携わる機会も多く、クリニックを開院するのであれば一般歯科も含めて幅広く歯科治療に携わりたいと考えました。

これまでの経験を生かし患者第一の治療をめざす

どうして竹の山でクリニックを開院しようと決意されたのですか?

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開院するなら父と同じく自宅の1階をクリニックにしたいと考え、毎日の生活の拠点としてもいい場所がないかと探していたところ、ちょうど開発がスタートしたばかりの竹の山のことを知りまして。私の地元である名古屋市緑区にも近く、緑も豊かで落ち着いた雰囲気にひかれて、この地を選びました。竹の山の中心部では現在もお店が増えたりと開発は進んでいますが、この周辺は住宅がメインのため静かですし、生活する身としても過ごしやすい環境だと感じています。クリニックの裏手には、開院後に整備された公園もあるためなのか、時々散歩したりしていますよ。小中学校もあるため、特にお子さんの患者さんが多い印象を受けますね。

患者さんはどのような悩みを訴えて来院されるのでしょうか?

メインは虫歯などの一般歯科の領域ですが、その他にも標榜科目を見た患者さんが親知らずの抜歯やインプラント治療、その他口腔内の小手術などを希望して来院されることがあります。お子さんの患者さんが多いということもあって、うちに通い始めた頃は「歯医者さんなんて大嫌い!」と口にする患者さんもいましたね。でも子どもだから、と説明を省いては結局嫌われたままになってしまいますよね。不安に思う患者さんに対しては、どんな治療なのか、なぜそれが必要なのかをしっかり説明するようにしています。以前、「過剰歯」という、余分な歯が歯茎の中に埋まってしまっているために永久歯の成長を阻害してしまっている患者さんがいらっしゃいました。手術によって過剰歯を抜き、正常な状態にすることが必要だったのですが、親御さんだけでなく患者さん本人にも、どんな手術をするのか、なぜその手術が必要なのかをしっかり説明し、手術に臨んでもらいました。

先生にとって、診療で大切にしていることは何ですか?

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できるだけ丁寧に説明を行うことです。そして、患者さんそれぞれが求めることに応えることが、一番大切にするべきことだと思っています。歯科において、行うべきとされている治療方法もすべての患者さんに当てはめてしまうと、結局それは押し付けになってしまう。治療方法であれ患者さんとの接し方であれ、押し付けにならないよう患者さんが何を求めているのか、それに自分はどう応えられるのかを常に考えることができれば、それが患者さんにとって最適な治療といえるのではないかと思います。特に手術は治療後の生活への影響も大きいため、手術の方法だけでなく、本当に手術が必要なのかも含めて診査診断が必要となります。もしも他院で勧められた治療に納得がいかなかった場合も相談いただきたいですね。

訪問診療や有病者の歯科治療にも積極的に取り組みたい

手術と言えば、親知らずは絶対抜かなければいけないというイメージもありますが……。

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必ずしもそうではありませんよ。虫歯になっておらず、他の歯にも影響が出ていない場合は、無理に抜く必要はないと考えています。また、親知らずが骨の中の神経に近い場合は、抜くことによるリスクを説明したうえで、抜歯するかどうかを検討していただきます。ただ、親知らずがあることで、隣の歯が虫歯になっているケースもあり、その場合は抜歯が必要となることが多いですね。少しでも気になる方は、安心するためにも一度相談に来ていただきたいですね。

こちらでは訪問診療も行っていると伺いました。

訪問診療にもっと積極的に取り組めたら、と考えています。現在は休診日や午前と午後の診察時間の合間に往診へ行くようにしています。高齢者が増えていくこの時代、症状が出てから歯科医師が足を運ぶ往診のスタイルだけではなく、定期的な口腔内のケアを患者さんの自宅で行えるような仕組みを作っていきたいですね。他にも、有病者の患者さんの口腔内ケアも勤務医時代より携わっていますので、寝たきりで持病を抱えている、なんて患者さんでも大丈夫ですよ。いつでも相談を受け付けていますので、もしもご家族の口腔内ケアを相談したい、なんてことがあったらいつでも声をかけていただきたいですね。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

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今後も引き続き患者さんを第一に考えた治療をめざしていきたいですね。歯科医師はどうしても知識や経験をもとに「最も良い治療を提供したい」と思いがちです。でも歯科医師本位で考える「最も良い治療」が患者さんにとっても同じであるとは限りません。日々の診療にしろ、今後取り組みたいと考えている訪問診療にしろ、患者さんが何を求めているのかを常に第一に考えた治療を行っていきたいので、相談したいという方は遠慮せずお話しください。一緒により良い治療をめざしていきましょう。

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