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OCT(光干渉断層計)検査で
緑内障や黄斑疾患を早期発見

ゆみ眼科

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日:2019/11/11

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  • 保険診療

繊細な仕組みで私たちの視力を支える「目」。中でも眼球の最も奥にある網膜は、視覚情報を処理し、伝達する神経が位置する大切な部分だ。従来の眼底検査ではその表面を平面的に見ることしかできなかったが、OCT(光干渉断層計)検査では、網膜の断面を立体的に画像化し、三次元的に捉えることが可能だという。網膜のむくみや出血などの状態を精密に把握することで、さまざまな病気の早期発見が期待できるほか、緑内障の診断や経過観察にも有用なOCT検査について、神奈川県茅ヶ崎市「ゆみ眼科」院長であり日本眼科学会眼科専門医の才川由美先生に詳しく話を聞いた。(取材日2019年6月18日)

網膜の変化を素早く詳細に調べられるOCT(光干渉断層計)検査

QOCT検査とはどのような検査なのでしょうか?
A
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▲数分で緑内障や黄斑疾患を見つけることができるOCT検査

近赤外線を用いて、眼球の一番奥にある網膜の断面図を撮影できる検査です。視力を支える上で大切な神経が多数存在する網膜は、カメラに例えるとフィルムの部分。しかし、従来の眼底検査で調べることができるのは網膜の表面の部分にとどまり、むくみの具合や範囲、深度などを的確に把握することは困難でした。OCT検査ではこうした情報を詳細に得ることができ、加齢黄斑変性や黄斑円孔、緑内障など多くの疾患を診断することができます。患者さんは装置の前に座ってフレームに顎を乗せ、装置をのぞくだけ。わずか数分で終了する負担の少ない検査です。

QOCT検査で見つかる病気について詳しく教えてください。
A
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▲茅ヶ崎で15年、地域の患者の目の健康を守ってきた院長

例えば、加齢黄斑変性は加齢により網膜中心部の黄斑部に萎縮や出血などの異常が現れ、視力が低下したり、視野の中心部がゆがんだり見えなくなったりする病気です。黄斑円孔は黄斑部に穴が空いてしまう疾患で、高齢者はもちろん、近視の強い方や眼球を強く打撲した方などでは若い方にも生じることがあります。緑内障は、目からの情報を脳に伝える視神系に障害が起こることで視野が狭くなる病気です。病気が進行するにつれて徐々に視野が狭まっていき、治療が遅れると失明の恐れもあります。日本人における失明の原因として一番多いのは緑内障であるという厚生労働省による調査結果も出ています。

Qどのような場合に検査を受けたらよいのでしょうか。
A
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▲視力の低下などを感じた場合、早期に受診・検査することが重要

当院では、初診の患者さんには皆さん無散瞳眼底検査を受けていただいています。また、人間ドックや眼科検診の際に検査を受ける機会もあるでしょう。こうした検査により眼底を観察し、必要性が感じられる方についてはこちらからOCT検査をお勧めしています。もちろんこうした検査で指摘されていないケースでも、視力低下や視野のゆがみ、見えづらさなどが感じられたら、できるだけ早く詳細な検査が可能な眼科クリニックを受診し、検査を受けることをお勧めします。

Q診断を受けた場合、どのような治療を行いますか?
A
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▲同院ではスタッフも一丸となり患者をサポートする

緑内障では一度障害を受けた視神系を元に戻すことはできないので、これ以上症状を進行させないための治療が中心となります。点眼薬を使って、眼圧を下げる治療が基本ですね。OCT検査で視神系の状態を確認し、経過を観察しながら治療を続けます。黄斑部のむくみは薬剤で対処することも可能ですが、加齢黄斑変性や黄斑円孔などの治療では抗VEGF薬療法やレーザーを用いた外科的療法が用いられます。こうした治療が必要な方には、市内の専門の医師をご紹介しています。

Q早期発見、早期治療が大事ということですね。
A
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▲定期的に受診することで、目の健康を守ることができる

そのとおりです。緑内障の場合は特に、視神系が枯れていくのをできるだけ早く食い止めることが重要です。一度ダメージを受けてしまうと元には戻らないので、早い段階で対処する必要があるのです。定期的に検査を受けることで、病気を早期に発見し、早期に治療することをお勧めしています。

ドクターからのメッセージ

才川 由美院長

「内科や歯科の検診は定期的に受けていても、眼科にはしばらく行っていない」というお話も聞きますが、定期的に受診し必要な検査を受けることは、病気を早く見つけて、早く治療を始めるためにもとても大切なことです。かゆみや目の違和感などの症状で受診される方で、検査により別の疾患が見つかることも。軽微な症状でも放置せず、できるだけ専門の医師の診療を受けることをお勧めします。定期検査による早期発見、早期治療で、目の健康を守りましょう。

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