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口腔ケアの目的は健康寿命延伸
歯科と「ピンピンコロリ」の関連性

こうの歯科医院

(神戸市垂水区/朝霧駅)

最終更新日:2023/06/06

こうの歯科医院 口腔ケアの目的は健康寿命延伸 歯科と「ピンピンコロリ」の関連性 こうの歯科医院 口腔ケアの目的は健康寿命延伸 歯科と「ピンピンコロリ」の関連性
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「介護されることなく、最期まで自立した生活を送りたい」。「ピンピンコロリ」という言葉が多くの高齢者の注目を集めたように、健康な状態をできるだけ長く保って天寿を全うしたいと望んでいる人は多いだろう。こうした理想的な老後を実現するために必要とされているのが、歯科に関する取り組みであると話すのが「こうの歯科医院」の河野裕一郎院長。かかりつけ歯科医院の有無、口腔ケア、食生活の在り方など、口や歯にまつわる項目が、健康な状態をできるだけ長く保つことに大きく影響していると、医科の分野にも注目されているという。健康寿命の延伸、医療費抑制といった切り口からも予防歯科を推進する河野院長に、口腔ケアの真の目的や食の重要性について、独自の目線で語ってもらった。

(取材日2023年5月19日)

健康寿命の延伸を目的とした予防歯科を推進。口腔ケアで「介護不要の元気な老後」をめざす

Q日本は「不健康長寿国」といわれているそうですが、なぜですか?
A
こうの歯科医院 健康に自立して生活できることの大切さを話す院長

▲健康に自立して生活できることの大切さを話す院長

日本が「不健康長寿国」とされるのは、健康寿命と平均寿命の差が大きいためです。健康寿命とは「健康に自立して生活できる期間」のことで、平均寿命から介護が必要になる期間を引いて算出されます。厚生労働省の調査によると、2019年の健康寿命は男性が72.68歳、女性が75.38歳。高血圧・糖尿病・脂質異常症など生活習慣病、運動不足やストレス社会など原因はさまざまですが、平均寿命との差は男性が約8年、女性が約12年もあり、介護される期間がとても長いのが日本の現状です。何年も痛みで苦しんだり寝たきりになったりすることなく、できるだけ長く健康な状態を維持し、天寿を全うする「ピンピンコロリ」をめざしたいですね。

Qできるだけ長く健康な状態を維持するには、何が大切でしょう。
A
こうの歯科医院 明るい診療室ではスタッフが丁寧に対応に努める

▲明るい診療室ではスタッフが丁寧に対応に努める

たとえ寿命が長くても、人生終盤の5年・10年が苦しく動けないという状況は、誰もが避けたいはずです。超高齢社会を迎え、私の身近にも「施設にいた10年間は寝たきりだった」といった例がありましたが、今は「ただ長生きできればいい」という時代ではなく、生活の質がとても大切だと皆さん思っておられるはずです。医科の分野では「ピンピンコロリ」を実現するためのポイントとして、「できるだけ外に“お出かけ”してストレス解消につなげる」などのほか「口腔ケアに気を配る」「バランスの取れた食事を摂る」といった、口腔や食にまつわることも挙げられています。「食」は生きる上での基本です。ぜひ皆さんに意識していただきたいです。

Q「第一の消化器官」の口腔や歯が果たす役割とは何でしょう。
A
こうの歯科医院 生涯おししく食事をすることも大切な口腔ケアだという

▲生涯おししく食事をすることも大切な口腔ケアだという

栄養バランスの取れた食事の摂取はもちろんですが、例えば、歯周病や虫歯で歯を失って入れ歯になってしまえば、咀嚼能力が落ち、食べ物を細かく噛み砕けずに胃腸に負担がかかります。また、口周りの筋肉が衰えて飲み込む力が弱まることで、嚥下障害や誤嚥性肺炎につながるリスクもあります。また口内で味覚を感じる部分が入れ歯で覆われ、食事をおいしく感じられなくなることも。好きなものが食べられない、病気になるリスクが高まる、これまでどおりに味わえない……。これだけでも歯やお口の健康が損なわれることで、生活の質がどれだけ落ちるかがご想像いただけると思います。生涯おいしく食事することも、口腔ケアの目的の一つです。

Q目的を持った口腔ケアが重要なのですね。
A
こうの歯科医院 同院では天然歯の大切さを教えてくれる

▲同院では天然歯の大切さを教えてくれる

かつては入れ歯が“当たり前”でしたから、祖父母がそうだったように「年齢を重ねれば入れ歯になる」ことを自然だと考えている人も少なくありません。しかし入れ歯は「義歯」であり、本来は義手・義足になると同じくらい一大事であるはずです。永久歯は親知らずを含めず28本ありますが、万が一すべてを失ったらどれだけの損失になるのでしょうか。仮に高額な治療費をかけて全部インプラントを入れることはできても、天然歯には敵いませんし、その価値はまさにプライスレスなんです。「年を取ったら入れ歯は当たり前」という考えを改め、口腔ケアによって「守っていかなければならないもの」だと意識を変えていってほしいですね。

Q先ほどの話の「お出かけ感覚」で口腔ケアに通えるといいですね。
A
こうの歯科医院 歯科医院へ「お出かけ」感覚で来院してほしいと話す院長

▲歯科医院へ「お出かけ」感覚で来院してほしいと話す院長

歯科医院への「お出かけ」は、定期的な口腔ケアが受けられるのはもちろん「ピンピンコロリ」のポイントともいわれる運動や心のリフレッシュにもつながるでしょう。理容院や美容室と一緒で「行かないと気持ち悪い」「早く行きたい」と感じるようになったら大成功といえますね。ですが、歯周病や虫歯などの治療で麻酔をしたり削ったり神経を取ったりといった経験が、歯科医院に行きたくないと思う原因になっているケースが多いんです。そのため当院では痛みや恐怖心を与えることがないように努め、楽しいお出かけ感覚でお越しいただけるよう「さっぱり・きれい・気持ちいい」だけを提供する口腔ケアを心がけています。

ドクターからのメッセージ

河野 裕一郎院長

国民皆保険制度がある日本と異なり、アメリカではトラブルが起こらないようケアをするのが主流です。歯周病予防については「Floss or Die」(フロスか死か)という言葉もあるほどで、「悪くなってからでは遅い」という考えがしっかりと根づいています。健康寿命をできるだけ長く延ばし天寿を全うする「ピンピンコロリ」をめざすためにも、口腔ケアはとても大切です。日本でも歯科医院は「痛い・怖い場所」ではなく、髪を切るように「さっぱりきれいにする場所」という意識に変え、電話予約の際には「クリーニングの予約をお願いします!」と元気良くお伝えいただけたらうれしいですね。

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