全国のドクター13,851人の想いを取材
クリニック・病院 156,759件の情報を掲載(2025年6月15日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市早良区
  4. 西新駅
  5. 瀬戸歯科医院
  6. できるだけ早めの治療を推奨親知らずの抜歯と顎関節症の治療

できるだけ早めの治療を推奨
親知らずの抜歯と顎関節症の治療

瀬戸歯科医院

(福岡市早良区/西新駅)

最終更新日:2024/04/08

瀬戸歯科医院 できるだけ早めの治療を推奨 親知らずの抜歯と顎関節症の治療 瀬戸歯科医院 できるだけ早めの治療を推奨 親知らずの抜歯と顎関節症の治療
  • 保険診療

「瀬戸歯科医院」の瀬戸富雄院長は、口腔外科を専門に数多くの分野で経験を積んで来た歯科医師。同院のある西新エリアは学生も多く、親知らずの抜歯や顎関節症の治療のニーズも高い。そんな中、親知らずの抜歯に関して「痛い」「腫れる」といったネガティブな印象のせいで抜歯に対して抵抗感を持っている若い世代は少なくない。また、顎関節症についても間違った顎や歯の使い方をしているのに、それに気づいていない若者が散見するという。瀬戸院長は「怖いというイメージだけにとらわれず、将来を見据えた施術の必要性を知ってもらい、それぞれが良いタイミングで歯科医院に足を運べるよう働きかけていきたい」と語る。親知らずの抜歯の目的や痛みを抑えるための同院の取り組み、気になる顎関節症の特徴や治療の流れを聞いた。

(取材日2024年2月27日)

仕事や育児で忙しくなる前に、早期の治療が大切。信頼できるかかりつけ医のもとで治療を

Q親知らずは、なぜ抜かなくてはならないのですか?
A
瀬戸歯科医院 口腔外科を専門に数多くの分野で経験を積んで来た瀬戸院長

▲口腔外科を専門に数多くの分野で経験を積んで来た瀬戸院長

親知らずの生え方によっては、そのままにしておくと虫歯や歯周病のリスクが高まる他、噛み合わせや歯並びが崩れてしまい、それらが原因で周囲の健康な歯を失う可能性があります。親知らずが横向きに生えている、埋まった状態になっている、または周りの歯の負担になっている場合には抜歯が必要です。抜歯後、数日は腫れや痛みがあるので、社会人の方は仕事やライフイベントに影響のないタイミングで施術を行います。とは言え、わざわざ休みを取るのも難しいでしょうから、学生のうちなど時間のある時に抜いておくことをお勧めします。特に女性は妊娠すると麻酔や痛み止めの薬が使えないため、早いうちに抜いておくとよいでしょう。

Q抜歯や抜歯後の痛みが心配です。
A
瀬戸歯科医院 患者ができるだけストレスを感じないような治療を心がけている

▲患者ができるだけストレスを感じないような治療を心がけている

人によっては痛みや腫れが強く出ることもあります。ですが、抜歯は麻酔を使い、できるだけ短時間で行いますのであまり心配せずとも大丈夫ですよ。口腔外科専門の歯科医師として難しい症例の見極めと対応の幅には自信がありますし、当院では痛みを極力抑えられるよう、患者さんには抜歯の前から鎮痛薬を飲んでいただくなど工夫もしています。痛みが苦手な方や恐怖心が強い方には笑気麻酔の選択肢もありますから、安心して施術を受けてもらえると思います。抜歯後もひどい痛みや腫れに悩まされることのないように、鎮痛薬を処方しますのでご安心ください。

Q顎関節症の特徴や受診のタイミングについて教えてください。
A
瀬戸歯科医院 間違った顎や歯の使い方は本人が気づけないことも多いそう

▲間違った顎や歯の使い方は本人が気づけないことも多いそう

口を開閉した際に音がする、口が開きにくい、口の開閉に痛みが伴うなどの場合には顎関節症の可能性が高いです。顎関節症は主に間違った顎の使い方や物の噛み方により発症する疾患で、例えば、痛む箇所を避けた噛み方(ずらし噛み)をしていたり、歯を抜歯したまま放置して歯並びが悪くなった場合に起こりやすくなります。特に馬のように歯を横にずらしながら食べ物を噛んでいる方は注意が必要です。こうした特徴に当てはまるものがあれば、歯科医院を受診しましょう。ただ、顎関節症は幼少期の癖が関係していることも多く、自覚するのが難しいこともあります。早期発見のためには、かかりつけ医で定期的にチェックを受けるようにしてください。

Q顎関節症を放置するとどうなりますか?
A
瀬戸歯科医院 顎関節症や歯並びが全身に悪影響を与える可能性も

▲顎関節症や歯並びが全身に悪影響を与える可能性も

痛みで口が開けられなくなり、食事も難しくなります。また、体のバランスが崩れて首の痛みや肩凝り、片頭痛などが起こることも。「長年、肩凝りがひどくて」と悩んでいたら、実は顎関節症や歯並びが原因だったということも珍しくありません。顎関節症とわかったら、スプリントというマウスピース型の器具を使って顎の関節の位置を調整する「スプリント療法」を行い、正しい噛み方ができる口腔環境をめざします。また、ゆっくりと口を開けた後、5秒間キープし再びゆっくり閉じるトレーニングを通して、口や顎の関節を左右対称に使う方法を身につけてもらいます。

Qそれぞれ、治療後のメンテナンスについて教えてください。
A
瀬戸歯科医院 気になることがあれば気軽にかかりつけ歯科医院に相談を

▲気になることがあれば気軽にかかりつけ歯科医院に相談を

親知らずの抜歯に関しては、歯を抜いた直後のケアが重要になります。抜歯後の感染を防ぐため、施術の翌日と3日後、7日後に来院してもらい、消毒と抜歯箇所のチェックを行います。2週間後の診察で問題がなければ、その後は基本的に1ヵ月に1度の定期検診に戻ります。一方、顎関節症は1週間ほどかけて原因を探り、スプリント療法やトレーニングを行いながら1ヵ月に1回のペースで通院してもらいますが、こちらは治療に時間がかかります。親知らずの抜歯と同じく、できるだけ早く始めるの良いと思います。まずは患者さんの口腔内と体をトータルでケアしながら治療を続けられる、信頼できる歯科医院を見つけるところから始めましょう。

ドクターからのメッセージ

瀬戸 富雄院長

親知らずの抜歯も顎関節症の治療も、なぜ治療が必要なのかを知り、時間のあるタイミングで歯科医院に相談してください。特に皆さん「怖い」「痛い」というイメージを持たれている親知らずの抜歯は、今は良い薬が開発され、痛みのコントロールを図りやすくなっていますので、抜歯が必要とわかったら先延ばしにせずに、施術を受けてほしいと思います。不安や疑問があると、緊張して痛みを強く感じてしまうこともあるため、抜歯にあたって気になることがあればなんでも質問してくださいね。顎関節症についても「もしかして?」と思った時が受診のタイミング。まずは信頼できるかかりつけ医のもとで一度診察を受けてみることをお勧めします。

Access