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瀬戸 富雄 院長の独自取材記事

瀬戸歯科医院

(福岡市早良区/西新駅)

最終更新日:2021/10/12

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西新駅から徒歩5分に位置する「瀬戸歯科医院」は、2008年に瀬戸富雄院長が開業し、地域住民の口内の健康に寄り添い続けてきた。瀬戸院長は、口腔外科の分野で数多くの経験を積み、患者の口内のベースを整えることを重要視。歯ブラシの使い方や噛み方など、基礎的な部分となる情報を患者に伝えている。また、院内の雰囲気づくりや患者との接し方などを工夫することで、歯科に対する恐怖をなくし、定期的に通院してもらうための働きかけにも余念がない。「患者さんにリラックスしてもらえるよう、私自身も気負いすぎないようにしています」と言うとおり、どことなく温かな語り口調と柔和な表情が印象的な瀬戸院長に、治療方針や今後の目標などについて聞いた。

(取材日2020年11月24日)

歯磨きの方法など口内を整えるためのアドバイスに注力

この地に開業した経緯や、どんな主訴を抱えて来院する患者さんが多いか教えてください。

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私は熊本県人吉市の出身で、福岡県には大学進学と同時に来たのですが、この土地付近はなじみが持てて開業を決めました。西新は住宅街で近くに商店街もあるからでしょうか、患者さんの世代層としては30~40代の主婦の方が多い印象です。私の専門が口腔外科の分野ということもあり、抜歯を希望される方をはじめ、虫歯治療や歯周病など一般歯科の治療に来られる方が多いです。地区の3歳児健診に行った時も、虫歯のないお子さんが多くて本当に感心しました。ご両親が口内の健康に対して気を配られていることが好影響を及ぼしているのだと思います。当院へご来院いただいている患者さんも口腔の健康に対する意識が高いと感じています。

初診からどのような流れで治療をしていくのでしょうか?

痛みがあって来院された場合、まずは痛みを減らす治療を最優先します。痛みを軽減した後は、口腔清掃の指導を行います。具体的には、正しい歯磨きの仕方や、歯周病の予防法などをアドバイスしています。初歩的なことですが、歯磨きの仕方はとても大切です。歯科医院へ行く時間より、ご自宅で過ごす時間のほうが圧倒的に長いので、いかにご自分で正しく歯磨きができているかが鍵になるんです。歯ブラシの上手な扱い方などを、当院の歯科衛生士が頑張って患者さんに伝えてくれています。まずは口腔内の状態を良くしてベースを整えてから、その後の治療や審美分野に移るようにしています。

基礎的な予防の部分に力を入れている印象ですが、ほかにはどんな働きかけをされていますか?

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私は、1ヵ月に1回程度は歯科医院で専門的ケアをする必要があると考えています。「そんなに頻繁に?」と思われる方もいるかもしれませんが、1ヵ月たつと口の中に汚れや歯石がついて、着色も出てきます。歯科医師の私でも、そのペースでチェックしないとすぐに汚れがたまるくらいですよ。なぜそのペースでの来院が必要なのかを患者さんにしっかり説明していますので、当院には実際にそのペースで通ってくださる方が多いですね。その際のメンテナンスでは、口内の清掃をして汚れを取り除いたり、歯肉マッサージをしたりしています。正しい歯磨きの方法って、簡単なようで難しいんです。一人で継続しているとつい雑になってしまうこともあります。当院で繰り返しお伝えすることで、癖や習慣を変えていければいいと思っています。

患者との信頼を築いて歯科受診の恐怖を軽減していく

開業されるまでにどのような経験を積まれてきたのか教えてください。

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大学卒業後は、大学院で口腔外科について深く学びました。その後は九州歯科大学や福岡大学の口腔外科などで勤務したのですが、科全体で午前中だけで約100人の症例を診るようなとても忙しい環境でした。そこで多くの症例数を診てきた経験は、今も大きな財産になっています。口腔外科は、がんも扱うなど内科分野などの医療にも近く、患者さんの命に関わる分野でもあると考えています。口内の表面上の病気だけでなく、その先の病気につながる部分まで診ていくことで、患者さんの全身管理をしていくことが大切なんです。大学病院での経験も踏まえ、三次医療機関と連携した迅速な治療が可能と自負しています。

トータルでケアしていくことが大切なのですね。

私は、歯科医療に取り組むには患者さんの全身を考慮しながら診ていくべきだと考えています。例えばですが、虫歯1本でも全身に悪影響を与える可能性もあります。痛みを取り除くだけで終わりではなく、その後も患者さんが口内の健康を保つためのお手伝いができればと思います。大学病院で経験した腎臓透析の患者さんは、顎の炎症からの膿が胸郭まで広がってしまいました。そういう症例を診てきたからこそ、口腔の健康の大切さをお伝えしなければと思っています。基本となる歯磨きの大切さから、少しずつでも患者さんの体全体の健康に貢献したいと考えています。

歯科受診に対する恐怖を減らすため、治療時には痛みの軽減に努めているそうですね。

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当院では、少しでも緊張したり恐怖に感じたりすることを減らしていくため、希望される方には保険が適用される笑気吸入鎮静法を活用しています。痛みに敏感な患者さんも多いので、痛みは我慢せず、嫌なことがあったらすぐ言ってくださいと伝えています。歯科は痛くて怖い場所だと思われている方も多いので、無理をさせないことが何より大切だと思います。患者さんにとって歯科が嫌な場所になると、受診から足が遠のき、症状が悪化してしまうことになりかねません。まずは私やスタッフ、院内の雰囲気に慣れてもらえればうれしいです。院内は、私が好きな喫茶店の雰囲気を意識しているので、リラックスできるのではないかと思っています。当院での治療に慣れていただいて、お互いに信頼関係を築いていくことが、歯科にとって一番大切なことだと考えています。自然体で楽に過ごしていただけるような雰囲気にしていきたいですね。

知識と経験から患者にとって適した治療法を探る

クリニック名の冠に「チーム」という言葉をつけていますね。

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クリニック名である「瀬戸歯科医院」に、「チームSETOデンタル」という冠をつけています。歯科医院を経営していると、すべての場面でチームの大切さを感じます。例えば、歯科衛生士の存在。患者さんからすると、歯科医師の言葉は、治療中だったり緊張したりして聞き逃していること、聞きそびれることが多いと思うんです。歯科衛生士が架け橋になって伝えてくれる時のほうが、患者さんも安心して聞いてくださっている感じがします。そしてもちろん、患者さんもチームの一員です。私たちが伝えたことを自宅で実践していただけるかどうかは患者さん次第ですからね。チームの全員が信頼しあって、みんなで口内の健康に取り組んでいこうという姿勢でやっています。

患者さんからの信頼を得るため、歯科医師にとって必要な技量や考えはなんだと思われますか?

まずは絶対的に知識が必要だと思います。新しい情報があったら仕入れるようにし、その知識にプラスして、技術に磨きをかけています。あとは、正しい診断、つまり診察力を高めていくことです。経験を生かして、しっかりと診断することができるような目を、これからも養っていきたいです。自分の経験と知識を照らし合わせ、こういう症状だったらこのケースだということを判断し、一人ひとり、患者さんにとって適した治療法を選択していけるようにすることは、絶えず考え続けています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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歯科医院で口の中を診てもらうことは大切なことです。「自分は虫歯もないし歯周病でもない」と思っている方でも、私たち歯科医師から見るとそうではない場合も多くあります。当院が大切にしているのは、患者さんと歯科医師が対等の立場でチームとなって治療に取り組んでいくことです。いかに患者さんが良い治療を受けることができるか、負担にならないかを意識しています。私自身はご覧のとおり自然体ですので、もし、何かありましたら気軽にお話しください。これからも、気負いすぎず自然体で患者さんの健康に寄り添っていきたいです。

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