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歯を長く守っていきたいから
体に負担の少ないメタルフリー治療

かわたに歯科医院

(福岡市南区/井尻駅)

最終更新日:2025/04/15

かわたに歯科医院 歯を長く守っていきたいから 体に負担の少ないメタルフリー治療 かわたに歯科医院 歯を長く守っていきたいから 体に負担の少ないメタルフリー治療
  • 保険診療
  • 自由診療

銀歯などの金属素材を使わずに、歯の修復を行うメタルフリー治療。日本では長年、保険治療において銀歯が盛んに使われてきたが、現在、世界的にはメタルフリーの修復治療がスタンダードとなっている。そのため非金属のさまざまな素材が生み出され、日本においても保険・自費ともに治療の選択肢が格段に広がっているという。「メタルフリー治療で使う素材は歯科金属アレルギーの心配がなく、周りの歯との自然な調和が期待できます。また、虫歯などで欠損した部分をぴったり補うことで再治療のリスク低減にもつながり、メリットがとても大きいです」と話す、「かわたに歯科医院」の川谷温美副院長。同院がメタルフリー治療に注力する背景やその特徴について詳しく聞いた。

(取材日2025年3月26日)

虫歯の再発リスクを抑え、予防につながる精密治療「ダイレクトボンディング」という選択肢も

Qメタルフリー治療に力を入れる理由は何ですか?
A
かわたに歯科医院 見た目と質にもこだわる

▲見た目と質にもこだわる

まず大前提として天然歯こそメタルフリーですから、健全な歯を維持していくのがベストです。しかし虫歯ができてしまうとそこを削り、何らかの素材で修復する必要があります。修復に使う素材は天然歯と同様のメタルフリー、つまり非金属のほうが“体への負担が少ない”という認識が徐々に広がり、最近では保険治療で使える素材からも金属は少しずつ外されてきています。メタルフリー治療のメリットはまず、体への悪影響を防げることが期待できること。お口の中に金属が入っていると、金属アレルギーの発症リスクになる、歯茎が黒く変色する、金属の劣化で成分が溶け出し体内に蓄積する、といった可能性が指摘されています。

Qメタルフリー治療には、そのほかにどんなメリットがありますか?
A
かわたに歯科医院 メタルフリーの治療について語る副院長

▲メタルフリーの治療について語る副院長

美しく自然な白さをめざせるという、見た目のメリットがありますね。また、削った部分をぴったり精密に修復することが望めるメタルフリー素材を使った治療法もあり、虫歯の再治療のリスク低減につながる点も大きいです。保険治療ではプラスチック素材のコンポジットレジンやコンピューター制御で作るCAD/CAMシステムなどがあり、自費治療では、歯垢がつきにくく歯との密着度に優れたセラミックや、それより硬くて丈夫なジルコニア、ダイレクトボンディングという虫歯治療法で使われるコンポジットレジンがあります。近年は素材の品質が向上し、選択肢も増え、患者さんの希望や費用面を考慮しながら良い治療を選べる時代になりました。

Qダイレクトボンディングについて詳しく教えてください。
A
かわたに歯科医院 一人ひとりの状況に合わせた治療が可能

▲一人ひとりの状況に合わせた治療が可能

基本的に初期から中期の小さな虫歯に対する自費の治療で、マイクロスコープや拡大鏡を使って患部をしっかり確認しながら、削る量を最小限に、しかも虫歯菌を取り残さないことをめざすものです。虫歯をきっちり取りきったところに直接メタルフリー素材のコンポジットレジンを詰めるという、1回で終了することの多い治療ですが、その1回にかかる時間は、欠損部分を少しずつ補いながら形をデザインしていく緻密な治療となるので、保険の治療の約3倍長くかかります。ただ、セラミックと違って、万が一欠けてもすぐ修理できるのは良い点ですね。セラミックも非常に優れた素材ですが、ダイレクトボンディングより歯を削る量は多くなります。

Q歯を長持ちさせるための治療法なのですね。
A
かわたに歯科医院 定期メンテナンスで健康な状態を維持

▲定期メンテナンスで健康な状態を維持

そうですね。歯を失った原因をさかのぼって考えると、始まりはだいたい小さな虫歯なんです。治療で削って銀の詰め物をして、10年くらいたったら銀歯の下がまた虫歯になっていたので今度は神経を取って大きな銀歯を入れたけれど、高齢になる頃に歯が割れた……非常によく見るケースです。マイクロスコープで銀歯を見るとよくわかるのですが、どうしても歯との間に隙間ができてそこから虫歯菌が侵入し、虫歯の再発を繰り返す傾向にあります。治療すればするほど次の治療に進み、歯は削られなくなっていく。それを初期の段階で止めるのに、ダイレクトボンディングという精密治療は有用だと思います。

Qダイレクトボンディング治療後に気をつけることはありますか?
A
かわたに歯科医院 患者の希望に寄り添って治療の目標を定める

▲患者の希望に寄り添って治療の目標を定める

治療箇所の長期的な維持が期待できるとはいえ、きちんと管理を行わなければ長持ちさせることはできません。自宅でのセルフケアはもちろん、歯科医院でのメンテナンスは必須です。でも定期的にメンテナンスを受けているのに、やっぱり虫歯ができてしまう方はいます。患者さんからすると、ちゃんと通っているのにと疑問に思われるかもしれませんが、お口の中の細菌の種類や歯磨きの状況、食習慣などは一人ひとり違いますし、そこは何とも言えないのが正直なところです。それより早期に虫歯を発見できたと捉え、その時点で一番良いと考える方法でしっかり治していくことが大事なのだと思います。

ドクターからのメッセージ

川谷 温美副院長

メタルフリー治療の一つ、ダイレクトボンディングは再治療のリスク低減につながり、将来的に歯を残すことにもつながります。特に若い世代の方には、虫歯が小さいうちのダイレクトボンディングを検討していただければと思います。予防の概念は徐々に浸透してきており、自宅で丁寧に歯磨きをして、フロスして、歯科で定期的にケアを受ける方は珍しくありませんし、80歳の半数以上の方は20本以上自分の歯が残っているという調査結果もあります。虫歯にならないのがベストですが、いざできてしまったら、なるべく歯を残せる予防的な方法を選択して長持ちさせ、健康なお口を獲得した状態で年齢を重ねていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックの詰め物/6万500円~、セラミックのかぶせ物/14万8000円~、ダイレクトボンディング/2万2000円~、ジルコニアのかぶせ物/5万5000円~

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