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浦川 修 院長の独自取材記事

うらかわ歯科医院

(福岡市南区/高宮駅)

最終更新日:2023/02/14

浦川修院長 うらかわ歯科医院 main

西鉄バスの寺塚停留所より徒歩1分、閑静な住宅地の中にある「うらかわ歯科医院」。2005年の開院以来、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、審美歯科、歯科口腔外科、予防歯科といった幅広い診療に対応し、地域の子どもから高齢者まで多くの人々の口腔内の健康維持に努めてきた。白を基調とした清潔感のある診療室は、ユニットごとにパーティションで仕切られているため、落ち着いた環境の中で治療を受けることができる。穏やかな人柄が印象的な浦川修院長がめざすのは、多様な悩みにワンストップで応えることと「見せる診療」。一人ひとりの口腔内をエックス線と一眼レフカメラで撮影し、患者自身に口の中を把握してもらった上で治療を進めていくのが同院の診療スタイルだ。そのこだわりや新たな取り組みについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年11月10日)

多様な主訴に、ワンストップで対応することに努める

まずは歯科医師を志したきっかけからお聞かせいただけますか?

浦川修院長 うらかわ歯科医院1

8歳上の兄が歯学部に入学したのがきっかけです。すごく輝いて見えて、自分も歯科医師になりたいと思ったんですよね。それから勉強に打ち込み、九州歯科大学に進学。卒業後は福岡市内にある総合病院の歯科部門に入局しました。歯科だけでもさまざまな診療科があり、口腔外科では多様な抜歯症例や口腔がんの早期発見にも携わりました。日々多くの患者さんの主訴に対応しながら知見を深め、分院長も任されるようになりました。組織の責任者としてスタッフをまとめ、適切な診療に力を尽くした経験は成長の糧になったのはもちろん、自信にもなりました。これまで培った幅広い専門性を生かして、地域に根づいたより身近な医療で人々に貢献したい。そんな思いが芽生えて開院を決意。住宅地の中にあるエリアにこだわり、現在の場所に当院を構えました。

患者層についても教えてください。

0歳の乳幼児から100歳超えのご高齢の方まで、非常に幅広い世代の方が受診され、当院の診療内容に応じた主訴を持つ患者さんが満遍なく通われている印象です。ずっと通ってくださっている患者さんが高齢になり通えなくなった場合には、ご要望に応じて訪問診療も実施します。さまざまな経験を重ねてきましたので、対応力の高さは当院の特徴だと自負しています。例えば、高齢の患者さんで全身疾患のある方は珍しくありません。そんな時は総合病院での経験を生かし、有病者に対する診療にも積極的に取り組んでいます。中でも多いのが糖尿病や高血圧症といった生活習慣病、あと骨粗しょう症の患者さんも時々いらっしゃいますね。診療の際は、主治医の先生とも連携しながら、病気の状態や服用薬を把握した上で治療を行うようにしています。

患者層同様に診療内容も幅広いですね。

浦川修院長 うらかわ歯科医院2

勤務医時代の多様な経験を生かして、当院では一般歯科、小児歯科、矯正歯科、インプラント治療、審美歯科、歯科口腔外科、予防歯科といった診療内容を設定しています。特に親知らずの抜歯や顎関節症、口内炎などの口腔外科治療も院内で施し、幅広い主訴にワンストップで対応できるのが強みです。例えば、最初は虫歯で受診された方でも、治療でお話しをする中で歯並びの潜在的なお悩みがわかった場合、歯科矯正を含めた治療に柔軟に切り替えることができますし、その方にとって何が最適かを考え、より良いプランのご提案ができるよう力を尽くしています。複数の歯科医院に通うのは患者さんにとって負担になるので、それをなるべく軽減できる診療を提供することが私たちの務めです。とはいえ、対応が難しいケースや重篤な症状の場合は、速やかに適切な医療機関と連携できる体制を整えています。

開院から一貫してこだわっているのは「見せる診療」

開院以来重視していることがあるとお聞きしました。

浦川修院長 うらかわ歯科医院3

はい、それは「見せる診療」です。まず治療前には、すべての患者さんに対してエックス線検査と口腔内写真の撮影を行い、現在の状態を自らの目で確認してもらうようにしているほか、治療後の比較にも役立てています。自分の口の中をきちんと把握することで、安心、納得して治療に臨めるだけでなく、歯を大切にしようという自覚が芽生えればいいなと思っています。「見せる治療」のために、先進の歯科用CTも設置しています。親知らずの抜歯やインプラント治療などの外科処置においては、顎の骨や神経の位置を精密に診察できる上、虫歯や歯周病の進行度もしっかりと確認できます。治療の際は、私も歯科衛生士もサージカルルーペを使用し、肉眼で見えない部分にも注意を払いながら精度の高い施術に努めています。

ほかにも「見せる診療」のために新たに導入された機器があるそうですね。

主に矯正の過程や矯正後のシミュレーションができる機器を導入し、実現性を高める取り組みを始めました。以前は模型などを作製して説明をしていたものの、どんな歯並びになるのか、ゴールが患者さんには見えづらかったと思うんです。そこで予測実現性にこだわる必要があると感じ、この機器を導入することにしました。シミュレーション画像をお見せすることで、ゴールがイメージしやすくなって、患者さんのモチベーションアップにつながると思いますので、今後さらに活用していこうと考えています。

新型コロナウイルス流行でマスクをするようになり、歯列矯正のニーズも増加しているとか。

浦川修院長 うらかわ歯科医院4

当院ではスタンダードなワイヤー式の矯正を中心に、透明のマウスピース型装置を用いた矯正も行っています。見た目の美しさはもちろん、全身の健康も考慮した機能面も重視しているのが当院の矯正の特徴です。年代や状態によって矯正法もさまざまで、小児の場合は乳歯から永久歯の生え変わりに重きを置いた、顎骨の成育や舌の動かし方などを含めた咬合育成にも注力しています。頬づえをついたり、前歯の隙間から舌を出す、前歯に舌を押しつけるといった歯並びを悪くする舌癖があったりする場合は、口腔筋機能療法を行います。これによって成長後に本格的な矯正が必要となるリスク軽減を図っていきますが、たとえ矯正が必要となっても、咬合育成によって土台がある程度整っていれば、大がかりな矯正になる可能性は低くなると考えています。

チームワークを生かし、患者の口腔内の健康を守る

予防にも注力されているとお聞きしました。

浦川修院長 うらかわ歯科医院5

口腔内の生きた細菌の集合体である歯垢やバイオフィルムを放置すると、虫歯や歯周病の原因になるだけでなく、肺疾患や心臓病、糖尿病、認知症など、さまざまな病気のリスクになることもわかってきています。そのため予防歯科ではバイオフィルムを隅々まで除去することが重要です。当院では、歯科衛生士によるメンテナンス強化を目的に、細かいパウダーを吹きつけて歯面洗浄ができる機器を導入しました。予防歯科は歯科衛生士に任せているのですが、みんな新しい機器を使いこなすためのトレーニングもしっかり重ねていますので、安心して任せることができています。

スタッフ体制についてもお聞かせください。

歯科衛生士2人、歯科助手兼受付2人、そして私の計5人で診療を行っています。他院での勤務経験のあるスタッフも多く、ほかの歯科医師の治療も目の当たりにしてきたスタッフたちが、ここで長く勤務してくれていることは非常にありがたいなと思っていますし、そういった信頼性というのはスタッフ間でもしっかりとできているのが感じられます。歯科医療というのはチーム医療ですので、私一人では成立しません。スタッフをはじめ、外注の歯科技工士さんなど、チーム全員の力によって一人の患者さんを健康に導くために取り組んでいることを知っていただけるとうれしいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

浦川修院長 うらかわ歯科医院6

最終的に皆さんの健康の増進につなげるのが歯科における最大の役割だと考えていますので、待合室にデジタルサイネージを設置し、さまざまな情報を発信しています。口腔内の疾患は本当に多様で、虫歯や歯周病以外に、命に関わる口腔がんや舌がんなどもあります。以前、口内炎が治らないといって受診された方が舌がんだった、ということも。いかに早期発見できるかで患者さんのその後の人生が大きく変わってきますので、どんな些細なことであっても見逃さないよう心がけています。「こんなこと相談していいのかな?」と躊躇されるようなことであっても、気にせずご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正/11万円~、フルマウス矯正/約72万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/70万円~、小児矯正/20万円~、インプラント治療/42万円~(1歯)、セラミック治療/11万円~、オールセラミック治療/14万3000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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