あいホームケアクリニック

あいホームケアクリニック

塗木裕也 院長

頼れるドクター

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「とにかく患者さんやご家族とじっくり話すことを何よりも大切にしています」と語る「あいホームケアクリニック」院長の塗木裕也先生。大学病院を経て、川崎市の市中病院循環器科で急性期診療に携わっていたが、医療の原点ともいうべき訪問診療に関心を持つようになり、医師として育ててくれた川崎で恩返しがしたいと、2010年に同クリニックを開設した。当初は、在籍医師は塗木院長一人だったため、24時間携帯電話を握りしめて、患者の急変に対応していたという。患者の増加に伴い、医師やスタッフも増え、地域の在宅医療を担う存在となった。超高齢化社会の中で、通院が困難な患者に安心して療養生活を送ってもらうために、患者や家族の要望に添った医療を提供し、住み慣れた場所での生活をサポートしたいと穏やかに、しかし力強く語る。優しい笑顔の中に、医師としての信念と、訪問診療にかける熱意が伝わってくる頼もしいドクターだ。
(取材日2015年4月30日)

「川崎に恩返しがしたい」訪問診療専門クリニックを開業した循環器科医

―医師を志されたきっかけや、開業までの経緯を教えてください。

私は鹿児島出身で、父が開業医でした。父は、家では「巨人の星」の星一徹のように厳しかったのですが(笑)、患者さんに対してはとても優しく、患者さんの話を何時間でも聞くような医者で、地域の方々からとても信頼されていました。そんな父の後ろ姿を見ながら、自然に医師になりたいと考えるようになり、医学部に進んだのです。そして、医師になったからには「全身管理をしたい」「倒れている人がいたら率先して助けられるようになりたい」と考えて、循環器科に進み、大学病院を経て、川崎幸病院で勤務していました。川崎幸病院勤務当初は、自分自身まだまだ半人前でしたが、5年の間でかなり成長できたのかなと思っています。

―訪問診療に携わることになったきっかけは?

医師になって2年目ぐらいの時、バイトの形で訪問診療を経験したことがありましたが、その時はまだ医師として未熟で、充分に対応できませんでした。数年後、再び訪問診療を手伝うことになり、当初はあまり気が進まなかったのですが、やってみると以前とはまったく違う印象で余裕をもって診療を行えるようになっていました。そして続けるうちにだんだん楽しくなり、もっと本格的に訪問診療に携わりたいと考えるようになりました。ゆくゆくは鹿児島に帰るつもりでいたのですが、その前にまず、一人前の医師に育ててもらった、川崎の患者さんたちに恩返しをしなければと考え、このクリニックを開業しました。

―では、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

24時間365日医師が対応できることと、私を含めて常勤医師が4人、非常勤医師が7人いて、私が循環器、副院長が呼吸器科、その他、消化器内科、泌尿器科、皮膚科、精神科などさまざまな分野のドクターが在籍しており、専門的な診療を行える点が大きな特徴です。例えば認知症の方には精神科医、皮膚トラブルの多い寝たきりの患者さんには皮膚科医の診療が必要といったように、患者さんによって必要な医師は違ってきますからね。活動については、地域のケアマネジャーや、訪問看護ステーションや、病院と連携しており、エリアは川崎区、幸区が中心で、施設より個人宅の方が多いです。患者さんは、高齢の方がほとんどで、認知症や脳血管障害の後遺症で寝たきりの方、がんの終末期の方が多いですね。

記事更新日:2016/01/24

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