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日高 豊彦 院長の独自取材記事

日高歯科クリニック

(川崎市幸区/鹿島田駅)

最終更新日:2023/11/08

日高豊彦院長 日高歯科クリニック  main

先端の医療機器を駆使し、大学教授も務める日高豊彦院長をはじめ、若手の歯科医師らが日々患者に向き合う「日高歯科クリニック」。多忙なスケジュールの中で取材に応じてくれた日高院長は、「医療機関を育てるのは患者さん」、「患者さんの記録が僕の財産」と話してくれ、その言葉は謙虚さにあふれていた。「まずは患者さんと歯科医師が同じ治療のゴールをイメージすることが大切なんです」と穏やかに語る日高院長に、歯科医療についてたっぷり話を聞いた。

(取材日2023年3月28日)

歯科医療を追求し、より良い治療をめざす

先端の医療機器が充実しているそうですね。

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昨年はCTをより撮影範囲の広いフィンランド製の先進のものに取り替えました。これにより従来の口腔内診断だけではなく睡眠時無呼吸や噛み合わせの動き、歯科矯正治療診断なども同時にワンショットで撮影できますし、顔写真の撮影もできますので、顔貌から骨格そして歯という総合的な審美観点での診断も可能です。また、一つのコンピューターソフトでCT、口腔内スキャナー、CAD/CAM、3Dプリンターが連動させられるとともに、手術においてはアクティブサージカルガイドともスムーズに連携されるようにもなり、すべてが3次元的に診断し治療できるようになりました。患者さん自身にわかりやすいのはご自身の治療前の顔貌写真がすぐにかぶせ物の治療後や歯科矯正治療後の顔貌写真に変わるので治療の評価がご自身でできるところでしょう。

高度な歯科医療を追求される理由は何でしょう?

実は、歯学部に入学したのはなんとなくでした。しかし、スウェーデンのイエーテボリ大学に留学し、そこでインプラント治療に精通した教授から直々に学ぶ幸運に恵まれました。イエーテボリ大学は歯周病予防の研究も盛んで、留学時代は毎日が発見とショックの連続だったんですね。「僕は国家試験をパスしているのに、今まで学んだものはいったい何なんだろう?」と感じることもありました。このショックこそが、探求心・研究心に火をつけたんです。アメリカでも多様なケースを学びました。当時の日本は歯科医院で手術を行うことですらイメージしづらかった時代です。素晴らしい先生方から多くを学ばせていただきましたね。

長年、若手の育成にも注力していると伺いました。

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歯科医師臨床研修施設として、若手の歯科医師も受け入れています。また、僕が大学教授でありながら、歯科医院を運営しているのは、最後まで現役のプレーヤーでいたいから。昨日までピッチに立っていた野球選手が、いきなり「明日からコーチやってくれ」って言われたら寂しいでしょう(笑)。これまでさまざまなことを教えていただいた先生方に恩返しするためには、僕が若い世代に教えていくしかないなと。実際に、当院ではクリニック全体でハイレベルな診療を維持していくために、毎週火曜日にディスカッションを実施しています。すべての歯科医師がそれぞれ担当している症例と患者さんの治療計画を発表し、「それは違うんじゃない?」などディスカッションを行っていますよ。

より良い治療に向けて「インフォームド・チョイス」を

歯科医療は進化を続けていますね。

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歯の治療には、世界的に見て潮流があります。60年代は噛み合わせ、70年代は歯周病、80年代はインプラント、90年代は審美面に配慮した治療が注目されました。日本の場合、この世界の流れから10年遅れてその潮流がやって来ます。現在もインプラントや審美面に配慮した治療は注目されていますが、最近はミニマムインターベンションという考え方が浸透してきました。これはなるべく歯を傷つけずに、自分の歯を長持ちさせるという治療法です。薄くても割れにくい材料を活用するため、より質の高い治療が期待できます。今は患者さんもインターネットなどで情報を得ることができますし、ミニマムインターベンションのことも自然と広まっているように感じています。

いい治療を受けるために、患者さん側がすべきことはありますか?

歯科医師と患者さんがインフォームドコンセントを理解し、同じ治療のゴールをイメージすることが重要です。というのも、患者さんが「前歯をきれいにしたい」と思っても、歯科医院でどこまで治療できるかはわからないものですよね。反対に、歯科医師側も患者さんがどこまできれいにしたいと思っているかはわかりません。だからこそ、インフォームドコンセントが大切なんです。歯科医師は情報をわかりやすく伝えなければなりませんし、患者さんもどんどん質問をいただきたいなと。良い歯科医師なら適切な情報を与えてくれるはずです。それらの情報の中から患者さん自身がチョイスしてください。これは患者さんの義務かもしれません。「インフォームド・チョイス」こそが、ゴールへの近道にもなると考えています。

患者さん自身が積極的になることが、より良い治療につながるわけですね。

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自分自身の口腔内のことですから、どんな治療にするかを歯科医師と積極的に話し合っていただきたいですね。僕は病院・クリニックを育てるのは、患者さんだと思っています。いくら歯科医師が「ここではこんな治療ができる」と言っていても駄目。患者さんが「こんな治療を望んでいます」とお話しされて、そのご要望によってクリニックは変わらなければなりません。クリニックを変えてくれるのは、患者さんご本人なんです。また、良い「インフォームド・チョイス」や積極的な治療のためには、ホームページを見るだけではわかりません。まずは、歯科医院に行って相談していただきたいなと。そこで違うと感じたら、別の歯科医院に行けばいいと思います。このようにして、かかりつけと呼べる長いお付き合いのできる歯科医院が見つかればいいですね。口腔内のメンテナンスという枠を超え、健康そのものにも興味を持てるようになりますから。

多様な治療法からチョイスするのに、遠慮はいらない

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

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確かに寝ている時間以外は、歯のことばかり考えているかもしれません(笑)。最近はこんな生活を妻が心配し、週末に温泉旅行などをセッティングしてくれています。先日も仕事終わりに迎えに来てくれて、近場の箱根に行きました。おいしいご飯を食べて、温泉に入りましたよ。また、僕は海がとても好きで、若い頃はダイビングに熱中していたんです。子どもが大きくなると一緒にダイビングにも行きましたが、最近はあまり出かけていません。ちなみに、息子は歯科医師になりました。当院で一緒に診療をしていますが、歯科医師としてめざす治療が異なることも当然あります。お互いに尊重し合い、ディスカッションを重ねながら治療に取り組んでいますよ。

大学や診療、研究、講演会、執筆。さまざまな活動の原動力となっているのは何でしょう?

僕はこの仕事が面白いんです。忙しいですが、家族のおかげで随分助けてもらっています。そして同様に、患者さんにも感謝を伝えたいです。冒頭でなんとなく歯学部を選んだと言いましたが、歯学部の5年生の後半から実際に患者さんを診てきました。新米の僕に対して「ありがとう」と患者さんが言ってくださる。頼られているんだと衝撃を感じましたし、しっかりしなくちゃと思いましたね。この頃から真剣味が加わり、ここまで歯科医療を追求し続けることになりました。僕がここまで頑張って来れたのは、患者さんのおかげです。たくさんの患者さんの治療データが僕にとって最大の財産です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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歯科医療は進化を続けています。正直、先端機器を駆使した幅広い治療を一人の歯科医師が行うのは難しい時代になってくるのかなと。アメリカや欧米のように、虫歯の専門や歯周病の専門、かぶせ物の専門など歯科医師の専門も分かれてくるのではと考えています。保険診療だけでは治療が難しく、自由診療に特化した歯科医院も増えてくるかもしれません。患者さんには自分自身がどうなりたいか、どこまで治療したいか、どんな治療をしたいかなどをしっかり考え、歯科医院や治療法を選んでいただきたいですね。多様な選択肢がある中で、歯科医師に「こうなりたい。ここまでしてもらいたい」ということに、遠慮は必要ありません。歯科医師も患者さんもともに「イメージ・ザ・ゴール」です。僕自身も患者さんがより良い選択ができるように、丁寧な説明を心がけていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~ ポーセレン・ラミネートベニア/8万円~

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