デジタル印象で精密さにこだわった
5年保証のセラミック治療
こう歯科クリニック
(大阪市港区/大阪港駅)
最終更新日:2025/09/05


- 自由診療
金属の詰め物やかぶせ物は、口の中で電気を発生させる可能性がある。何かを噛んだ拍子にビリっとする違和感が起こり、いつそれが来るかわからないのは不安もあり気分も良くない。そんな状況を改善してくれるのが、セラミック素材だ。自費診療となるため、少々高額ではあるが、再治療の可能性の低減も図れるため、長い目で見ると財布に優しいのではないだろうか。「だからこそ、当院では保証期間も長いセラミックを選んでほしい」と熱く語る「こう歯科クリニック」の太田啓介院長。同院では治療にデジタルシステムを導入し、精密なデータを長年付き合いのある技工所と連携することで、患者が納得のいくセラミック歯をめざせる。「患者さんが見えないところまでこだわるのは、私の責任」と真っすぐに話す太田院長に、同院のセラミック治療について聞いた。
(取材日2025年8月7日)
目次
プラークがつきづらく変色しにくく金属アレルギーの心配もない。5年保証のセラミック治療で安心を届けたい
- Qセラミック修復治療のメリットを教えてください。
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A
▲「患者が見えないところまでこだわっている」と話す太田院長
まず言えるのは、金属やプラスチック素材よりも圧倒的にプラークがつきにくいことですね。表面が滑らかな素材なので、歯垢がつきにくく、虫歯になりにくいという特徴があります。また、天然歯に近い白さで時間がたっても変色しにくい素材です。歯科治療に使う素材が健康に及ぼす影響で金属アレルギーが心配されますが、セラミックは医療用の陶器なので、金属アレルギーの心配もありません。まったくゼロというわけではありませんが、もし見つかったら論文を出してもいいほど相当レアケースなので、まずないと言っていいと思います。細かく色調整ができるタイプを選べば、美しいだけでなく周囲の歯と違和感がないように仕上げることもできます。
- Qセラミックは治療費が高額なイメージがあります。
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A
▲待合室は広く、待ち時間もリラックスして過ごせる
どの素材にも長所、短所はあります。しかし金属は熱に反応して膨張し、冷やされると収縮するため、どうしても歯との隙間ができやすく、二次カリエスの確率が上がります。その点セラミックは歯に近い材質なので隙間もできにくく、再治療のリスクも低いです。保険適用外の治療のため、「高い」と敬遠する方も多いですが、治療する価値はあると思います。といっても保険診療をないがしろにするつもりはありません。経済的負担が少なく、早く仕上げられるので、保険でも全力で治療させてもらっています。ただ総合的にセラミックのほうがメリットが多いため「昔入れた銀歯が気になる」「歯を白くしたい」という方には、セラミックをお勧めしています。
- Q治療の流れや、治療時に心がけていることについて伺います。
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A
▲事前にしっかりと説明を受けてから、治療を開始する
まずは治療に使う材質について並列に説明をして、選んでもらうことを心がけています。保険でも白い歯を入れられますが、システム上保証は2年で再治療の可能性があります。セラミックは自費治療ですが、当院では5年の保証期間を設けています。それらをしっかりと説明をし、材質を選んでもらったら、治療開始です。削って型を採り、装着、完成という流れになります。当院は口腔内光学スキャナーで型採りを行っていて、口の中から直接データを採取できるので、精密な印象が作れます。上下の歯を型採りした場合でも、3分ほどで終わるので、患者さんもお口を開けている時間が短く、負担も少ないです。
- Qこちらで使っているセラミックの種類を教えてください。
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A
▲口腔内光学スキャナーを使用し、短時間でデータ採取が可能
当院では、ジルコニアの上にセラミックを乗せたタイプの「ジルコニアオンセラミック」をメインとしており、その他「ジルコニア」もケースに合わせて使い分けています。ジルコニアは単色の真っ白な素材で、金属を一切含んでいないためどなたにも安心ですが、一方で色味の調整があまりできず、自然な仕上がりにはある程度限界があります。その点、ジルコニアオンセラミックは色味が細かく合わせられるという特徴がありますので、自然な仕上がりを追求できます。その他、ガラスセラミックスを強化した素材もラインナップしていますが、多数歯には不向きな材質のためインレーとして使用しています。
- Qセラミック治療を行う際にこだわっていることはありますか?
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A
▲歯科技工士と密に連携を取り、患者の希望に合わせた治療を行う
気心の知れた旧知の付き合いの歯科技工士さんと、がっちりタッグを組んで仕事をすることで、患者さんの希望どおりの詰め物、かぶせ物を提供することにこだわっています。技工物のクオリティーは治療の質に直結しますので、信頼する技工士と密に連絡を取っていくことが必要不可欠です。患者さんがわからない、見えないところまでこだわることが私の責任ですし、きれいなだけでなく長く持たせるために何が必要で、材質はこれでいいのかなど相談することもあります。また、初診は1時間が基本です。患者さんが求めていること、価値観を理解するために必要な時間だと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはガラスセラミック/詰め物:6万6000円~ かぶせ物:11万円~、フルジルコニア/詰め物:6万6000円~ かぶせ物:11万円~、ジルコニアセラミック/かぶせ物:16万5000円~