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本城 孝浩 院長の独自取材記事

医療法人 本城歯科医院

(北九州市戸畑区/戸畑駅)

最終更新日:2025/02/25

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院 main

「院内を見てもらってもおわかりいただけると思いますが、かなりの鉄道好きです」。そう話すのはJR「戸畑駅」の駅ビル2階にある「本城歯科医院」の本城孝浩院長だ。駅構内から直結しているため、雨の日も濡れずに受診できる同院は、1999年の開院以来、地域密着型の歯科医院として親しまれてきた。人との絆を大事にしているという本城院長は、大学時代から戸畑祇園大山笠にも参加。患者と山笠の話で盛り上がることもあるそうだ。診療内容は小児歯科から一般歯科、歯科口腔外科、インプラント、矯正、訪問診療まで幅広く対応。地域の頼れるかかりつけとして、老若男女問わず日々多くの患者が訪れているという。患者にとって「安心・安全な治療の提供」をすべく、さまざまな取り組みを行っている本城院長。その診療に対する思いにふれた。

(取材日2022年1月5日)

全身管理を身につけるため、医学部の口腔外科に入局

幼少期はさまざまな土地で過ごされたそうですね。

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院1

ええ、生まれたのは大阪市ですが、父が転勤の多い仕事をしていましたので、いろんな土地を転々としました。そんな中、幼少期は愛知県の田舎に長く住んでいまして、遊んでばかりいる子だった記憶があります。ただ、当時は両親を悩ますほどの歯医者嫌い。金属音や鋭利な治療器具などが苦手で治療を拒絶していました。それがある先生との出会いで一変。歯医者は怖いところではないとわかると、絶対に口を開けることがなかった私がいとも簡単に口を開け、一人で治療を受けられるようになったんです。かなり強く印象に残っていたのか、小学校の高学年ではすでに歯科医師になりたいと思っていました。その夢は中高生になっても持ち続け、九州歯科大学へ進学。大学では山登りをしたり、戸畑祇園大山笠にも参加したりしていましたので、思えばその頃から地域と深く関わりを持っていましたね。

大学卒業後は、産業医科大学の口腔外科へ入局されたとお聞きしました。

全身管理ができるようになりたいというのが理由でした。お口というのは体の一部ですので、全身について知っておかないと診ることはできないと思っていたからです。そういったことから、歯学部の口腔外科ではなく、医学部の口腔外科を選択しました。7年いましたので、実にさまざまな症状の患者さんを診させてもらいましたね。どんな症状であっても知識がなければ診ることができません。あらゆることを想定し、医科のドクターと連携を取りながら安心・安全な治療を進めていくというのを一番に考えていました。

では、口腔外科で7年研鑽を積まれた後に開院という運びになったのでしょうか。

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院2

そうです。口腔外科での勤務を経て1999年の開院に至りました。私が鉄道好きというのもきっかけの一つではありますが、それ以外にもいろんなご縁があり、戸畑駅の駅ビルにて開院という運びになりました。院内からも鉄道好きが至るところから感じられるからか、お子さんから質問されることも多いんですよ。患者さんはお子さんから高齢者までいますので、診療もさまざまな内容に対応できるようかなり幅広いです。口腔外科出身ですので、開院当初は今のような診療内容ではありませんでしたが、さまざまなニーズに対応できるよう、これまでの25年、ほぼ毎週どこかで勉強をしていましたね。

安心・安全かつ患者にとって満足度の高い治療の提供を

先生の熱意はどういった思いからなのか教えていただけますか?

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院3

患者さんには私が考える最高の医療を提供しなくてはならないという思いからですね。そのためには自分よりも優れた先生から多くの知識と技術を学ぶことが重要ですから。歯科医院の立地も大事だけど、きちんとした治療をしなければ患者さんは絶対に続けて診てもらおうとは思いませんよね。知識、手技ともにしっかりと身につけているからこそ治療ができて、初めて患者さんとの信頼関係ができると思っているんです。そうしてきた結果、いつの間にか多くの方が20年以上通ってくださり、日々多くの患者さんで待合室が埋まっている状況に。口腔外科は内科や小児科からの紹介で来られる方もいますし、一般歯科、小児歯科、審美、矯正とさまざまな診療を行っています。中でも特に力を入れているのが入れ歯です。これは十数年前から注力していまして、希望される患者さんも多いんですよ。

地域の高齢化も入れ歯治療に注力されている要因でしょうか。

もちろん。北九州というのは全国の政令指定都市の中でも特に高齢化率の高い都市です。その中でも戸畑区は上位に位置しているんですね。そこで、入れ歯に力を入れなければ困る患者さんが増えると思ったのが一番の理由です。中には高齢になり通うのが困難になった患者さんもいらっしゃるので、そのような方に限り訪問診療も行っています。ですが、新患の方に関しては、基本的に訪問診療は行っていないんですよ。というのが、外来にたくさんの患者さんが来られるため訪問する時間を捻出できないんです。今後はもっと考えていかなくてはならない部分ですが、現段階では外来診療で手一杯というのが正直なところ。4世代で通われているご家庭もありますし、地元のお祭りにも参加していますので、そういったことも当院をご家庭のかかりつけにしてくださる要因の一つだと思います。

戸畑祇園大山笠には大学の頃から参加されているそうですね。

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院4

ええ、だから意図的にとかではなく、結果的に地域密着型になったという。自然と地域とのつながりが深まっていったんですよね。私が診療で最も重視していることは、まず安心・安全な治療と、患者さんの満足度の高い治療の提供。この2つがしっかりクリアできていれば必ず患者さんは続けて来院してくださると私は考えています。感染防御もしかりで、感染症に対応している医療機関と同じようなレベルの対策に努めています。やはり患者さんが目で見て得られる安心・安全を提供していくことが大事だと思っているので、今スタッフとともに力を入れて取り組んでいます。全身管理と感染防御に取り組む姿勢の根底にあるのは、患者さんが安心・安全に通える歯科医院でありたい。この思いなんです。

これまで培ってきた技術や知識を次世代へつなげたい

その思いや経験をどのように次世代へつなげていこうとお考えですか?

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院5

今年の春に次女が歯科大学を卒業するんですね。卒業後2年間は、たまたま私がいた病院に研修医で行くことになっているので、そこで経験を積んだ後にここへ戻ってきてくれた場合は、しばらく一緒に診療を行って私は院長の座を降りようと思っています。診療は変わらず続けますが、私の思いだけでなく、技術や知識も次世代へつなげていかなければなりませんので、そこをうまく伝えていきながら娘がメインとなるようにと考えています。そうなると、新しいものも受け入れなくてはいけませんから、自分が前に前にという姿勢でやろうとはまったく考えていません。じわ~っとフェードアウトしようと思っています(笑)。

趣味の鉄道や戸畑祇園大山笠への参加など、ご自身の楽しみにも時間が使えるようになりそうですね。

鉄道に関しては現状にとどめておかないと。院内を見ておわかりいただけると思いますが、これ以上、鉄道関係の物が増えると間違いなく家族に止められますからね。でも、ばれない程度にこっそり買うかもしれません(笑)。戸畑祇園大山笠への参加は70歳までは頑張りたいなと思っています。ですので、あと15年くらいは出たいですね。一番の楽しみは娘が戻って来てくれることかな。今、限られた方にしか訪問診療が行えていませんので、場合によっては娘が外来、私が訪問診療にシフトしていくかもしれませんね。そうすれば、もう少し診療の幅を広げることができますから、そのような部分で私がサポートしていけたらな、とは思います。

では、最後に読者へメッセージをお願いします。

本城孝浩院長 医療法人 本城歯科医院6

今の世の中、感染症に敏感になられている方も多いと思います。当院は、その方たちのご不安をできる限り払拭できるよう感染症対策にはかなり力を入れて取り組んでいますし、それがベースにあるからこそ培ってきた技術や知識を提供できると思っています。患者さんが不安に思っておられることがあれば、それを取り除いてあげられるようさまざまな策を講じることが第一。そうでなければ、私が考える安心・安全な治療の提供にはつながらないと考えています。10人のスタッフともしっかりとコミュニケーションを取り、患者さんにとって最良の医療をお届けできたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、セラミック治療/8万8000円~、全顎矯正/35万円~、部分矯正/1万円~、入れ歯/22万円~55万円

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