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山本 哲也 院長の独自取材記事

やまもと歯科

(堺市南区/栂・美木多駅)

最終更新日:2023/08/23

山本哲也院長 やまもと歯科 main

泉北高速鉄道線の泉ヶ丘駅から車で約7分のところにある「やまもと歯科」は、一般歯科・小児歯科・訪問歯科診療などさまざまな治療に対応する地域に根差したクリニックだ。歯科の怖いイメージを払拭すべく、患者とのコミュニケーションを大切にし、詳しい説明と的確な治療をモットーに日々診療を行っている。患者の気持ちをくみ取りながら痛みに配慮した治療を心がけ、小児矯正歯科にも力を入れているという山本哲也院長に、診療の際に心がけていることやブラッシングのアドバイス、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2019年4月22日)

地域医療に貢献したくて開業

先生が歯科医師をめざしたきっかけは?

山本哲也院長 やまもと歯科1

中学生の頃から医学に興味を持ち、医療関係の仕事に就きたいと思い始めたのがきっかけです。私の父はサラリーマンだったので、「自分は会社員というよりも、何か資格を取り、手に職を持ちたい」と考えていました。ただ当時は、医学部と歯学部の違いもよくわかっていませんでしたけどね。高校卒業後は広島大学歯学部に進学しました。広島は大阪と比べるとこぢんまりとした街でしたが、とても住みやすかったです。私鉄もなく、車社会だったので、ドライブに出かけたり、部活に専念したりしながら、キャンパスライフを満喫していました。部活はバレーボール部に所属していたんですが、5年生の時に歯学部の大学対抗の全国大会で目標としていた成績を出せたことが一番の思い出です。

開業までの経緯をお話しください。

私たちの時代は研修医制度がなかったので、大学卒業後はすぐ大阪に帰ってきて、堺市にある香川歯科といういくつか分院があるクリニックに勤めました。3年目からは分院長も経験し、良い経験になったと思います。本院の院長はハキハキとわかりやすく説明される女性の先生で、患者さんにすごく優しく、コミュニケーションの大切さを学びましたし、技術面においては院内で月1回行われるミーティングで勉強させていただきました。8年間勤めた後、妻の祖母から「動けないけど、歯を治してほしい」と言われたことがきっかけで、妻の実家近くでの開業を考えるようになりました。また、それまでも堺市で勤めていたので、今までと同じような地域医療ができると思ったのも選んだ理由の一つです。

先生が力を入れている診療の分野は?

山本哲也院長 やまもと歯科2

特に小児の矯正歯科に力を入れています。もともと矯正には興味がありましたが、お子さんの歯並びを気にされるお母さんから「早いうちにどうにかしてほしい」と相談を受けるケースが増えてきたからです。お母さんたちには「大人になったら、こんなふうになる可能性がある」と説明した上で、早い段階で顎を広げてあげる治療を提案するとともに、口の開け方や呼吸の仕方といった機能訓練の指導もしています。実は、口で呼吸をすると上顎が縮まるともいわれており、鼻の通りが狭くなる上、舌の使い方が影響して歯並びが悪くなる可能性もあります。なので口ではなく、鼻で息をすることがポイントです。矯正は早ければ幼稚園の頃くらいから治療を始める子もいますが、小学校低学年の時期が一番重要になってきます。大人になってからでは抜かないと矯正できないこともありますが、早い段階だと抜かずに進められる場合も多いですし、治療期間も短く済むかもしれません。

安心して受診できるような空間づくりを

このクリニックの特徴をお話しください。

山本哲也院長 やまもと歯科3

歯科というのはどうしても怖いイメージがあるので、少しでもリラックスして治療を受けてもらえるよう、院内の壁はガラス張りにして開放感を持たせ、白を基調とした明るい空間にしています。緑があるとリラックスできますよね。そのため、窓からは庭が見えるようにしています。また、車いすの患者さんにも対応できるよう、通路や診察室も全体的に広めに設けています。待合室にはキッズスペースがあり、小さな子ども連れの患者さんでも安心して受診してもらえるよう、治療中はスタッフがお子さんを見ています。ユニットは3台、歯科用CTやパノラマレントゲン、矯正用のセファログラムを導入しています。また、滅菌もしっかり行い、清潔感のある空間を心がけています。

診療の際、患者さんにどんなことを心がけていますか?

できるだけ気持ちを楽に受診いただくためにも丁寧にカウンセリングし、説明をしっかりすることを第一に心がけています。診療を進める際には患者さんに納得してもらってから治療に移りますし、できるだけ痛くないよう表面麻酔をした上で、麻酔の針は細いものを使うように配慮しています。また、歯を削る際のタービンの音が怖いという患者さんには、レーザー治療を併用することもあります。診療スタイルとしては、1本の歯を見るのではなく、口の中全体を見ること。例えば虫歯で来られた患者さんでも、きれいな口腔内を保つためにはどういう治療をすればいいのかを含め、長持ちさせるためのアドバイスをしています。歯というのは治すたびに削られて寿命が短くなってしまいますので、予防するに越したことはありません。しかし、どうしても治療しないといけない場合に関しては、どうすれば長持ちするかを考えながら治療にあたっています。

ブラッシングの指導もされていると聞きました。

山本哲也院長 やまもと歯科4

子どもの場合は、歯周病よりも虫歯予防が大切になってきますので、一番大切なのは奥歯をしっかり磨くことです。フッ素入りの歯磨き粉でしっかり磨いて、磨き残しがないように、できればおうちの方が仕上げ磨きをしてあげるといいですね。大人の場合はどちらかというと歯周病予防が大切になりますので、歯と歯茎の境目をしっかり磨くことを意識してみてください。歯垢がたまるとそこから歯茎が腫れてきますので、境目をしっかりケアすることが重要です。表面だけ磨いていても、きちんと歯垢が取れていないことが多いので、ブラッシングには5〜10分くらい時間をかけてもらうのが理想的です。磨く回数は、毎食後の3回と寝る前です。寝ている間には菌が繁殖するので、朝起きたときにすぐ歯磨きができなかったら、まずうがいをして、食後にまた磨くことをお勧めします。

一人ひとりに責任を持てる歯科医師に

スタッフさんたちの雰囲気がやわらかいですよね。お子さん連れの方も通いやすそうです。

山本哲也院長 やまもと歯科5

ありがとうございます。私から見ても、どのスタッフも患者さんに対してとてもやわらかく接してくれているように感じています。特にお子さんは歯科に苦手意識を持ってしまうことが多いものですから、スタッフ一同、恐怖心を与えないように気を配っていますね。スタッフの中には子育て世代の人もいますし、それ以外のメンバーもお子さんと接するのには慣れています。また先ほどお伝えしたように、保護者の方が治療を受けている間はキッズスペースでスタッフがお子さんをお預かりすることもできます。ですから小さなお子さんがいらっしゃる皆さんにも、安心してご利用いただけるのではないかと思います。

今後の展望についてお話しください。

やはり一期一会ですので、一度来てくれた患者さんとは一生のお付き合いをしていきたいと思っていますし、一人ひとりの歯の健康に責任を持って、最後まで診療に携わっていける歯科医師になりたいと思っています。クリニックとしては、子どもも大人も含めて矯正に力を入れていきたいです。歯列矯正というのは治療期間も長いですし、歯科医師と患者さんとの関係構築が重要になってくると思います。なので一生付き合っていける先生として信頼してもらうためにより一層努力していきたいですね。また、良いクリニックをつくっていくためにはスタッフたちとのコミュニケーションも大切なので、患者さんはもちろん、スタッフ同士も仲良く、さらに居心地の良い空間にしていきたいと考えています。

読者の皆さんにメッセージをお願いします。

山本哲也院長 やまもと歯科6

歯科ってどうしても怖いイメージがあると思うんですが、病気になってから通院するのではなく、予防や健康のために通うことが大切です。当院では、症状が悪化してしまう前の健康維持のために、気軽に通ってもらえるような空間づくりをしていくことを第一に考え、地域の皆さんのお手伝いができたらと思っています。そのためにも定期検診として、3ヵ月〜半年くらいのペースで受診していただきたいですね。悪いところがなくても、歯石を取るだけでも気軽に来てほしいです。歯科に行く習慣をぜひ身につけていただきたいですし、どんな些細なことも相談に乗りますので、心配だと思ったら早めにお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正:5万円~
審美歯科:ホームホワイトニング 片顎3万円~/両顎5万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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